最近、増えているのが子どもの花粉症!以前は大人だけのものだと思われがちでしたが、近年、子どもの花粉症患者が急増中!春になると目が充血したり、鼻水が止まらなくなる症状に苦しむ子どもも多くなっています。
そんな時知っておきたいのが、子どもでも使える花粉症の薬について。副作用は?薬以外の予防対策はないの?など子どもの花粉症について身に着けておきたい知識をご紹介します。
子どもでも使える花粉症の薬はこの4種類!それぞれの特徴とは?
現在、市販されている子どもでも使える花粉症の薬は「パブロン鼻炎カプセルS小児用」、「キッズバファリン鼻炎シロップS」、「アルベンこども点鼻薬」、「ストナリニ・サット小児用」の4種類。それぞれの使用できる年齢や特徴などをご紹介します。
パブロン鼻炎カプセルS小児用
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎によるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりをスッキリさせてくれるカプセル型の持続性鼻炎治療薬。7歳から服用できます。効果の持続が長く、1日2回の服用でOKなので、学校に通う子供に昼飲ませる必要がないのがうれしい。
【使用できる年齢】
7歳~14歳
【薬の形状】
カプセル型
【服用回数】
1日2回 1カプセルづつ
【販売元】
大正製薬
キッズバファリン鼻炎シロップS
生後三か月から使える鼻炎用シロップ。自然の生薬であるサイシン流エキスとクロルフェニラミンマレイン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩の有効成分が子どもの鼻水をケアしてくれます。子どもの好きなイチゴ味のシロップで飲みやすいのも◎。
【使用できる年齢】
生後3ヵ月以上11歳未満
【薬の形状】
シロップ型
【服用回数】
1日3回 規定量を服用
【販売元】
ライオン株式会社
アルペンS/アルペンF こども鼻炎シロップ
生後三か月から10歳まで使える鼻炎シロップ。ノンカフェインなので眠りを妨げないのがうれしいポイント。子どもが飲みやすいいちご味とピーチ味の2種類があります。ショウキョウエキスが鼻のつまりを解消してくれます。
【使用できる年齢】
生後3ヵ月以上10歳未満
【薬の形状】
シロップ型
【服用回数】
1日3回 規定量を服用
【販売元】
ストナリニ・サット小児用
5歳から服用できる、鼻炎症状を解消してくれるお薬。いちご味のチュアブル型なので、水なしで口に入れて舐め溶かすように服用。お菓子をなめるように服用できるので、子どもが嫌がらず飲んでくれるのがうれしいポイントです。d体のマレイン酸クロルフェニラミンを配合しているので、比較的眠気が少ないのも◎。
【使用できる年齢】
5歳以上~14歳
【薬の形状】
チュアブル型
【服用回数】
1日3回 規定量を服用
【販売元】
佐藤製薬株式会社
副作用はあるの?どんなもの?
薬ですので副作用ももちろん考えられます。頭が少しぼ~っとしてしまうことがあるので、自転車などの乗り物の運転は避けた方が◎。
他にも皮膚に発疹、かゆみが起こったり、吐き気、嘔吐、食欲不振、排尿困難などの副作用が起こることがあります。重篤なものでは再生不良性貧血により青あざ、鼻血、歯ぐきからの出血が起こったり、急に高熱が出るなどの症状が起こることも。
薬を服用させた時は、子どもの様子に注意し、異変があればすぐに医師の診察を受けましょう。
薬を使わずにできる予防策はある?
小さな子供には、なるべくなら薬を使わずに対策してあげたいもの。子どもの花粉症の改善につながる、オススメの対策法をご紹介します。
乳酸菌を取り入れる
KW乳酸菌という乳酸菌がアレルギー症状を起こしにくくしてくれる効果があるという研究結果をキリンが発表しています。
ただし、効果は即効性があるわけではないので、日ごろから毎日ヨーグルトなどで乳酸菌を積極的に取り入れて体質改善を目指すべし。
花粉症症状緩和に効果があるとも言われるお茶を飲む!
手軽に購入できる緑茶やルイボスティーもぜひ試してみたいもの。
緑茶に多く含まれる茶カテキンは、アレルギーの原因となるlge抗体の抑制に効くとも言われています。
ルイボスティーは免疫力低下や老化防止に有効と考えられているスーパーオキサイドディスムターゼという成分が含まれており、この成分は花粉症症状の抑制をしてくれるとも言われています。さらにうれしいのがノンカフェインだということ。寝る前などにも安心して飲ませることができます。
もちろんどちらのお茶も、薬とは違うためある程度継続して体質改善を行うことが大切。毎日のお茶を少し変えてみるといいですね。
規則正しい生活とバランスの取れた食事
やはり健康に対するとして一番基本となるのが、早寝早起き、外でよく遊びストレスをためない正しい生活!そして野菜と魚中心のバランスのとれた食事ではないでしょうか。
花粉症だけではなく、あらゆる病気から子どもを守る基本ですね。
生活習慣の改善で花粉症をケア!薬は専門家に相談の上使って!
辛い花粉症の症状、なるべく軽くしてあげたいのが親心です。まずは生活習慣の見直しなどで体質改善をはかりましょう。花粉の季節だけでなく、なるべく毎日継続することが大切です。
それだけではどうしても改善できない時は、薬剤師や医師など専門家に相談して、適切に薬を使うこと。ぜひ参考にしてみてくださいね。