冬はわかりにくい隠れ脱水に気をつけよう!その予防方法

タイトルに思わず「え!?」と驚いた方もいるのではないでしょうか。脱水症状と言えば、夏場にたくさん汗をかいて体内の水分が失われていくイメージですよね。でも、実際には脱水症状って冬にも起きるんです!

気づきにくい隠れ脱水にクローズアップ!

そもそも脱水症状って何?

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まず、脱水症状とはどういった状態かをご存知ですか?

人間の体内には、水と電解質(イオン)で構成される体液が一定の量、保たれています。摂取する水分の量に応じて、尿の量も変わります。つまり、オシッコによって体内の水分量が調整されるんです。ちなみに、電解質とは、ナトリウム(塩分)、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル物質のこと。

体から排出される水分の量が増えたり、摂取する水分の量が足りなくなった場合、体内の水分が減ります。同時に電解質も失われてしまいます。水分も電解質も、人間には欠かせない成分。そんな大切な成分のバランスが崩れると、血圧が下がり、血流も悪くなります。また、神経や筋肉にも悪影響が出てきます。

その結果、頭痛、下痢や嘔吐、発熱、けいれん、しびれなどの症状が現れます。

これが、脱水症状です。

冬の隠れ脱水と夏の脱水は何が違うんだろう

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夏は暑くてたくさん汗をかきます。体感しやすいので、意識して水分補給するもの。でも、冬はどうですか?寒いし、あまり水を飲まないという方もいませんか?

そして、冬の季節は湿度が低くとても乾燥します。更に、エアコンを使うので室内の空気はカラカラに。

冬の乾燥によってどんどん体から水分が蒸発していく。その上、汗をかかないので水分摂取を意識しづらく、ますます体は水分が足りなくなります。なかなか気づかれにくいゆえに、冬の脱水は「隠れ脱水」と言われるんです。

特に子どもは注意!隠れ脱水の兆候チェック&予防方法

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子どもは体調の変化になかなか気づけないですし、気づいてもうまく伝えられないことが多いもの。子どもの隠れ脱水には、特に注意が必要です。次の項目のうち2つ以上あてはまる場合は、隠れ脱水を疑ってみて。

・舌が白くおおわれている
・便が固い
・おしっこの量が少ない、色が濃い
・皮膚に張りがない
・手足が冷たい
・口の中が乾燥している
・あやしても泣き止まない
・食欲がない
・眠りがち

隠れ脱水を予防しよう!

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ComolibライターNaoも小さい子どもがいる身。いろいろ調べていると心配になってきました・・・。どうすれば、隠れ脱水を予防できるのでしょうか。

隠れ脱水を知ること

まずは、今回ご説明したように冬にも脱水症状が起きるという隠れ脱水があることをしっかり認識しましょう!油断が隠れ脱水を招くことになり得ます。

意識して水分補給を

最も簡単で有効なのが、やはり水分補給。食事の時だけでなく、様子をみながらこまめに飲ませてあげましょう。普通の水や麦茶でも良いのですが、電解質を効率的に補給できるイオン飲料水も用意しておくと安心。ただし、イオン飲料は糖分も多く含まれているので、飲ませすぎには注意です。

乾燥注意!部屋の湿度を気にしましょう

乾燥は考えている以上に子どもの体から水分を奪っていきます。加湿器を使用したり、室内に洗濯物を干すなど、部屋の湿度を意識しましょう。また、部屋の空気の入れ替えも重要です。外の方が20%ほど湿度が高いので、2~3時間に一度の換気でも乾燥対策には効果的。

大人が気を配ってあげることが大事です

赤ちゃんはしゃべれませんし、子どもはなかなか体調の変化に気づけません。大人が室内環境を考えて、対応してあげることが大切になってきます。

それに、冬場の乾燥はママのお肌にも良くないです(笑) 子どもの健康ママの美容のためにも、冬でもしっかり水分補給をしましょうね。

東京在住。やんちゃ盛りの5歳の男の子と、「魔の」2歳女の子、2人を子育てしながら、家事に育児に仕事に奮闘するワーキングマザーです。
WEB媒体のコンテンツを中心としたライター業で精進中!