潮干狩りのシーズンは春から夏にかけて。特にGW(ゴールデンウィーク)の人気レジャーとしてテレビなどで取り上げられることも多くあります。
採れる貝はアサリが一般的には多いものの、中にはハマグリが採れる海岸もあります。また、無料で楽しめる海岸があり、ファミリーのお出かけ先にはピッタリですよね。
今回は、関東での潮干狩りのお薦めスポットをご紹介します。
子どもと一緒に潮干狩りを楽しもう!潮干狩りのススメ
子どもと一緒に潮干狩りに行くと、どうしても夢中になり、全身砂まみれ泥まみれ!となるのは、お約束。しかし、案ずる無かれ。最近の潮干狩り場はシャワールーム完備で、着替えさえ用意しておけば、全身シャワーを浴びてから着替えれば、すっきりした気分で帰路に着くことも可能です。
子どもにとっては、海、砂、泥、そして貝。全てが新鮮な体験。汚れることなど気にせず、是非、全身で自然を感じる潮干狩り体験を楽しみましょう。
また、潮干狩りに行く際は、必ず干満時間を調べることをおすすめします。
最適な時間は、満ち潮から徐々に引き潮になっていく時間帯。特に干潮時間の前後2時間程度が狙い目です。少しずつ干潟が広がり、潮に残された貝を採取できますよ。
1.茨城県 大洗第二サンビーチ
北関東最大級の大洗サンビーチは第一サンビーチが保護区域となり潮干狩りは禁止ですが、第二サンビーチが潮干狩り場として開放されています。
観光海岸ではなく自然資源なので、採取には上限(1人1kg)があり、採取可能な貝のサイズも定められています。
駐車場も潮干狩りも無料。採取できる貝はハマグリやホッキガイなどです。
ファミリーのおでかけ先としてはピッタリの大洗第二サンビーチですが、「自然の砂浜の海岸」と「天然の貝」であることを子どもにもしっかりと伝え、採取制限を守りながらあそんでくださいね。
【住所】
茨城県大洗町大貫町地先
【電話番号】
029-266-0788(大洗町観光協会)
【料金】
無料
【アクセス】
鹿島臨海鉄道大洗駅→徒歩15分(茨城交通大洗サンビーチ行き臨時バスもあり)
東水戸道路水戸大洗ICから国道51号経由約15分
【時期】
4月中旬~6月末
2.茨城県 大竹海岸(ハマグリ祭り)
4月~6月にかけての毎週土日には茨城県鉾田市の大竹海岸での潮干狩りが可能です。
観光海岸としての潮干狩りになり、1日に2回放流時間が設けられます。このため、「せっかく潮干狩りに行ったけど全然採れなかった・・・」なんてことになる心配は不要。
子どもでも安心して楽しめます。
【住所】
茨城県鉾田市大竹1326-4
【電話番号】
0291-32-3964(大竹海岸 海の家*山田売店)
【料金】
大人1500円(中学生以上)こども1000円(4歳以上)家族割引(1家族)3000円
【アクセス】
鹿島臨海鉄道新鉾田駅からタクシーで20分
東水戸道路水戸大洗ICから20分
【時期】
春~夏
3.茨城県 日川浜海岸
茨城県神栖市で唯一潮干狩りが楽しめるのがこの日川浜海岸です。併設された日川浜オートキャンプ場も合わせて楽しむことができるので、大自然を満喫したい!というファミリーにはぴったりのお出かけ先です!
