子どもと一緒にアウトドアを楽しむなら、登山もいいですよね。小さい子の場合、「まだまだ登山は先……」と思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ!
平成19年、ミシュランの三ツ星にも指定された高尾山なんていかがでしょうか? 交通の便が良く、見所も多いので、観光地としても人気が高いのです。
ルートもたくさんあり、事前にリサーチしていけば、十分子連れで楽しめます。子連れで高尾山に登るときの服装や、何歳から登れるのかなど、詳しくご紹介しましょう!
高尾山は、はじめての登山に最適!
高尾山は、標高599m。富士山は3,776mなので、標高だけで比べても比較的身近に感じられる山です。
ケーブルカーやリフトなどもあるので、どのくらい歩くか、どこまで歩くのかを選びやすいというのも利点のひとつ。
また、高尾山には、初心者向け~難易度高めのものまで、たくさんのルートがあります。年齢に合わせてルートをかえれば全く違った景色が楽しめますし、季節によって山の表情が変わるので、季節をかえて訪れるのもいいでしょう。
【アクセス】
京王線・高尾山口駅より、ケーブルカー乗り場・清滝駅までは徒歩約5分
【住所】
高尾登山電鉄株式会社
東京都八王子市高尾町2205
【電話番号】
042-664-7872(ビジターセンター)
どのルートがいい?
コースは1号路~6号路、稲荷山コース、高尾山・陣馬山コースと全部で8種類あります。初めて小さい子連れで行く場合にオススメなのは、やっぱり1号路。有名な薬王院があるルートでもありますよ。
全長は3.8㎞ですが、途中までケーブルカーで行くことができます。ケーブルカーに乗ること自体、喜ぶ子も多そうですよね。道がしっかり舗装されているので、子連れ家族にとっては、その点も安心です。途中にさる園があるので、おさるさんを見物することもできます!
また、コース上にトイレが8か所。お茶屋も3か所、休憩できる場所等もあるのが嬉しいです。ただし、授乳スペースは用意されていないため、授乳中の子がいる場合は、授乳ケープを持参するなどしたほうが良いでしょう。
何歳から登れる?
では、何歳ごろから一緒に登れるでしょうか。子どもが自分で歩く場合と、歩かないくらい小さい場合に分けてご紹介します。
子ども自身が歩くなら幼稚園頃から
実は、高尾山は幼稚園の遠足に行き先に選ばれるほど。子どもの気分次第というところもありますが、幼稚園生で歩くのが嫌いでなければ、4歳前後からのぼれるのではないでしょうか? 行きは1号路でケーブルカーを利用し、登ってみて余裕がありそうなら、帰りはコースを変えてみるというのも手です。
ベビーカー、もしくは抱っこひもの場合、パパ・ママの体力次第
比較的短時間で帰って来られますので、まだ歩かない赤ちゃん連れで行くことも可能です。1号路を選択し、迂回路を使えばずっとベビーカーで山頂まで行くことも可能。
ただし、パパ・ママの体力が持つかどうかです。急な坂もあるため、かなり疲労します。上りももちろんですが、下りはくれぐれもベビーカーが滑り落ちて行かないよう、注意しなければいけません。
また、抱っこひもで行く場合、さらに体力が必要です。坂道や階段を抱っこひもで上り下りするのは、男性でもかなり疲労するもの。特に体重が重めの子の場合、それなりの覚悟が必要でしょう。抱っこ慣れしているなら、アリです。
どんな服装で行けばいい?
高尾山は、基本的に登山専用のグッズをそろえなくても問題はありません。もちろん、登山用の靴の方が望ましくはありますが、特に子どもの場合は、履きなれた歩きやすい靴(運動靴)が一番。新しく購入した靴だと、途中で足が痛くなってしまう恐れも……。
服装は、できるだけ重ね着できる服装にしていき、途中で暑くなったり寒くなったりすれば、脱ぎ着して調整できるようにしておきましょう。
また、女の子の場合、ズボンを嫌がることがあるかもしれませんが、スカートで行くことはオススメしません。汗を吸うと重くなるためジーパンもやめたほうがいいでしょう。それ以外の長ズボンの着用をオススメします。
その他、下記のものをもっていくと便利です。
・薄手の上着(暖かい季節でも)
・帽子(季節を問わず紫外線除けに)
・マフラー、手袋(寒い季節の場合)
・雨具(好天でも、念のためリュックに入れておく)
・軍手(足元が悪いコースを歩く場合)
高尾山で登山デビュー!
いかがだったでしょうか。高尾山は、都心から気軽に行けて、とても気軽に登山デビューができてしまう場所です。1日だけでは絶対に味わえない豊富な魅力もあります。
山頂まで自力で歩くことができたら、きっと子どもも達成感を感じ、少しお兄さん・お姉さんになった表情を見せてくれるはず。
天狗焼きやおだんごなどを外で食べるのも絶品ですよ。自然を楽しみながら、親子でぜひ登ってみてくださいね。
おしゃまな5歳女児とわんぱくな2歳男児のママです。新しい場所にお出掛けして子どもが喜ぶ顔を見るのが大好き。親子で楽しめるイベントや場所を日々探しています!