梅雨の間など、洗濯物が乾きにくい季節。部屋干しの機会も増えますね。独特のにおいやなかなか乾かない洗濯物にストレスを感じる人も少なくありません。
そんな部屋干しの洗濯物乾燥の強い味方が除湿機です。
除湿機の代表的な2つの方式
除湿機はその名の通り、空気中の湿気(水分)を除去してくれますが、その方式は大きく分けると2つのタイプに分かれます。1つ目はコンプレッサー方式、そしてもう1つがデシカント方式です。
コンプレッサー方式
コンプレッサー方式の大きな特徴は、空気を冷やすことで水分を取り除くことにあります。エアコンでおこなう除湿機能と同じ働きとなります。
長所としては、高温時(25度以上)での除湿力が大きいので梅雨~夏場に向いていることや、除湿量が多いので湿気の多い季節でもパワフルに乾燥できるなど、特に梅雨時期を中心に使用する場合に向いています。また、消費電力が小さいので(デシカント方式の半分位)電気代などのランニングコストが安く済むのも特徴と言えます。
一方で、コンプレッサーがあるため、振動音が大きくなってしまう点や本体サイズが大きめでやや重く持ち運びには向かないなどの難点もあります。
デシカント方式
デシカント方式の場合は、水分の吸着性能に優れた乾燥剤で水分を取り除く方式となります。乾燥剤に水分を吸着させ乾いた空気を吹き出します。吸着した水分を、ヒーターであたため、熱交換器内で冷やされて水滴に戻りタンクにたまります。
長所としては、低温時での除湿力が大きいので冬場でも使うことができる点があげられます。除湿能力としては1年を通して使えますので、冬場の外干しが難しい地域ではデシカント方式が好まれます。コンプレッサーが無いので軽量コンパクトで室内の移動も楽々。運転音も静かです。
一方でヒーターを使う分消費電力が大きくなってしまいますし、 発熱量が多くなり部屋の温度が上がる面もあります。
1.パナソニック 衣類乾燥スピードNo.1除湿機
除湿機の人気ランキングでは必ず上位に位置づける人気機種がパナソニックの除湿機です。 F-YHMX120は最新機種で、その特徴はハイブリッド方式にあります。つまり、デシカント方式とコンプレッサー方式を季節や気温に応じて切り替えて使用できるのです。
コンプレッサー方式かデシカント方式か、決めかねている人にもお薦めです。
【商品情報】
F-YHMX120(パナソニック)/オープン価格
2.パナソニック ナノイー技術で清潔乾燥除湿機
同じくパナソニックのF-YZMX60ではデシカント方式を採用しています。さらにパナソニック独自のナノイー技術とエコナビ技術も搭載。
省エネだけでなく、部屋干しでありながら洗濯物の除菌も出来るので、気になる部屋干し臭を抑制してくれます。
【商品情報】
F-YZMX60(パナソニック)/オープン価格
3.シャープ プラズマクラスター搭載除湿機
シャープの特徴的な技術と言えば、プラズマクラスター。除湿機にもプラズマクラスター技術が搭載されていますので、生乾き臭もなく快適な部屋干しが可能となります。
天井方向から床付近まで風を届ける「180°広角自動スイングルーバー」で2段干しの衣類もしっかり乾燥してくれますので、梅雨の時期の大量の洗濯物にも最適です。
【商品情報】
プラズマクラスター除湿機CV-F120-W(シャープ)/オープン価格
4.シャープ 空気清浄機一体型除湿機
コンプレッサー方式を採用したシャープの除湿機にさらにHEPAフィルターも搭載。プラズマクラスター機能に加え、空気清浄機としての機能も果たしてくれます。
衣類乾燥機能としてだけでなく、空気清浄機や、高濃度のプラズマクラスターを放出するイオン送風機能としての利用も可能。1台で複数の役割を果たしてくれます。
