みなさん、「ハッカ油」って使っていますか? ハッカとは、ミントの和名。ミントであればよく聞きますよね! でも、ハッカ油は、「ペパーミント」などのミント系の精油(エッセンシャルオイル)と比べると、少し刺激が強い。似ていますが、成分もちょっと違うものです。
ペパーミントと比べると、より清涼感が強くて、ドラッグストアなどでも気軽に買えちゃうハッカ油。 実は、嬉しい効果がたくさんあるんですよ! 今回は、ハッカ油の効能や使い方をご紹介します!
ハッカ油は何に効くの?
ハッカ油は、天然成分100%。お料理にも使えちゃうくらいなので、赤ちゃんにも安心して使えます! たくさんの効能がありますが、今回は、子どもに関係する4つの効能をご紹介します。
①虫よけ
蚊やゴキブリ、ダニ、蜂などの害虫にも効果があります!ハッカ油スプレー(作り方はのちほど!)を作っておけば、体、ベビーカー、網戸、寝具などに吹きかけて使うことができますよ。
※体にかけるときは、刺激に強い手の先などで試してからにしてくださいね。あと、目に入らないように。
市販の虫よけスプレーは「ディート」という体によくない物質が含まれますし、そもそも6ヶ月未満などの小さい子は使用不可となっていることも。でも、小さい子こそ、蚊や害虫から守りたいですよね。ハッカ油はそんな要望に応えてくれます。
②鼻づまり
大人の花粉症にもよくオススメされるハッカ油ですが、子どもの鼻づまりにも効きますよ。室内にスプレーしたり、数滴ハッカ油をたらしたタオルを振るなどして、室内に香りを広げるのがいいらしいです!
③消臭・殺菌
バケツの水に数滴ハッカ油を入れて拭き掃除をすると、殺菌作用があります。口に入ってもOKですし、O-157にも効果があると言われているので、キッチン周りのお掃除にもピッタリ! ゴミ箱にスプレーすれば消臭効果も。エタノールに数滴混ぜれば、消臭剤にもなっちゃうんだとか。靴箱やトイレにも置いておきたいですね。
④気持ちが落ち着く
神経を落ち着かせる効果もあるらしい! 興奮状態にある赤ちゃんも、ハッカ油の香りを室内に広げれば、落ち着いてくれるかもしれません。
【商品情報】
ハッカ油セット 2160円(北見ハッカ通商)
ハッカ油スプレーの作り方
では、万能なハッカ油スプレーの作り方をご紹介します!
【材料】(ハッカ油スプレー100ml分)
・無水エタノール 10ml
・ハッカ油 20滴程度
・水(精製水) 90ml
・スプレーボトル((PP)、ポリエチレン(PE)、ガラス)
材料はこれだけ! まず、スプレーボトルはポリスチレン(PS)で出来ているものだと、ハッカ油の成分でダメになってしまうんだとか。それ以外の素材のものを使いましょう。
水と混ぜるだけだと「水と油」で反発してしまうので、エタノールを入れましょう。無水エタノールとハッカ油をまぜて、水を加えてさらに振って……。 それで完成です!(早いっ)
つくったら、出来るだけ早め(できれば1週間以内)に使い切ってくださいね。
赤ちゃんや子ども、妊婦さんは原液を嗅いだり塗ったりしてはダメ!
安全性が高いハッカ油だけど、目に入ったらかなり痛いらしい!皮膚が敏感な人は、原液が体につくのもNG。また、原液をそのまま嗅いだりするのも、刺激的すぎちゃいます。特に、赤ちゃんや子ども、妊婦さんは皮膚や粘膜への刺激に弱いので、要注意です!
ほんの数滴ずつ使う、もしくは薄めて使ってくださいね。
コスパがよく安全性も高いハッカ油を上手に使おう!
いかがでしたか? ハッカ油ってすごく万能! 知らなきゃ損、使わなきゃ損って思えるくらいです。原液の扱いには注意が必要ですが、きちんと希釈して用途を守れば問題なし。
ハッカ油はほんの1滴でも効果大。一回につき少しずつしか使わないから、「ビンが小さいな……」と思っても実際は長く使えますよ! ぜひ上手に活用してくださいね。