ひな祭りの意味や由来とは?子供に聞かれて答えられる?

3月3日はひな祭り。女の子のママは腕の振るいどころです!でも、その意味や由来を知っていますか?

今年は、子どもたちに聞かれても大丈夫なように、しっかり予習しておきましょう♪祝い方や、お膳の料理など知れば知るほど奥が深いひな祭り。もっともっと楽しめますよ!

ひな祭りの由来と意味

ひな人形を飾る「ひな祭り」が一般化したのは江戸時代。
室町時代に中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」が元となっています。当初は、女の子だけに限らず、季節の変わり目に健康を願い、川で身を清めて汚れを祓う神事でした。

女の子の健康と幸せを願うようになったのは、平安時代以降。身代わりの紙人形に穢れを移して川に流す「流しびな」から、ひな人形へと形を変えて現在に至ります。

ひな祭りの祝い方

ひな祭りにはひな人形を飾り、お祝いのお膳をいただきます。いくつか定番のものがあるのでご紹介。1つでも押さえておくと、ぐんとお祝いらしくなりますよ。

ちらし寿司

ひな祭りと言えばちらし寿司!その理由については諸説ありはっきりしませんが、縁起がよく彩りの良い海老をはじめ、錦糸卵、菜の花などをのせれば、春らしい華やかなお膳になりそうです。

酢飯を作るのにボウルなどで代用している人が多いかもしれませんが、1つあると便利なのがお寿司の器。昔ながらの寿司桶よりもオシャレでテーブルにそのまま出す事ができ、作りやすさはそのままなのでおすすめですよ。

【商品名】ちらし寿司の器(こね鉢)
【メーカー】小椋製盆所
【価格】9280円

はまぐりのお吸物

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はまぐりの貝殻は、元々対になっている貝殻以外とは合いません。このことから「一生一人の人に添い遂げる」という願いが込められ、ひな祭りに食べるようになりました。

ひな祭りの時期には、スーパーでもはまぐりが陳列されるので手に入れやすいですね。インターネットで購入する場合は、産地が選べるのが魅力。

ひし餅

緑、白、ピンクの3色の餅を菱形に切り、重ねた「菱餅」。

実はこの色には意味があります。緑は「健康」「長寿」「大地」、白は「清浄」「雪」、ピンクは「魔除け」「桃」。娘の健康を願うとともに、「雪解けの大地に桃の花が咲く」春の景色を表しています。

元々緑は「よもぎ」、白は「ひしの実」、ピンクは「クチナシ」で色付けしており、それぞれ増血効果、血圧を下げる効果、解毒作用があると言われています。

お餅で食べても良いのですが、ここは少し変り種をご紹介。写真の「菱餅」のように見えるものは…実は「かまぼこ」なんです!

【商品名】菱餅かまぼこ(大)
【メーカー】長谷井商店
【価格】626円

雛あられ

雛あられの色にも上の菱餅と同じ願いが込められています。もち米(お餅)からできていて、一口サイズで食べやすいので小さな子どもも喜びそう♡
色は分からなくなっちゃいますが…雛あられにチョコをかけた「ひなちょこ」など、現代風にアレンジされたものでお祝いしてみるのもいいですね♪

【商品名】ひなちょこ
【メーカー】とよす株式会社
【価格】346円

白酒

白酒はみりんに蒸した米や麹を混ぜて熟成されたもので、「お酒」なので子どもは飲むことができません。
そこで、子どもにおすすめしたいのが「桃のジュース」。「白酒」の由来となった「桃花酒」(桃の花びらを漬けたお酒)に近く、邪気を払うと言う桃のパワーを取り入れる事ができそうです。

【商品名】信州産白桃ジュース 千曲の滴
【メーカー】寿高原食品株式会社
【価格】3456円

こんな楽しみ方はいかが?

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お雛様を飾ったり、行事食を食べたり…ひな祭りはそれだけで楽しいもの。華やかな女の子のお祝い気分はそれだけでも味わえますが、ちょっと昔にタイムスリップした楽しみ方をしませんか?

使うのは、お吸物で食べた「はまぐりの貝」。平安時代に行なわれていた貝の模様を合わせる「貝覆い」をしてみましょう。

実は筆者も子どもとしたことがあるのですが、意外と盛り上がります!テレビも消して、貝の模様をじ~っと見ていると、時間がそこだけ平安時代に戻ったよう…。
本来は360個の貝を用意して行いますが、大変なので食べた貝殻だけで行いましょう。洗って乾かしてから、対になっているものを1つずつにバラします。本来の方法とは異なりますが、貝の模様がある方を伏せて神経衰弱のようにして遊ぶと楽しいですよ。分かりやすいように絵を描いても良いですね。

「貝覆い」は一部の小学校の国語の教科書にも扱われています。

出来る範囲で取り入れて

いかがでしたか?ファミリーで楽しんでもいいし、お友達と一緒にひな祭りパーティーもいいですね。おもてなし好きのママはぜひ企画してみて♪

用意が大変…とブルーになっちゃうママやパパもいるかもしれませんが、大切なのは娘を思う気持ち。ひな人形を飾りながら生まれた時の話をしたり、ひな祭りの由来を説明するのもおすすめです。加えて、できる範囲で行事食を取り入れるとひな祭りの良い思い出になりそうですね。