【商品情報】
プラズマクラスター除湿機CV-EF120-W(シャープ)/オープン価格
5.三菱電機 部屋干し3Dムーブアイ
洗濯物乾燥に、濡れている衣類を感知し送風する3Dムーブアイ機能が搭載されているのが三菱電機の除湿機の大きな特徴です。従来ありがちだった生乾きや乾きムラの悩みをずばり解消してくれます。
Wフィルターで清潔乾燥を実現。さらに、低騒音で運転する夜干しモードなど、毎日の衣類乾燥を快適にしてくれます。
【商品情報】
MJ-120KX(三菱電機)/オープン価格
6.三菱電機 ハイパワー除湿機
三菱電機が誇る業界トップクラスのハイパワー除湿機MJ-180KXは、8畳を約19分で除湿してくれる高い除湿能力が自慢。コンプレッサー式で部屋をすばやく快適に。また、下吹きルーバーで、ふとんやカーペット、床面の湿気もしっかり除湿してくれます。
もちろん衣類乾燥でもたくさんの洗濯物を、パワフルにすばやく乾かしてくれます。
【商品情報】
MJ-180KX(三菱電機)/オープン価格
7.コロナ 高性能でオシャレな除湿機
除湿機の中にあっても比較的オシャレなデザインのものを選びたいというこだわり派に人気なのがコロナの除湿機です。コンプレッサー方式で消費電力もおさえられています。キャスター付きで移動も楽々。
コンプレッサー方式は気温が低いと向かないのですが、こちらは気温10度を下回るとヒーターを併用したパワフルな除湿運転を行なうので、冬場の除湿お任せです。
【商品情報】
CD-H1815(コロナ)/オープン価格
8.象印 360℃送風除湿機
ワイド送風をうたう除湿機は数多くありますが、象印の除湿機はこれ以上ない360°送風。除湿機には珍しいスタイリッシュな円筒形。部屋全体の空気をかき混ぜながら、衣類を効率よく乾燥させてくれます。
また、ナノプラチナ乾燥技術で部屋干し独特の嫌な臭いもおさえてくれます。運転コースも夜干し(静音)、エコ(省エネ)、乾燥、循環送風の4コースあり、生活や室内環境に合わせて使用できます。
【商品情報】
サーキュレートドライRJ-XA70(象印)/オープン価格
9.東芝 デシカント方式で軽量コンパクト除湿機
運転音が静かで、オールシーズン安定した除湿能力のデシカント方式の除湿機。風の吹き出しを、洗濯物の量や干し方に合わせて選べるオートルーバーを採用しています。
コンプレッサー方式と比べて重さが約6.4kgと軽量なのでお部屋の移動もラクラク。また、運転音も静かで気になりません。
【商品情報】
RAD-DS63(東芝)/オープン価格
10.日立 アレルブロック除菌フィルター除湿機
デシカント方式だから軽量で、使いたい場所へ持ち運びもお手軽。コンパクトで場所を取らずに置けるから、家中で使えて便利です。衣類だけでなく、玄関や脱衣所、窓や壁の結露対策にも。
アレルブロック除菌フィルター搭載でフィルターにキャッチした菌や花粉、ダニのふん・死がいも抑制します。衣類乾燥だけでなく、室内の湿度コントロールにも役立ちます。
【商品情報】
HJS-8L(日立)/オープン価格
除湿機で部屋干しもラクラク快適に!
最近は洗濯洗剤でも部屋干し臭を抑制するものも出ていますが、やはりその一番のポイントは、乾燥にあります。
最近の除湿機は、短時間での除湿だけでなく、それぞれの企業の技術を誇ったさまざまな工夫により、臭いをおさえる機能も搭載されています。部屋干し臭を押さえるには衣類乾燥の方法、特に除湿機の果たす役割は大きいと言えます。
デザイン性や機能はそれぞれですが、お住まいの地域の気候や室内環境などに合わせて除湿機も選びたいところです。