夏のイベントと言えば夏祭り!暑い季節も吹き飛ばす賑やかで楽しい催し物です。特に天下の台所と呼ばれた大阪には、商業の街として多くの夏祭りが開催されます。
日本一楽しい街、大阪で行われる夏祭りは他の地域よりもウキウキと盛り上がるものばかり。大阪の街を散策しながら、夏ならではのイベントに出かけてみませんか?
今回はそんな大阪の夏祭りをご紹介!観光スポットが多いのでどこに行こうか迷ってしまいますね。特にお子さん連れが楽しめるポイントや注意事項を合わせてご紹介します。
夏祭りとは?
夏祭りとは7~9月の夏の間に行われるお祭りの事を指します。日本各地で開催され、花火大会や縁日もその中の一つ。本来は無病息災や厄病・災厄を払う祭事から来ています。また農耕の労働を労わる意味もあるとか。その地域で少しずつ意味が異なります。
最近では泡やシャボン玉を使ったイベントや、花火大会などが人気を呼んでいます。また昔ながらの縁日は老若男女問わず地域に根差したお祭りで、出店も多く出るのでお子様連れでも安心して参加出来ます。
参加には法被ワッペンの購入などが必要なことがありますが見学は自由。この機会に夏祭りを堪能してみませんか?
1.愛染め祭り/愛染堂勝鬘院
愛染め祭りは大阪の中でもいち早く行われる夏祭り。ちょうどこのお祭りくらいから浴衣を着始めるので「浴衣祭」とも呼ばれています。また大阪三大夏祭りの一つとして広く親しまれてきました。2015年には大阪市指定無形民俗文化財に指定されました。
人気や縁結びの愛染さん(勝鬘院)にあやかり宝恵かごパレードが開催されます。浴衣に身を包んだ素敵なお姉さんたちが主役の華やかなお祭り。浴衣を着た人には先着で素敵なプレゼントがあるかも?ぜひお子さんに浴衣を着せて出かけましょう!
【日時】
2016年6月30日~7月2日
【電話番号】
06-6779-5800
【アクセス】
地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」5番出口より徒歩3分
2.堺大魚夜市/大浜公園
鎌倉時代から始まりおよそ700年もの歴史がある堺市で一番の夏祭り。毎年7月31日に行われており、夏休み中の小中学生も多く訪れます。見どころは何と言っても一般の人も参加出来る魚のセリ。大きな威勢の良い声が会場に響きます。
運が良ければ新鮮な魚をお手頃価格でゲット出来るかも。魚好きなお子さんも目を輝かせます。また出店や企業のPRブースに花火大会など、セリ以外にもイベント盛りだくさん!毎年かなり込み合うので、お子さんが迷子にならないように注意しましょう。
【日時】
2016年7月31日
【電話番号】
072-232-2691
【アクセス】
南海本線「堺駅」より徒歩約10分
3.天神祭/大阪天満宮
大阪の天神祭は日本三大祭りの一つに数えられるお祭り。歴史が深く、規模も大きいので多くの人が訪れます。迷子にならないように注意し、熱中症の恐れがあるので水筒を持っていきましょう。多くのエピソードがあるのでお子さんと一緒に調べて見るのも楽しいですよ。
一番の見どころは100隻の船を従える御鳳輦(ごほうれん)船が大川を渡る船渡御。その後天神祭奉納花火がスタート!涼しげな船の後は夏の風物詩花火大会が始まります。毎年4000発ほどの花火が打ち上がりますよ。
【日時】
2016年7月24~25日
【電話番号】
06-6353-0025
【アクセス】
地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」より徒歩2分(大阪天満宮)
4.岸和田だんじり祭り/岸城神社
岸和田だんじり祭りは大阪を代表するお祭のこと。メディアでも取り上げられ怪我人が出だという話をきいたことあるのでは?そんな危ないお祭りに子どもを連れて行けない!なんて思わないでください。だんじり祭りは屋台の引き回しがダイナミックな迫力があるお祭りです。
スケジュールは試験曳き・宵宮・本宮とがあり、試験曳きは練習のこと。宵宮や本宮とは違い見物客が少なく、本番のような大迫力にこちらを穴場を見る人もいるとか。お子様連れならこの日のほうがおすすめ。
【日時】
