2016年の幕開けももうすぐですね。年が明けたら、子どもたちにお年玉をあげるというイベントがやってきます! 新年からバタバタしたくはないですから、ぜひ今年のうちに準備しておきたいものです。
でも、いくらあげればいいの? お年玉のマナーってあるの? など疑問はつきません。大人としてしっかりマナーを守るためにも、子どもたちを笑顔にするためにも、知識をつけておきたいところ。
今回は、気になる最近のお年玉事情についてご紹介します!
なぜお年玉をあげるようになったの?
そもそも、どうしてお年玉をあげるようになったのか、気になりますよね。実は元々はお金ではなくお餅だったのだそうです。お供えした鏡餅を分けたことがはじまりだとか。
語源としては色々な説がありますが、「玉」は元々「魂」で、歳神様の魂が宿っている餅であることから「御歳魂」→「お年玉」になったという話もあります。
次第に餅だけでなく品物やお金を贈ることも増え、現在のように段々と「子どもにお金を贈る」という風習になっていったのですね。
お年玉は、いくらあげる?
毎回迷ってしまうのは、「いくら渡すのか」ということ。まずは相場を見ていきましょう。ソニー生命が行った調査によると、年齢別に最も回答が多かった金額は次の通りです。
・幼稚園&保育園 1000円
・小学校低学年 2000円
・小学校高学年 2000~4000円
・中学生 5000円
※ソニー生命の「お客さまWEBサービス」2012年10月アンケート調べ より
なお、幼稚園や保育園に入る前の子の場合は、あげない、もしくはおもちゃなどの品物をあげるという人が34%。一方、1000円~3000円未満をあげている人も35%いるので、判断が分かれるみたいですね。
ぜひ金額の参考にしてみてください。
大人数の集まりなら、大人同士で相談するのも手
ただ、親戚で集まって複数の大人が子どもにお年玉を渡す場合は、また違った悩みが発生しますね……。「ウチだけ多すぎたら」「少なすぎたら…」と考えてしまうもの。これについては大人同士であらかじめ相談しておくのもひとつの手ですね。
お年玉を渡すときに気をつけたいこと
では、お年玉を渡すときに注意したい点もご紹介しましょう。
▶お年玉は、目上の人から目下の人に渡すもの
よく親にお年玉を渡す、というケースも聞かれますが、基本的にお年玉は目上の人から目下の人に渡すもの。目上の人に「お年玉」という体で渡すのは失礼なのでご注意を。
目下の人から目上の人に渡す場合は、「御年賀」として紅白の蝶結びのご祝儀袋に入れるのがマナーです。
なお、目上の人のお子さんも「目上」として考えます。例えば上司のお子さんに渡したいなら、「御年賀」もしくは「玩具料」や「文具料」として渡すのがいいでしょう。
「そんなに堅苦しいのはちょっと……」と思うなら、お年玉袋だけれど、「お年玉」とは書いていない袋に入れて渡すのもいいですね。ただ、礼儀に厳しい人にそれをすると叱られる、もしくは気分を害すこともありますのでご注意を。あくまでフランクな間柄なら、という前提です。
▶親がいるところで渡そう
基本的には、お年玉は親がいるところで渡しましょう。子どもが親に報告せずに懐にしまい、お礼も言いそびれてしまうというケースも想定されます。
そうなると、相手側が気をもんでしまいますよね。快く先方が親子で御礼を言えるような状況で渡したいものです。
▶お札は新札で、折る場合には三つ折り
基本的には、お祝い事なので可能な限り新札を用意しましょう。また、小さいお年玉袋の場合折らないと入りませんが、四つ折りは縁起が悪いです。入らない場合は別として、基本的に三つ折りにします。
折り方は、肖像画の側から見て、左、右、の順番で折ります。たたんだ状態では裏面が見えますが、「開いたときに」肖像画が見えるのが正解です。また、入れる際は、封筒の上下とお札の上下が合うように。また、折りたたんだ側(正面)が封筒の正面と合うように入れましょう。
オススメのお年玉袋(ぽち袋)
どうせ渡すなら、人と差がつくお年玉袋を! そんな人には、こんなお年玉袋がオススメです。
MARC’Sのアイデアぽち袋
おしゃれで面白い文具をたくさん扱う「MARC’S」では、面白いぽち袋がいっぱい! 例えば、中央のトランプのものは、遠目から見るとただのトランプにみえるかもしれませんが、鯛や恵比寿様、門松など、お正月にちなんだ絵柄になっているんですよ!
【商品情報】
トランプモチーフのユニークなぽち袋 280円(税込)/MARC’S
ふわふわ!ミッフィーのぽち袋
こちらは、ふわふわもこもこのぽち袋! 小さい子にあげるなら、このポチ袋自体を喜んで大事にしてくれそうですよね!
耳と耳の間にひっかけられる穴がついているので、小物が入るストラップとして活用してもらうこともできちゃいます!
【商品情報】
ミッフィー ふわもこぽち袋 550円/MARUAI
子どもが待ちに待ったお年玉
いかがだったでしょうか。お年玉も意外と奥が深いものですよね。大人は金額やマナーなどいろいろと悩んでしまうものですが、子どもにとっては待ちに待った一大イベントです。ぜひ、笑顔で渡してあげてくださいね。
そして、自分の子どもには「受け取ったらきちんとお礼をいうんだよ」と教えることも大切。子どもに感謝の気持ちを伝えることの大切さを教えるいい機会になるでしょう。
ぜひ、親子で良き新年をお迎えくださいね。