こどもパソコンIchigojam(イチゴジャム)でパソコンを作ろう!

こどもパソコン「Ichigoham(いちごじゃむ)」を知っていますか?わずか61mm×45mmサイズの小さな基盤。これ自体が小さな「パソコン」なんです。

電子工作は難しい…と思っているパパママの固定観念を変えてくれる簡単な仕組み。1500円で手に入る小さな「パソコン」が、子どもの世界を大きく広げてくれる1歩になるかもしれません!

IhigoJamって何?

「IchigoJam」は福井県鯖江市発のプログラミング専用こどもパソコン。キーボードとディスプレイを接続して使うことから分かるように、これ自体がパソコンの頭脳の部分にあたります。

パソコンで音が鳴るのは、画面が表示されるのは、頭脳の部分がどういう風に動いているからなのか。そんな「プログラミング」の仕組みを、簡単な操作をすることで実感できます。

「プログラミング」って、難しそう…

「IchigoJam」の公式HPには、さまざまなプログラミングのソースが公開されています。これはもともと、鯖江市の広報誌で掲載されていたもの。難しい漢字は使われておらず、子どもに分かりやすい文章で書かれています。

おかげで、完全文系の著者も、なんだかできそうな気がしてきます。少なくとも、「読んだけど意味が分からなかった~」ってことには、絶対になりませんよ。

そもそも、対象は小学生。鯖江市内の小学校で、「IchigoJam」を使ったプログラミング教室も行われています。掲載のタイトルも「小3からはじめるプログラミング」なんです。子どもが読むことを想定して書かれているので、慣れてきたら自分でプログラミングができるようになっています。

「プログラミング」で、ゲームが作れるの?

ゲーム大好き!…そんな子どもたちは、プログラミングに興味を持つ準備が万端の状態!
「IchigoJam」でできるゲームは、WiiやDSのような高精細の画面のゲームとは異なります。真っ黒な画面に文字が出てくるだけのシンプルなもの。でも、「自分で作った!」と実感でき、WiiやDSがその延長線上にあることを体感できるものになっています。

音楽を鳴らしてみたり、タイピングゲームを作ってみたり、つないだテレビの画面に表示できる、お絵かきゲームを作ってみたり。
公開されているソースを最初はそのまま打ち込んで、次は自分で改造してみて、どんどん世界を広げていきましょう!

上級者はこんなことも…

画面に表示させるゲームだけではなく、「IchigoJam」にいろいろなものをプラスして頭脳として使うこともできます。例えば赤外線センサーをつけ、自走するおもちゃの車が壁にあたらずに方向を変えられるようにしたり、LEDライトと接続して光らせてみたり。

日常生活のいろんなところで、この「頭脳」が活躍しているんだ!と知れば、いろんな応用法を思いつくかも。いくつかの方法がHPで公開されています。

プログラミングは怖くない!

children-593313_1920

「IchigoJam」でできることは、ゲームだけでなく、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどがどうやって動くのかを理解する第一歩。日常生活のいろんなものに興味を持つ第一歩です。

「なんどまちがえてもコンピューターの中のロボットは、こわれません!」これは、広報さばえの記事に書かれている一言です。何度も間違えながら試行錯誤することこそ、プログラミングの醍醐味。動いた時の達成感を親子で体験しませんか?

教育
シェアする
comolib Magazine