赤ちゃんを育てていると、よくママさん同士で話題になることの1つがおむつですよね。
「布おむつにする?紙おむつのほうが便利?」「おむつかぶれしちゃって可哀想で……」「全然おむつ替えのときじっとしてなくって」「もう、うちの子めっちゃ横からモレるんだけど!!」
といった話題でもちきりですよね(笑)。そんななか、ナチュラル系の育児法としてにわかに話題になっているのが「おむつなし育児」です。でも、おむつなし育児っていったい何? おむつをしない育児なのでしょうか??
「おむつなし育児」もおむつはする!(ことが多い)
実は、おむつなし育児も基本的にはおむつを使うケースが多いようです。
赤ちゃんが排泄するかも!?というタイミングでおむつを外し、トイレやおまるなど、おむつ以外の場所で排泄してもらうというのが「おむつなし育児」。
用意するものは、おまるやトイレの子ども用補助便座のみ。ホーロー製のおまるを使う人も多いようです。
ただし、人によってはお風呂や洗面所で排泄されるケースもあるので、場合によっては、何も用意しなくてもOK。想像よりも、ずっと気軽に始められますね!
おむつなし育児のメリットとは?
では、なんのためにこのようなことをするのでしょうか? 実は、たくさんあるんです。おむつなし育児のメリットが!
【メリット①】排泄欲求に応えてあげられる
赤ちゃんの「おしっこ/うんちがしたい」という自然な排泄の欲求にきちんと応えてあげられるので、排泄をコントロールする力を失わせることがありません。ずっとおむつをはかせていると、おむつで排泄するのが、いつしか「当たり前」になっちゃうんですね。
【メリット②】コミュニケーションが豊かに
排泄を通じて、赤ちゃんと密にコミュニケーションをとれます。親はよく観察するから、赤ちゃんのちょっとしたしぐさで、感情を読み取れるようになりますし、赤ちゃんも「ママ・パパがわかってくれている」と喜ぶでしょう。より楽しく育児ができますね。
【メリット③】節約&エコ
紙おむつや布おむつの消費量が減るので、ゴミや洗濯も減ります。節約になるのはもちろん、環境にも優しいですね。
【メリット④】おむつが早くはずれるかも
おむつなし育児をすることで、おむつが早くはずれる子もいます。ただし!おむつなし育児は、トイレトレーニングではありませんので、要注意。過度に期待しすぎないようにしましょう。
おむつなし育児の4つのコツ!
では、具体的にどうやってやればいいのか、もう少し詳しく知っておきましょう。おむつなし育児をやっていくためのコツをご紹介します。
①早めにはじめるのが吉!
おむつなし育児を始めるのは、早ければ早いだけいいと言われています。できれば、生後半年までにはじめたほうがいいのだとか。時間が経てば経つほど、おむつで排泄することに慣れてしまう、というのが理由です。
②赤ちゃんをよく観察!場合によっては「おむつなしタイム」を
とにかく赤ちゃんをよく観察するのがポイントです。どれくらいの感覚で、いつ排泄することが多いのか。排泄するとき、どんなポーズで、どんなサインを出しているのか。はじめはわからなくて当たり前ですが、意識しているうちにだんだんわかってくるようになりますよ。
「おむつをはいているからわからない」と思う人は、「おむつなしタイム」を設けるのも手。防水シートなどを敷いて、おむつを履かない時間をつくります。ママにとっても赤ちゃんにとっても、「あっ出てる」とわかりやすいので、いいですよ。
③赤ちゃんに排泄について優しく教えてあげる
「まだ何を言ってもわからない」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。「おしっこ出たら気持ちがいいね」「いっぱいでたね」などと、排泄について優しく教えてあげてください。赤ちゃんもしっかり聴いているので、理解してくれるようになりますよ。
④イライラしたり、焦ったりするくらいなら、お休みしてOK
おむつなし育児にも、大変な場面があると思います。おまるに座らせても全然でない、とか、おむつなしタイムで防水シート以外のところに排泄された……など。それでイライラしてしまうようだったら、無理して続ける必要はありません。追い込まれてしまうくらいなら、お休みしたり、やめたりしたっていいんですよ!
ゆる~くてもOK!「おむつなし育児」を楽しもう!
育児に「絶対」という正解はありません。おむつなし育児にも、実はさまざまな方法があるので、取り入れたいと思う方法をうまく取り入れつつ、自分なりにうまくアレンジしてやってみてくださいね。
赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみながら、ぜひおむつなし育児を楽しんでやってみてください。