京都市左京区にある寺院。天台五ヶ室門跡の一つとして知られています。御殿門から入り、客殿、宸殿を抜けると阿弥陀三尊が収められている往生極楽院へとつながります。可愛らしい表情のわらべ地蔵や弁財天、観音菩薩坐像など、歴史を感じさせる彫刻は必見。主に護摩祈祷が執り行われる金色不動堂には金色不動明立像も。境内には紫陽花や楓が植えてあり、梅雨期や秋から冬にかけての紅葉は見事。御朱印は2か所で頂くことが出来ますよ。
あの金閣寺、銀閣寺の総本山である相国寺。境内は自由に散策できますが、参拝は特別拝観の時だけになります。 敷地内はあまり観光客がいなくて、静寂に包まれています。常照皇寺から寄贈された「九重桜」は国の天然記念物になっていて、幹回り4.4mという巨木も見ることができます。子ども一押しは法堂の鳴き龍。一番の特徴は鳴き声がピカイチ。天井に書かれた龍の絵の下で手を叩くと龍が鳴くのです。大興奮間違いなし!
青蓮院門跡は、古くより皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院。寺院はとても静かで京都の情緒を味わえます。個人では参加できないのが残念なのですが、夜間特別に修学旅行生に「修養会」という、体験学習を開催しています。境内は外からは想像もつかないほど広大で、庭の一つ五ヶ室門跡は2010年に公開された映画「大奥 男女逆転」のロケ地にもなった場所です。華頂殿は、嵐の二宮和也さんが座り、お香の匂いをかぐシーンが撮影された場所でもあります。
塀のない寺、常寂光寺は京都の歴史あるお寺のひとつです。紅葉スポットとしても有名で、紅葉の時期には境内は360度の紅葉景色を楽しめます。竹林や多宝塔など、日本の良さが感じられるようなスポットもたくさんあり、どこか懐かしい気持ちになれるかもしれません。
真言宗泉涌寺派の総本山で、1月に行われる七福神めぐりで有名な寺院です。空海がここに草庵を結び、法輪寺としたのが始まりと言われています。皇室とのつながりが深く御寺とも呼ばれ、天皇陵や皇妃、親王陵墓など39の陵墓があります。境内には仏殿、楊貴妃観音堂、舎利殿など、歴史的価値の高い建造物や展示物がたくさんあります。秋にはきれいな紅葉を観賞することもできますよ。
京都の西に位置する妙心寺の山内には40余りの塔頭があり、その中でも屈指の古刹として知られている退蔵院。国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)などが見学でき、池泉回遊式庭園の余香苑(よこうえん)では四季折々の綺麗な風景を堪能できます。
3歳で亡くなった豊臣秀吉の愛児鶴松が祀られているとされる、智積院。複雑な歴史を辿り、現在では真言宗智山派の総本山とされています。境内はとてもきれいに整えられており、木々が多いため四季折々の景色を楽しめます。また、とても立派な庭園があるのですが、千利休のお弟子さんが造られたとのことで、非常に見応えがあり、こちらも四季折々の花や植物で楽しむことができます。建物もとても立派で、金堂には大日如来像が、明王殿には、智積院の歴史に深く関係する根来から持ってきたという不動明王像が祀られています。子を思う親の気持ちと関せず動いていった時代。そんな歴史の一面を子どもさんとお話するのに良い場所ではないでしょうか。
浄土宗総本山である、知恩院。法然が没した地に建てられたこの知恩院は、江戸時代に入ってから今のように大規模な伽藍が建てられたそう。何度も災害に遭いながら、再建を繰り返してきた歴史は、今もなお信仰されている宗教の深さを感じられます。建物はどれもとても歴史ある立派な建物で、御影堂や三門など見応え十分。また、知恩院には7不思議と言われる不思議な言い伝えが残っているそう。子どもさんとそんな不思議を探しながら、知恩院を巡ってみてはいかが。
京都市下京区にある寺院。境内には本堂である阿弥陀堂や御影堂など、20余りもの建造物があり、いくつかは国宝や重要文化財に指定されています。金閣、銀閣とともに京都三名閣の一つに数えられる飛雲閣もありますよ。名宝一文字茶碗や親鸞聖人影像鏡の御影は必見。縁側には節穴や亀裂修復のため、埋め木がされており、ユニークなその形から職人の粋を感じられる場所も。「逆さ銀杏」の異名をもつ樹齢約400年の大銀杏は、京都市の天然記念物。
第59代宇多天皇が光考天皇の遺志を継いで仁和4年に完成させた寺。世界遺産に登録されています。京都3大門のひとつである仁王門、国宝の金堂、重要文化財の五重塔、御影堂、観音堂、御殿内には遼廓亭、飛濤亭などがあります。春は桜が美しく、国の名勝にもなっている御室桜が有名。境内には宿泊・研修施設の御室会館があり、和食処・梵にて食事ができる他、朝のお勤めに参拝することも可能です。非公開の金堂を特別に体験してみてはいかが。
浄土真宗「真宗大谷派」の総本山で、「真宗本廟」と呼ばれています。境内には御影堂、阿弥陀堂をはじめとした歴史的価値の高い貴重な建造物が点在しています。四季折々の花が咲く美しい庭園やギャラリー展示など見どころも充実していますよ。
天台宗・大原寺の僧坊のひとつとして創建された寺院。山門から入るとすぐに、樹齢700年の五葉の松がこの寺のシンボルとして迎え入れてくれます。客殿に設けられた「額縁の庭」は、柱と柱の空間を額縁にみたて鑑賞する庭。水琴窟が奏でる音を愛でながら、拝観と共に供される抹茶と茶菓子を頂く事ができます。江戸中期作の「鶴亀庭園」、伏見城で自刃した武将達を供養する「血天井」、楽園の境を創作した「宝楽園」などが見どころです。
紅葉の名所としても有名な、由緒あるお寺。敷地内には池や日本庭園が美しく整えられ、四季折々に花々を楽しめるようになっています。秋に紅葉で彩られた参道を散策すれば、赤や黄色の色とりどりの木々に、子どもも目を奪われること間違いなし。11月は夕方になると境内がライトアップされます。幻想的な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。
平安時代に建立され、新撰組ともとても縁の深い、壬生寺。文久3年に壬生の地で結成された新鮮組は、壬生寺の境内は武芸や大砲の練習がされていたそうです。また、壬生寺境内の池の中の島には壬生塚という幕末の新撰組隊士のお墓があり、近藤勇など11名が祀られているとのこと。その他にも、大念佛堂や千体仏塔など多くの歴史ある建造物などを見ることができます。境内には近藤勇の像や資料室に新撰組についての展示があるので、子どもさんも歴史の世界に興味を持ちやすいのではないでしょうか。
聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建てられた尼寺。平家物語に登場する建礼門院隠棲のゆかりの地として知られています。平成12年に放火によって焼失してしまったため、現在の本堂は平成19年に再建されたもの。境内には御神木の千代姫小松、四方のどこから見ても正面となるよう工夫された四方正面の池、豊富秀頼が寄進したといわれる雪見灯籠、諸行無常の鐘楼などがあります。現代人の癒しになるよう、静かに優しく佇むお寺です。