【今日の読み物】ちょっと疲れたパパママは全員家族風呂で癒されるべきである理由

こんにちは。3歳と0歳の父親ライターの大塚拓馬です。

独身の頃、お風呂にどんなイメージを持っていましたか?

「癒し」「一休み」「至福」なんて人も多いのではないでしょうか。

子どもが生まれるとそんなお風呂のイメージは変わります。子どもと一緒に入るので、手際よく洗ってあげたり、子どもが怪我したり溺れないように目を離さないようにしなければなりません。

浴槽は自分だけでなく子どもも入るので、狭く感じるようになるでしょう。……まあ、子どもと一緒にみんなでワイワイぎゅうぎゅうと入るお風呂も幸せではあります。

でも、疲れた日には広いお風呂でゆっくり癒されたいと思いませんか。

そんなときは自宅の近くの家族風呂を調べて、ぜひ足を運んでみてください。この記事では、なぜ家族風呂をおすすめするのかについて、詳しく解説します。

そもそも家族風呂って、どんなところ?銭湯と違う点

家族風呂とは、名前の通り「家族で入れるお風呂」です。

銭湯に行ったことはあるけど、家族風呂に行ったことはないという人も多いかと思いますので、銭湯とはどこが違うのかという観点でご説明します。

①男湯と女湯がない

家族風呂が銭湯と異なる、もっとも大きな部分です。

男女の境がないので、家族みんなで入ることができます。ママが息子と一緒に女湯に入ったり、パパが娘と一緒に男湯に入ったりする必要がないのは、安心です。

②貸切で入浴できる

銭湯はみんなで一緒に入るので、周囲への配慮が重要となります。

しかし、家族風呂は貸切のプライベート空間となるため、銭湯で必要とされていたレベルの配慮は必要とされません。脱衣所も貸切で使用できる点もありがたいと感じる人は多いでしょう。

とはいえ、貸切風呂はみんなで使うものなので、後で使う人のことを考えて、大切に使いましょう。

③一部屋単位の料金設定になっている

通常、銭湯では一人単位の料金設定がなされていますが、家族風呂の場合は一般的に一部屋単位の料金となっています。

そのため、家族何人で入っても、一部屋の料金は同じです。(上限が設定されている場合も多くあります)

④時間制限がある

銭湯では、入浴時間制限がない場合がほとんどです。しかし、家族風呂の場合は一般的に時間制限があります。

おおむね1時間前後で設定されている場合が多く、時間を長くすればするほど高くなる料金設定がなされている施設もあるのです。

以上のような家族風呂の特徴を踏まえたうえで、家族風呂のメリットとデメリットを見ていきましょう。

赤ちゃんとでも一緒に入れる!子ども連れの家族風呂4つのメリット

子どもと一緒に家族風呂に行くと、以下のようなメリットがあります。

・オムツがとれていない子どもと入れる
・お湯の温度を調整できる
・子どもが迷惑をかける心配がない
・パパママに便利なサービスをしているところがある

それぞれ、詳しく解説していきましょう。

①オムツがとれていない子どもと入れる

通常の銭湯では「オムツがとれていないお子様はご遠慮願います」という注意書きがなされていることが多く、まだオムツが外れていない子どもを銭湯に連れて行くのはマナー違反だとされています。

お風呂場におしっこやうんちをされてしまうと、ただちに清掃が必要となり、営業に支障が出るからです。

しかし、家族風呂の場合はオムツがとれていない子どもでも受け入れてくれる施設が多数派となっています。

もちろん家族風呂もみんなが利用する場所なので、子どもがおしっこやうんちをしないように注意する必要はあります。パパママはお風呂に入る前にトイレへ行くように促してくださいね。

②お湯の温度を調整できる

家族風呂には、温度調節用に水の蛇口が設置され、浴槽に自分で水を入れることができるようになっていることが多くあります。

銭湯の場合は大人が気持ちいいと感じる温度に設定されているため、小さな子どもにとってはお湯が熱すぎる場合があり、そのような場合は子どもがお湯にまったく入りたがらないことも。温度調節ができれば、子どもと一緒に思う存分お風呂を楽しむことができるのです。

③子どもが迷惑をかける心配がない

銭湯の場合は子どもが暴れたり、はしゃいだりして、周囲の人に迷惑をかけないかが心配で、なかなかリラックスできません。

家族風呂なら家族以外に利用者はいないので、自宅のお風呂と同じように、肩ひじ張らずに子どもと一緒にお風呂を楽しめます。

足を伸ばせるような広いお風呂で周囲のことも気にせずに、子どもとゆっくりお風呂に入る時間はまさに至福です。

④パパママに便利なサービスをしているところがある

家族風呂では「子ども歓迎」という特徴を押し出すために、赤ちゃん用もバスチェアや、ベビーバス、お風呂用のおもちゃなどを貸し出してくれる家族風呂も多くあります。

それらのお風呂グッズを必要とする場合は、貸出可能かどうかを尋ねてみるとよいでしょう。

また、なによりそのような「子ども歓迎」の雰囲気はパパママを安心させますよね。「子どもがいたら迷惑かも」というモヤモヤが解消され、スッキリと子どもと一緒にお風呂を楽しめます。