潮干狩りでは採れる量はひとり1kgまで、3センチメートル以下のものは海に帰す決まりになっています。
また、市営日川浜駐車場北側スロープ側から休憩施設あづまやまでの200m区間のみが開放され、その他の場所は潮干狩り禁止区域となっていますので注意してくださいね。
【住所】
4茨城県神栖市日川字海岸砂間地先
【電話番号】
0299-90-1217
【料金】
無料
【アクセス】
下総橘駅より車で15分、東関東自動車道潮来ICより35分
【時期】
4月~6月
4.千葉県 金田海岸潮干狩場
千葉県木更津市は都内からもアクセスしやすい潮干狩りスポットがたくさんあります。
竜宮城ホテル三日月の目の前に広がる金田海岸潮干狩り場はその中でもおすすめのスポット。ラッキーハマグリ(色付きのハマグリ)を見つけるとプレゼントがもらえる特典もあり、イベント感も満載です。
潮干狩りは有料ですが、駐車場料金は5時間まで無料。竜宮城の入場料が1割引になる特典もあります。
潮干狩り用具も有料で貸し出してくれるので、少ない手荷物で遊べるのが嬉しいですよね!
【住所】
千葉県木更津市北浜1
【電話番号】
0438-41-0511(金田漁業協同組合)
【料金】
大人1600円(2kgまで)小学生800円(1kgまで)
【アクセス】
東京湾アクアライン 木更津金田インターから約5分
【時期】
3月上旬~7月上旬
5.千葉県 久津間海岸潮干狩り場
同じく木更津にある久津間海岸も潮干狩りの有名スポット。アクアラインからすぐなので、アクセスのしやすさが高ポイントです。
こちらも潮干狩りは有料ですが、大駐車場は無料。採れる貝はアサリが主流となっています。潮干狩り用具も売店で購入可能です。
また、潮干狩りの最盛期には「黄金のハマグリ探し」イベントも開催され、見つけた人にはもれなくプレゼントが進呈されます。
【住所】
千葉県木更津市久津間海岸
【電話番号】
0438-41-2696(久津間漁業協同組合)
【料金】
大人1600円(2kgまで)小学生800円(1kgまで)
【アクセス】
東京湾アクアライン 木更津金田インターから約6分
【時期】
4月上旬~6月末
6.千葉県 ふなばし三番瀬海浜公園
千葉県船橋市のふなばし三番瀬海浜公園はテニスやバーベキューなども楽しめる公園ですが、潮干狩りも出来ちゃいます。
開催期間は4月頃~6月上旬までとなっています。採ったアサリの持ち帰りには別途100g80円の料金がかかります。
貸熊手は1本200円でレンタル可能。返却すると100円が戻ってくる仕組みとなっています。
【住所】
千葉県船橋市潮見町40番
【電話番号】
047-435-0828
【料金】
大人430円(中学生以上)子ども210円(4歳以上)
【アクセス】
JR船橋駅南口、京葉線二俣新町駅より京成バスシステム「船橋海浜公園」行き終点下車
【時期】
4月中旬~6月上旬
7.千葉県 木更津海岸潮干狩り場
東京からアクアラインで約60分と、都心部からもアクセスの良い場所にある木更津海岸潮干狩り場。
潮干狩りのシーズン中には「金銀はまぐり探し」というイベントも開催。その名の通り、金と銀のはまぐりを見つけた人には色に応じて焼き海苔がプレゼントされます。家族で対抗戦をしても楽しいかもしれませんね。
疲れたときのために休憩室が用意されているのも嬉しいポイント!小さな子どもと一緒でも、マイペースの楽しめそうです。
【住所】
千葉県木更津市中の島
【電話番号】
0438-23-4545
【料金】
大人1800円 小人900円
【アクセス】
木更津駅 徒歩25分、木更津南ICより車で10分
【時期】
3月中旬~7月中旬
9.千葉県 牛込海岸潮干狩り場
木更津市の北側に位置する潮干狩り場で、アクセスも良好。アサリやマテガイ、バカガイなどを摂ることができます。
1本50円で熊手の貸し出しがありますが、数に限りがありますので、自宅から持参することをおすすめします。
場内には休憩施設をはじめ食堂や売店などが用意されているので、小さな子どもでもマイペースに楽しめますよ。こちらの海岸でも「黄金のはまぐり探し」イベントが開催されています。プレゼント獲得を目指して、ファミリーで協力して取り組んでみてください!
