福岡市民のお祭り「博多どんたく」は、正式には「博多どんたく港まつり」といいます。毎年5月3日・4日に行われる盛大なお祭りです。
日本各地から、さらに海外からも訪れる観光客は、両日で計200万人ともいわれています。今年第55回を迎える「博多どんたく」。訪れたことのある人も、まだ訪れたことのない人も、この大きな日本のお祭りに参加してみませんか?
お子さん連れでも楽しめるスポットや見どころをご紹介します。
「博多どんたく」とは?
博多どんたくの由来
「博多どんたく」は、「筑前国続風土記」(貝原益軒著)に記されている「松ばやし」をその起源とし、830年余続く伝統行事と言われています。
今の形となったのは昭和37年。毎年5月3日・4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装でしゃもじを叩いて練り歩き、作られた舞台、広場で踊りを披露し、街中がどんたく一色となります。
「どんたく」という言葉は、オランダ語の「ゾンターク」(休日の意)から来ているのだとか。しゃもじを叩くのは、昔、商家の前をどんたく囃子が通りかかった時、見事な音色に夕食を支度中のおかみさんが浮かれだし、手にもっていたしゃもじを叩いてお囃子に加わったことから始まったと言われています。
今年の日程は?交通規制は?
「博多どんたく」は毎年5月3日・4日に行われます。今年も5月3日(火・祝)、4日(水・祝)で開催されます。
「福岡市民の祭り振興会」(福岡市、福岡商工会議所、公益財団法人福岡観光コンベンションビューロー)が主催しています。
例年、パレードが行われる「明治通り」「はかた駅前通り」では交通規制があります。公共交通機関のご利用を。
6月15日までのお問い合わせは下記まで。
【住所】
福岡市博多区博多駅前2-9-28 地下1F
【電話番号】
092-441-1170
「博多どんたく」の見どころはココ!
前夜祭
「博多どんたく」の本番を前に、5月2日には「前夜祭」が行われます。「博多松ばやし入場セレモニー」「稚児舞の奉上」「どんたく隊演技」「由紀さおり・安田祥子歌謡ショー」などが入場無料で楽しめます。
入場整理券が必要で、4月21日に配布されます。ぜひ整理券を手に入れて、童謡歌唱で有名な「由紀さおり・安田祥子歌謡ショー」をお子さんとお楽しみくださいね。
【日時】
5月2日(月) 16:30~20:30
【場所】
福岡国際センター
【整理券配布】
4月21日(木)10:00~
福岡商工会議所、西日本新聞社(パサージュ広場)、RKB毎日放送、ベイサイドプレイス博多港ベイサイドミュージアムにて
博多どんたく演舞台
「お祭り本舞台(福岡市庁舎ふれあい広場)」をはじめ、「博多駅本舞台(博多駅前広場)」「港本舞台(中央ふ頭イベントバース)」「博多川水上本舞台(上川端商店街内)」「一丁目本舞台(サンセルコ前)」など、市内各所に約30カ所の舞台が設置されます。
5月3日・4日の2日間、「どんたく隊」が演技を披露する場所としてにぎわいます。
どんたく広場
博多どんたくのパレード会場となる「どんたく広場」では、「どんたく隊」が思い思いの格好でパフォーマンスを披露しながらパレードを繰り広げます。
今年は、東京ディズニーシーが 「東京ディズニーシー15周年・スペシャルパレード“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」と題して、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちと5月4日の博多どんたくパレードに参加予定です(時間未定)。
ディズニーファンのお子さんは見逃せませんね。
【日時】
5月3日(火・祝) 13:00~19:00(6時間)
5月4日(水・祝) 15:00~20:00(5時間)
【場所】
福岡市内 明治通り〔呉服町→天神間 1270m〕
にしてつ花自動車
博多どんたくやその年話題のイベント、童話などをテーマとして、LED電球や造花で装飾した車6台(1編成3台、2編成)が市内幹線道路を運行します。華やかな「花自動車」をぜひ見つけてみて!
どんたく広場ではパレードにも参加します。また、5月5日には「かしいかえん」に6台を展示しています。
【期間】
5月2日~5月5日
【場所】
市内幹線道路を巡回(どんたく広場を含む)
総おどり
5月4日にはフィナーレとして、誰もが参加できる「総おどり」が「どんたく広場」で行われます。しゃもじを叩いてみんなで一緒におどりましょう。
お子さん用に、小さなしゃもじを用意していくのもいいですね。雨が降っても参加できるように、レインコートなどの準備も忘れずに。
日本のお祭りを楽しんだあとは…
日本各地のお祭り見学のもうひとつの楽しみは、現地のグルメを楽しむことですよね。そこでしか味わえない名物や、そこでしか手に入らないお土産を、前もってチェックしてみては。
大きなお祭りには混雑がつきもの。お子さん連れの場合は、時間に余裕をもって動きましょう。お祭りに夢中になっても、休憩や水分補給を忘れずに楽しみましょう。