人気店は待ち時間が長い!子ども連れの家族風呂4つのデメリット

家族風呂ならではのデメリットも存在します。以下の通りです。

・待ち時間がある
・時間制限がある
・店舗数が少ない
・銭湯よりお風呂が小さい

それぞれ、詳しく解説します。

①待ち時間がある

銭湯の場合は混雑していても待ち時間なしでお風呂に入ることができますが、家族風呂の場合は待ち時間がある場合があります。

子連れにとって、待合室の待ち時間は過ごしにくいとかなり苦痛です。子どもが遊べるスペースがあるところを選んだり、予約可能なところは予約したり、行く前に電話で待ち時間を尋ねるなどの対策をしましょう。

②時間制限がある

大浴場と違い時間制限があるのがデメリットとなります。

しかし、基本的には50分以上の設定がなされている場合が多いので、通常の入浴で時間に追われるということはほぼありません。

子どもの体を手早く洗い、残った時間をゆっくりと過ごすようにするといいですね。

③店舗数が少ない

家族風呂を備えている温浴施設は、銭湯(大浴場)と比べるとそこまで数は多くありません。数が少ないので、近所に家族風呂がないという方もいらっしゃるかもしれないので、そこはやはりデメリットです。

逆にお近くにお手頃な家族風呂がある場合は、とてもラッキーだと思います。

④銭湯よりお風呂が小さい

銭湯(大浴場)よりお風呂が小さいので、広々とした雰囲気は味わえません。

しかし、家族風呂でも足を伸ばしてお風呂に入ることはできると思うので、ゆっくりのびのびと過ごすことはできるはずです。

家族風呂にはこれらのようなデメリットがありますが、それ以上にメリットが上回ると思っています。ぜひメリットとデメリットの両面を理解したうえで、家族風呂を利用してみてください。

パパママにおすすめの家族風呂との付き合い方

家族風呂のメリットやデメリットをお伝えしてきました。具体的には、どのようなシーンで家族風呂を活用するとよいのでしょうか。

ここからはパパママが家族風呂とどう付き合うとよいのか、アイディアをご紹介します。

①最寄りの家族風呂を知り、常連になる

この記事を通じ、家族風呂の魅力がわかったら、すぐに最寄りの家族風呂を調べてみましょう。

たまに利用していたスーパー銭湯に「実は家族風呂があった」というパターンもよくあります。公式サイトなどを見て、調べてみましょう。

実際に一度行ってみて、施設も価格も満足いくものであれば「ホームグラウンド」として、活用してください。

家族風呂専門の施設が近所にある場合はラッキーです。料金がリーズナブルな傾向にあり、部屋数も多いので便利です。スタンプカードなどがある場合もあります。

②思いっきり遊んだ日の予定に家族風呂を組み込む

休日に遊園地や公園など、レジャーで思いっきり遊んだ日は、帰ってから何もしたくないという人も多いでしょう。

ぜひ予定に最初から「家族風呂」を組み込み、着替えを持って行ってください。帰り道に家族風呂を済ませてしまえば、家に帰ってすぐに寝かせることができます。

とくに遊んだ日はお風呂に入る前に子どもが寝てしまうこともあるでしょう。しかし、予定に家族風呂を組み込んでおけば、レジャーの日でもしっかりお風呂に入ることができます。

また、くたくたの時に入る家族風呂は最高です。楽しい一日のよい締めくくりになりますよ。

③旅行の時に貸切風呂がある宿を選ぶ

旅行で宿を選ぶ際、せっかくなら貸切風呂がある宿を選ぶとよいでしょう。旅館の貸切風呂でも、これまでご紹介した家族風呂と同じような快適さを味わうことが可能です。

子連れの旅行であれば、豪華な大浴場がある宿よりも貸切風呂が使える宿の方が快適だということもあります。ぜひ貸切風呂がある宿を候補に入れてみてください。

パパママにとって家族風呂は楽園!

家族風呂はパパママにお風呂本来の「癒し」「リラックス」という、素晴らしさを思い出せてくれる、素晴らしい施設です。

ぜひ子どもとワイワイ楽しみながら、広いお風呂にゆっくりと使ってみませんか。

きっといつものお風呂とは一味違う癒しが待っているはずです。子どもが生まれてから、銭湯や温泉とも縁遠かった方は、ぜひ試してみてくださいね。

フリーランスのライター。1987年生まれ。2014年に結婚し、2015年に第1子、2019年4月に第2子誕生。最近、「夫婦とはチームワークさえあれば、恋愛感情なんてゼロでもうまくいく」ということに気づき始めた。