最近よく話題にのぼるようになった「2分の1成人式」。
20歳を迎えた(迎える)人たちへの祝福の式典である成人式の、2分の1。つまり、10歳のお祝いをする行事というわけですね。
パパ・ママ世代が子どもの頃にはあまり普及していなかった行事なので、イマイチどんなものなのか想像がつかないかもしれません。
2分の1成人式ってどんなことをするのでしょうか。詳しくご紹介します!
2分の1成人式って何?
「2分の1成人式」というのは、10年くらい前から増えてきたと言われる、小学校や地域で行われる行事のこと。なので、必ずすべての10歳がやる、というわけではありません。
どの時期にやる?
成人式と違って日程が決まっているわけではないので、学校・地域によって開催時期は異なります。でも、小学4年生の1月~2月ごろに行うことが多いようです。
親は参加できるの?
クラスの授業参観時に開催されることもあれば、学年全体のイベントとして開催されることもありますが、保護者が参加できるケースが多いです。仕事の関係や家庭の事情で参加できない場合もあると思いますが、ベネッセが行った調査によれば、6割以上の親子が一緒に2分の1成人式に参加しています。
どんなことをするの?
具体的にどんなイベントを行うのかも見ていきましょう。決まりはありませんので基本的には独自の催しが行われますが、よく行われるのは次のようなものです。
子ども1人ひとりによる発表
よく行われるのが、子どもたちのよる「将来の夢」などをテーマにした発表です。保護者への感謝の気持ちを手紙にするケースもあって、もちろんそちらも感動的ですが、各家庭の事情などを考慮して避ける学校もあるでしょう。
子どもたちによる合唱
保護者に向けて、子どもたちが合唱を贈ります。成長を振り返って、ついつい涙してしまいそうですね!
保護者からの手紙
10歳まで大きくなったことへの喜びや、これまでの成長の振り返り、どんな思いで今まで見守ってきたか、など、保護者が手紙を書いて子どもに渡すこともあります。
小さい頃の写真や成長記録を披露する
赤ちゃんのころの写真を展示したり、アルバム・成長記録などを制作することもあります。思い出に残るものなので、協力を求められたらしっかりとお手伝いしたいですね。
2分の1成人式が学校でなくても…
もし2分の1成人式が学校や地域で開催しなくても、家庭でしっかり10歳の成長記録は残しておきたいですね。
スタジオで写真撮影
子ども向けの写真館では、2分の1成人式のキャンペーンなどを行うところが増えています。入学後は女の子の七五三以外、写真を撮る機会も少ないもの。親子の写真や、子どもの晴れの姿をおさめておくといいですね。
女の子はファーストブラをママと一緒に購入
10歳ごろというのは、ちょうどブラジャーをはじめてつける子が多い時期。2分の1成人式をきっかけに「母娘でファーストブラを買いに行こう!」と推進する下着メーカーも多いです。もしかしたら、思春期を迎えてコミュニケーションが難しい時期に差し掛かっているかもしれませんが、良好な親子関係を築くきっかけにもなるかもしれませんね!
成長を喜びながら、2分の1成人式を祝おう!
「少し会話が減ってしまったかも……」「子どもの考えていることがわからない」「強く反抗するようになった」といった悩みにも直面しやすいのが10歳という節目。それも成長段階のひとつなのですが、親としては頭を抱えてしまいますよね。
2分の1成人式は、親の愛情をしっかりと子どもに伝える、また、子どものありのままの姿をしっかりと受け止めるいいきっかけになるかもしれません。ぜひ、親子で素敵な2分の1成人式を迎えてくださいね。