3日3日は桃の節句(雛祭り)。女の子のお祝いの日です。すでにお雛様を飾っているご家庭もあるでしょう。
でも、特にはじめてお雛様を飾る場合にしっておきたいのが、収納方法。多くの場合、お雛様は高価でデリケートです。きちんと収納できていないと、傷みが早くなってしまうこともあります……。
今回は、お雛様のしまい方についてご紹介しましょう!
お雛様はいつ片付ける?
まず、お雛様はいつ片づけるべきなのでしょうか。基本的には、雛祭りが終ったらできるだけ早めに片づけたいもの。遅くとも3月中旬までにはしまったほうがいいと言われています。
なお、すぐにしまわないと「子どもの婚期が遅れる」……なんて言われることもありますが、これは迷信ですのでご安心を。
お天気の悪い日にお雛様をしまうと、傷みやすくなってしまいます。早めにしまうことも大切ですが、お天気の良い日にしまわなくちゃいけないことを覚えておいてくださいね。
しまうときに気をつけるポイントとは?
では、実際にしまうときに気を付けるポイントをご紹介しましょう。
素手でさわらない
手の汚れや脂などがついて、お雛様が汚れて行ってしまいます。特にお顔は触らないように! しまう際には手袋をしましょう。綿の手袋がオススメです。100円ショップなどで手に入ることもありますよ。
ホコリを払う
ホコリがついたまましまわないようにしましょう。ただ、ゴシゴシ拭くわけには行きません。柔らかい毛ハタキで優しく払うといいですよ。ちなみに、化繊のハタキは使わないほうがいいでしょう。
外せるお道具は外す
お人形がもっているお道具類は、外さずに入れてしまうとぶつかって壊れるといったトラブルが起こりがちです。外せるものは外しましょう。
柔らかい布で包む
お顔は、柔らかい布や和紙などで優しく包みます(髪などの形が崩れないように!)。その上で、胴体も含めて全体を布や柔らかい紙で包みましょう。ティッシュペーパーで包む人もいますが、お人形の髪がひっかかかってしまうこともあるようです。
防虫剤はお人形に触れない
虫によって傷まないように防虫剤を入れますが、くれぐれもお人形に直接触れないようにしましょう。また、防虫剤にもいろいろと種類があります。購入したお店から指定があればそちらを使い、それがなければ人形用のものを購入することをオススメします。
お雛様の便利な収納方法
基本的なしまい方がわかっても、「ちょっとやっぱりしまうのが面倒……」という人もいるかもしれません。簡単な収納方法をご紹介しましょう。
「収納飾り」を買う
もしまだお雛様を購入していないなら、収納飾りを買うという手もあります。飾り台が収納ケースの役割も果たしてくれるので、とってもコンパクト。しまいやすい工夫がなされています。
【商品情報】
京十一番親王収納飾り 樋泉円作 259,200円(吉德)
お顔に被せる布をお茶パックで代用
お人形1人1人のお顔に布をまいていくのが面倒……という人は、お茶パック(お茶などを入れるためのパック)で代用するという手もあります。これをお顔にかぶせるようにすると、手軽にしまえますね。
【商品情報】
ふんわりお茶パックM(トキワ工業)
お道具は透明チャック袋に
お道具類は、袋に入れて何段目のものかを書いておくと、来年出すときにスムーズです。特に、透明なチャック袋が便利。
一度袋を用意してしまえばしばらく使えますので、最初だけ少し面倒ですがやっておくといいですよ。
大事なお雛様に、ずっときれいでいてもらうために
お雛様には、「子どもに災いがふりかかりませんように」「幸せになりますように」といった願いが込められています。
とても繊細ですが、大事に飾って大事にしまっていれば、きれいな状態が本当に長く続くはず。丁寧に大事に扱っている姿を子どもに見せることで、「良いものを長く使う」ことの大切さを伝えられるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね!