2月3日は節分の日。「鬼は外~」「福は内~」と豆まきをする行事は、子どもも楽しんでやってくれますよね。
でも、親としては投げている最中から、どんどん散らばっていく豆が気になるもの……。子どもが走りまわって踏んで豆がつぶれると、一層掃除が大変なんですよね……。終った後に完璧に掃除したつもりでも、その後しばらくは、「こんなところにもあったのか!」と豆がときどき登場したりするものです。
また、「鬼は外~」と外にまで投げてしまうと、特にマンションに住んでいる人は拾い残しがないか気になりますし、そもそも「近隣に配慮してやらない」という家庭も多いでしょう。赤ちゃんがいる家庭では、誤飲も気になりますね。
でも、せっかくの楽しい行事ですし、「邪気を払う」という意味合いもあるので、できる範囲でやってみませんか? 子どもにとって安全、かつ親も片づけが楽な方法を3つご紹介します!
1. 新聞紙&折り紙で「手作り豆」⁉
思い切って、新聞紙を丸めてテープでとめ、お好みの大きさのボール(豆)をつくってしまうという方法もあります。カラフルな折り紙で巻くと、可愛くて子どものテンションもさらに上がるかもしれません! 普通のボールがあたると痛いですが、新聞紙で作った豆なら、あてられる鬼もそんなに痛くないし、危険もないですね。
工作ができるくらいの年齢の子なら、親子で一緒に豆作りから始めると楽しいです。お菓子の箱などを装飾して、豆を入れるマスもあわせて作るのもオススメですよ。
赤ちゃんがいる家庭でも、大きめに丸めれば、誤飲の心配もありません。場合によっては赤ちゃん自身が両手で投げることもできるかもしれませんね。早めの「豆まきデビュー」にも最適です。
2. 袋入りの豆をまるごと投げる!
最近は、豆を「袋ごと投げる」という選択肢もありますよ。当然、それなら散らかりませんよね。
「いやいや、そんな大袋ごとなんて……」「1回1回拾ってまた投げるのも微妙だし」と思う人もいるでしょうが、大丈夫! 節分用の豆のなかにも、写真のように何粒かずつに細かく個装されて袋に入っているものもあるんです。
散らからないというメリットもありますが、袋に入っているから中身が汚れず、その後食べることもできちゃうんです。「食べ物を無駄にしない」という面でもいいですね。
【商品情報】
三角袋福豆(節分豆)入 税抜480円/豆富本舗
3. 殻付き落花生を投げる!
節分の豆と言ったら、何を思い浮かべますか? 「そりゃ大豆でしょ」と答える人が多いかもしれませんね。でも、実は北海道や東北地方を中心に「いやいや落花生でしょ」という人が多い地域もあるんですよ!
落花生を殻ごと投げれば中の豆は汚れないので、袋ごと投げるのと同様、その後ちゃんと食べることができますね。また、大豆より落花生のほうが好き、という子もいるでしょう。
そうそう簡単に踏んでわれることもないので、散らかりにくさの面でもOKですね。ただし、思いっきりあてられると結構痛そうなので、そのあたりは配慮してあげたいものです(笑)。
お好みのスタイルで簡単豆まきを
「投げてしまった豆が食べられないのはもったいない」という声や「マンションだからベランダや玄関から豆をまくのは無理」といった住宅事情などを背景に、少しずつ節分のあり方も現代流にかわってきています。
もちろん、スタンダードな豆まきをするのも「伝統を伝える」という意味でとてもいいですよね。でも、「豆まきは面倒だし迷惑だから、やめようかな」と思っているのなら、せっかくなら自分流にやりやすくアレンジしてやってみませんか? 上記の例をぜひ参考にしながら、親子で楽しく節分を祝ってみてくださいね。