保育園の見学はいつから?費用は?激戦化する保活の知りたいリスト10

女性の社会進出が進む中、激化する保活。最近では働きたいのに保育園に落ちて働けないといった待機児童問題がよく議論されるようになりました。でも「保活」と聞いても何をしたら良いのか分からない人も多いはず。

今回はそんな人の為に「保活」を徹底リサーチこれから出産という人や、保活を始めたい!という人はぜひ参考にして下さい。特に市町村によっては10~1月が保育園の申し込み期限ということが多いようです。早速チェックしてみましょう。

保活とは?

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子どもを保育園に入れる為に保護者が活動をすること。まずどこの保育園に入れたいか、会社の復帰時期を考えて保育園へ通い始める時期を考えます。最近では入所希望の児童が、保育園の定員を上回る待機児童が多いので妊娠中から活動する人も多いようです。

具体的には入所しやすいように就労条件を変えたり、入所しやすい保育所近くへ引っ越すなど今後の生活に大きく関わる活動が多くなっています。こうした活動が子育てへの不安につながったりと、大きな社会問題となっています。

保活はママだけでなく、パパや同居する家族の助けがなければ成立しません。一度家族で保活について話し合いたいですね。

1.保育園入所条件とは?

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保育園は誰でも入れるわかではありません。自治体へ保育園を利用するための支給認定を受ける必要があります。

この支給認定とは簡単に言うと「1号認定(教育標準時間認定)、3~5歳で保育を必要としない場合。主に幼稚園」「2号認定(保育認定)、3~5歳で保育を必要とする場合。保育園や認定こども園」「3号認定(保育認定)、0~2歳で保育を必要とする場合」の3つに分かることが出来ます。

育児休暇後の支給認定の場合は0~2歳までの間に入所を希望するので、3号認定を受けます。保育を必要とする場合とは、フルタイムの就労を始め就職活動中であることや保護者が病気やケガで保育が困難なことを指します。自治体によって就労時間の条件などが違うので調べてみましょう。

2.保活を始める時期

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保活を始めるのは妊娠中や妊娠を希望した時がベスト。妊娠中から復職後の生活についてよく考える必要があります。もしかすると入所しやすい地域への引っ越しを考える必要があるかもしれません。早めに活動しましょう。

また出産後は小さな子どもを連れて行くのは大変。少なくとも秋には申し込みが始まるので、それより前に希望する保育園を決定する必要があります。

3.まずは情報収集

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保育園を希望しているけど、何をしたら良いか分からない!という人は住んでいる地域や希望する地域の自治体へ相談に行きましょう。家や会社近くの保育園やそのリスト、申し込み期限や待機児童の有無について教えてくれます

またママ友との会話も重要な情報源。見た目では分からない保育園の特色や人気などを教えてもらえることも。子育て支援センターなど子どもが集まるところには、保育園の情報が載っていることも。まずはこうしたところから集めて行きましょう。

4.保育園の見学

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見学をするとその保育園の雰囲気や保育方針や特色が分かります。時間がある場合は保育士さんと一対一で話すことが出来るので、お子さんについて心配なことを相談出来ます。収集した情報だけでは分からないことが分かるので、候補の保育園は一通り見学したいですね。

見学する場合はその保育園へ一度電話をしてみましょう。そこで見学可能な日時を教えてくれます。時期は9~10月がベスト。特に申し込み開始時期近くは多くのママが見学に訪れるので早めに行いましょう。

5.認可・無認可保育園とは?

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保育園と皆さん呼んでいますが、実は「保育所」が正式名称。よく「認可」や「無認可」という言葉を聞きますが、この差は何でしょうか?ここで簡単にご説明します!

認可保育園

国が認可している保育園。設備や人員など細かく決められており、申し込みはその自治体へ行います。保育園料などの費用は自治体によって異なりますが、収入によって変わります。

比較的安価で保育時間などが決まっているので安心して利用出来るということで、多くの人が認可保育園へ申し込みます。

無認可保育園

無認可保育園は自治体からの認可を受けていない保育所です。人員や設備もその保育所によって異なり、費用も保育所毎に設定されています。認可保育園より費用がかかるところが多いとも言われています。

しかしアットホームで認可保育園よりも一人ひとりをしっかり見てくれる保育所や、費用も抑えることが出来るところもあります。一概に認可保育園の方が良いとは言えません。

3歳以上のお子さんの場合は幼稚園と保育所が一緒になった認定こども園へ通うことも出来ます。自分に合った保育所を選びましょう。

6.0歳からが有利?入りやすい時期とは

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育児休暇は1年間取得出来る会社がほとんど。そのためお子さんが1歳になったら保育園に預けて復職する人が多いよう。その分0歳児は比較的入所しやすいと言われています。

1歳児は0歳児がそのまま持ち上がるので、1歳児はもともとの受け入れ人数が少ないという実態が。特に1歳児の4月は入りにくいので、育児休暇を切り上げて早めに復職する人も多いようです。

保育園の申し込みは4月入所の場合は10~1月に行うことが多いようです。4月や10月などの区切りの良い時期は引越しが多いので入りやすいと言われています。

7.支援センターやイベントには積極的に通おう

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保育園の中には決まった日や時間に子育てママにスペースを開放する「子育て支援センター」を併設していることがあります。こうしたところへ積極的に出かけることで、保育園の雰囲気や保育士さんなどの知り合いを作るきっかけに。

場所によっては通った回数や名簿を作成していることも。その保育園が気に入っているというアピールにもなるのでイベントや子育て支援センターへ出かけましょう。

8.家族で復職後の生活について話し合う

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家族で保育園に入れなかった場合や、保育園に入ってもパートナーと共に育児をするということをよく話し合いましょう。もし保育園に入れなかった場合は、両親に見てもらうのか無認可保育園に入所するのか。

また保活が終わったあと、子供が病気になったり運動会などのイベントはどうするのかなど。家族や働き方、子育ての方針について考える良いきっかけとなります。保活はパートナーの協力が必要なことも。ぜひ話し合いましょう。

9.入所しやすい地域へ引っ越す

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どうしても入りたい保育園が違う自治体にある、また自治体によって待機児童の数や入りやすさが異なります。その場合は引っ越しを検討することも。同じ東京都内でも区によって違うので、他の地域の情報収集も合わせて行いましょう。

引越しの場合は復職や保育園入所の準備の他に、引越しの準備も必要です。住んでいる地域には望むような保育園がないという場合は、引っ越しも視野に早めに行動しましょう。

10.基準指数や調整指数を考えて復職

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入所希望者が定員を上回る時はポイントの高い人から順に優先して入所決定します。具体的にはフルタイム勤務など、保育出来ない時間を表す「基準指数」。兄弟が入所している場合は、父母との同居による「調整指数」の2種類です。

ここを押さえて復職しましょう。復職後はパートでと考えている人は、フルタイムの正社員よりも指数が下回ることも。保活を考えて復職する人も多いので、このポイントを押さえることが大切です。

保活は早めの準備を!

待機児童を減らそうと政府や自治体が取り組んでいても、一年で劇的に変わるわけではありませんまずは自分たちで今後の生活を見据えた上で、妊娠中からの活動が必要です。

お子さんや家族の今後の生活を見直す大切なきっかけです。保活は大変ですがプラスに捉えてこの機会に家族でどういった生活をしていきたいのか、子育てをしたいのか気持ちを共有しましょう。

まずは情報収集。お子さんが生まれる前から早め早めの準備をしていきましょう。