ケーキ屋さんのショーケースって、どうしてあんなにキラキラしてるんでしょ!スウィーツ好きにとっては、宝石を散りばめたティアラを眺めるようなうっとりした気持ちになってしまうもの!?
そんなまばゆいケーキたちの中で、どっしりとした面構えで渋い存在感を放っているアイツが気になる季節がやってきました…。そう、マロン系ケーキの代表格モンブランですっ。
ひとくちにモンブランと言っても、見た目も味もお店によって全然違う。名店と呼ばれるお店の定番モンブランから、ちょっと変わったご当地モンブランまで。全国各地のモンブランをご紹介しちゃいます。
ところで、なんでモンブランって言うんでしょ?
モンブランは、フランス語の Mon(山) Blanc(白) で、白い山という意味。フランスとイタリアの国境に位置する西ヨーロッパで一番高い山なんですね。
モンブランケーキの原型は、イタリア ピエモンテ州の家庭菓子。それをフランスの老舗カフェが栗のペーストを絞り出し、山の形に似せて作った菓子をこの名で呼ぶようになったとか。へぇ~。
家族みんなで食べたいモンブラン!お店を8店厳選!
ケーキショップの定番商品のひとつのモンブランは、それぞれのお店ごとに特徴があって、たくさんの種類がありますよね。
こちらではとても紹介しきれないので、独断で選んだこの秋食べたいモンブランのお店を全国から8店選びました。
1.モンブラン(東京都・自由が丘)
モンブランを語る上で、やはりこちらのお店は外せないでしょう。というのも、モンブランを日本で初めて製造、販売したのがこちらの初代店主だったからです。
ヨーロッパでは、茶色いモンブランが主流ですが、栗の甘露煮を用いるアレンジを施した為、お馴染みの黄色いモンブランとなりました。
【住所】
東京都目黒区自由が丘1-29-3
【電話】
0120-63-1181(予約/お問い合わせ専用)
【営業時間】
10:00~19:00
【定休日】
なし
2.サロン・ド・テ アンジェリーナ(東京都・銀座)
パリにモンブランを誕生させたと言われるお店です。
パリ直輸入の濃厚なマロンペーストの中には、生クリームがたっぷり。
あまりのたっぷりさに甘過ぎるのでは…と警戒しそうになりますが、なんと生クリームには砂糖を使用していません!なので、そこまで重くない。絶妙なバランス感覚です。
【住所】
東京都中央区銀座3-2-1 プランタン銀座本館 2F
【電話】
03-3567-7871
【営業時間】
11:00~21:00(日曜日は20:00まで)
【定休日】
なし(プランタン銀座に準じる)
3.イナムラ ショウゾウ(東京都・上野)
アーモンドのスポンジの上に、フランス産マロンと生クリーム、バニラ入りカスタードクリームが折り重なったモンブラン。
きしめんのように絞り出されたマロンペーストが個性的な風合いを醸し出しています。持ち帰り専門店なので、イートインスペースはありません。
遠方から訪れる方はご注意を。
【住所】
東京都台東区上野桜木2-19-8
【電話】
03-3827-8584
【営業時間】
10:00~19:00
【定休日】
月曜日・第3火曜日 ※月曜が祝日の場合は翌火曜日
4.トロンコーニ(東京都・駒込)
住宅街の中に佇むパティスリー。味はもちろん、素材、ケーキのフォルム、季節感、お客様へのサプライズ等、ケーキにかける店主の情熱が形になっているというお客様の声が。
それも納得の、シンプルだけれど和栗を使って丁寧に作られたモンブランは、気持ちに沁みる美味しさです。
【住所】
東京都北区中里2-17-11 奥山ビル1F
【電話】
03-3949-5225
【営業時間】
10:00-19:30
【定休日】
不定休
5.アテスウェイ(東京都・吉祥寺)
細長く天に向かってそびえたつようなフォルムがかわいらしく個性的。
土台はアーモンドのメレンゲで、薫り高い和栗の上にホイップクリームを絞り、洋栗のクリームで覆われています。和栗と洋栗のハーモニーが楽しめちゃう!
9月中旬から5月中旬までの限定発売です。
【住所】
東京都武蔵野市吉祥寺東町3-8-8 カサ吉祥寺2
【電話】
0422-29-0888
【営業時間】
11:00 ~19:00
【定休日】
月曜(祝日の場合は火曜休み)
6.アンリ・シャルパンティエ(兵庫県・芦屋)
今や日本全国に店舗展開する人気洋菓子店。元々は、兵庫県芦屋市で創業しました。
こちらのモンブランは、マロンクリームにはラム酒、クッキー生地には五島灘の塩を効かせていて、アクセントがある味わいに仕上がっています。
どちらかというと、少し大人向けのモンブランかもしれないですね。
【住所】
兵庫県芦屋市公光町7-10-101
【電話】
0797-31-2753
【営業時間】
ブティック 9:00-20:00 サロン・ド・テ 11:00-20:00
【定休日】
無休
7.栗の木テラス(長野県・小布施)
小布施で200年続く栗菓子の老舗店「桜井甘精堂」の直営ケーキ店。
アンティーク家具で統一されたクラシカルな店内で、紅茶と共にモンブランを味わうことができます。モンブランは、小布施の栗をふんだんに使った自慢の一品。
すべてお店の隣にある工房で作られてるんです。
【住所】
長野県上高井郡小布施町小布施784
【電話】
026-247-5848
【営業時間】
10:00~ラストオーダー18:00
【定休日】
水曜日
8.島の菓 八重山屋(沖縄県・石垣島)
最後に変わり種モンブランのご紹介。こちら「沖夢紫(おきゆめむらさき)ロールモンブラン」は、石垣空港内にある島の果 八重山屋でのみ購入できるオリジナルスウィーツなんです。
地元産紅芋「沖夢紫」を100パーセント使用したココア生地で生クリームを巻いたボリューム満点のロールケーキ。
ここでしか買えないという珍しさもそそります!
【住所】
沖縄県石垣市字白保1960-104-1 石垣空港ターミナルビル 1階
【電話】
0980-87-0293
【営業時間】
7:30~20:30
【定休日】
無休
定番だと思っていたモンブランの魅力を再発見!
こだわりのモンブランファンはもちろん数多くいるでしょうが、その色合いのせいか、なんとなく地味な印象が拭えなかったモンブラン。でも、そこには奥深い魅力が潜んでいました…。
定番品だけに色々なお店が、個性を出すべく工夫しているようです。
そのアレンジによって、それぞれが個性的なケーキとして仕上がっているのも興味深いところ。
この秋、実は深~いモンブランの世界に親子でハマっちゃうかも!?