【住所】
千葉県 木更津市牛込1432-
【電話番号】
0438-41-1341
【料金】
大人1800円 小人900円
【アクセス】
袖ヶ浦駅 車約10分
【時期】
3月下旬~7月上旬
10.東京都 お台場海浜公園
東京都の一大レジャースポットとなったお台場。台場公園そばに広がるお台場海浜公園でも潮干狩りが出来るんです。
海や緑の自然と、レインボーブリッジや台場の都会のビル群は、すっかり東京、いや、日本を代表する景観となりました。そんな都市型の景色の中で楽しむ潮干狩り。他ではなかなか味わえませんね。
無料で出来るのもうれしいポイントです。
【住所】
東京都港区台場 磯浜エリア
【電話番号】
03-5531-0852(東京港埠頭株式会社公園センター)
【料金】
無料
【アクセス】
ゆりかもめ お台場海浜公園駅徒歩3分 台場駅徒歩3分
りんかい線 東京テレポート徒歩7分
【時期】
春~夏
11.東京都 葛西海浜公園
葛西臨海公園からほど近い葛西海浜公園。こちらには西なぎさと東なぎさの2つのエリアがあります。そしてこの西なぎさでは潮干狩りも可能なのです。
潮干狩りを観光目的としているわけではないので、無料。実は水質浄化のためにハマグリの推貝を放流しているとのこと。このため大きさが4cm以下のものは持ち帰りが禁止されています。
【住所】
江戸川区臨海町六丁目地先
【電話番号】
03-5696-4741(葛西海浜公園サービスセンター)
【料金】
無料
【アクセス】
JR京葉線葛西臨海公園駅 徒歩7分
【時期】
春~夏
12.神奈川県 海の公園
神奈川県横浜市にある海の公園でも、3月頃から9月頃まで天然資源のアサリを潮干狩りで楽しむことが出来ます。このため料金ももちろん無料。
1人の採取上限は2kgまでと定められています。また、2センチ以下の推貝は採取禁止です。
駐車場もありますが、海水浴期間やゴールデンウィークにはかなりの混雑。公共交通機関の利用がおすすめです。
【住所】
横浜市金沢区海の公園10
【電話番号】
045-701-3450
【料金】
無料
【アクセス】
金沢シーサイドライン海の公園南口駅、海の公園柴口駅、八景島駅から徒歩2分
【時期】
3月~9月中旬
13.神奈川県 走水海岸
横須賀市にある走水海岸は海水浴場としても有名ですが、春先の潮干狩りスポットとしても有名。遠浅の浜のため波が穏やかなのが特徴で、小さい子供の潮干狩りデビューにもお薦めです。
東京湾を一望、さらに遠くには富士山も眺めるなど、景観もピカイチ。ちなみに春には走水水源地内の桜も見事です。
貸熊手は1日100円かかりますが、かごやビニル袋は受付で無料で用意されています。
【住所】
横須賀市走水1-16
【電話番号】
046-822-8301(横須賀観光インフォメーション)090-2911-5419(あさり部会)
【料金】
大人1200円(2kgまで) 小学生600円(1kgまで) 幼児無料
【アクセス】
京急馬堀海岸駅、JR横須賀駅からバス観音崎行乗車、伊勢町バス停下車すぐ。
(車)横浜横須賀道路馬堀ICから観音崎方面へ約500m
【時期】
4月上旬~7月上旬
潮干狩りを楽しもう!
関東にも潮干狩りスポットはたくさんあります。潮干狩りを観光目的で行っているのか、天然資源を開放しているだけなのかなどにより、有料無料がわかれてくるようです。
小さな子供の体験デビューとしては無料スポットでも充分楽しめそうですし、収穫をしっかり楽しみたい場合には有料スポットを狙った方が確実かもしれません。それぞれの目的にあわせて潮干狩りの場所を決めのがおすすめです。
また、有料無料にかかわらず、貝は海で生きる命ある「生き物」でもあります。宝探しのように潮干狩りを楽しむだけでなく、命を大切にすること、私たちも命をいただきながら生きているのだということを子どもたちに伝え、ルールを守って楽しんでください。
お出掛け前には、干満時刻の確認も忘れずに!