試験曳き 2016年9月4・16日14:00~16:00
宵宮 2016年9月17日18:00~22:00
本宮 2016年9月18日9:00~22:00
【電話番号】
0724-22-0686
【アクセス】
南海電鉄「岸和田駅」より徒歩すぐ
5.大阪城ウォーターパークbyハウステンボス/大阪城公園
大阪城ではウォーターパークが開設!しかも九州の人気スポットハウステンボスが開催するということで期待が高まっています。また例年大阪城フェスティバルも開催。4ヶ月の長い期間に様々なイベントを行うので見逃せません。
お子さんが大好きなプールには幼児用もあるので、小さなお子様でも安心。また真夏に冷たい雪で遊べるスノーパークは大人も大はしゃぎ。ママやパパには世界のビール祭りも行われます。
【日時】
2016年7月16日~8月31日 10:00~18:00
【電話番号】
0570-064-110(ハウステンボス総合案内ナビダイヤル)
【アクセス】
JR大阪環状線「大阪城公園駅」より徒歩6分
6.今宮戎こどもえびす祭/今宮戎神社
大阪の中で一番の子ども向けの祭りの「今宮戎こどもえびす祭」。湯神楽は巻かれたお湯に当たると夏の無病息災のご利益があります。境内には子ども向けと呼ばれるだけあってヨーヨー釣りやこども宝恵駕籠で境内一周などイベント目白押し。
一番のポイントは真夏の境内に現れる巨大スノーゲレンデ。この中で雪遊びやソリ遊びが出来るとあって、多くの子どもたちが大はしゃぎ。そんな子どもの笑顔を見るとママもうれしくなっちゃう。雪で濡れることがあるので着替えを持っていきましょう。
【日時】
例年7月22・23日
【電話番号】
06-6643-0150
【アクセス】
南海高野線「今宮戎駅」より徒歩すぐ
7.夏季大祭(大幣神事)/石切劔箭神社
疫病の災厄を祓うことから始まった江戸時代初期から続くお祭り。「大幣(おおへい神事」とも呼ばれ、熱い男たちのお祭りです。境内には出店も出ており、散策しながらぐるめを楽しむのもおすすめ。お子さんもゆっくり見ることが出来ます。
神輿渡御の先頭に7mの長さの大幣3本が町中を練り歩きます。そうすることで災厄を払うとされます。力強いその姿を見るだけで悪厄がどこかに行ってしまいそうですね。境内には木陰も多いので休憩しながら見学しましょう。
【日時】
例年8月上旬の2日間
【電話番号】
072-982-3621
【アクセス】
近鉄けいはんな線「新石切駅」より徒歩7分
8.住吉祭/住吉大社
7月の終わりから4日間行われる住吉祭は、大阪に住む人なら知らない人はいない有名なお祭り。長い期間で行われるので、予定が合えばぜひお子さんと一緒に見学へ行きたいですね。
海の日に神輿洗神事、7月30日は宵宮祭、7月31日は夏越祓神事・例大祭、最後に神輿渡御が行われます。それぞれ異なった祭事なので見ていて飽きません。掛け声は「べーら」と言うので、お子さんと一緒に掛け声を合わせると楽しいですよ。
【日時】
例年海の日、7月30・31日、8月1日
【電話番号】
06-6672-0753
【アクセス】
南海本線「住吉大社駅」より東へ徒歩3分
9.難波八阪神社夏祭り/難波八阪神社
大阪の賑やかな繁華街道頓堀が、一層華やかになる難破八阪神社の夏祭り。獅子舞や数々の芸能が奉納されます。なかなかこういった日本の芸能に触れる機会が少ないので、お子さんと見に行ってみてはいかがでしょうか?
また餅まきは親子で大はしゃぎ!一番の見どころの船渡御は道頓堀を20隻以上がゆっくりと船が行き交います。音楽に合わせて踊る船や篝火船など趣向も様々。氏子の子孫繁栄などを願いながら行われます。周辺は休憩場所やお店が多いので、お子様連れにはぴったり。夕方以降は混みあうので早めに買い物などを済ませましょう。
【日時】
2016年7月13・14日
【電話番号】
06-6641-1149
【アクセス】
地下鉄「なんば駅」より徒歩4分(道頓堀川周辺)
10.なにわ淀川花火大会/淀川河川敷
花火大会も夏祭りの一つ。特にこのなにわ淀川花火大会は、川に花火が反射してとてもきれいに見ることが出来ます。障害物が少ないので会場じゃなくても見学可能。穴場スポットが多くお子様連れにもぴったりです。
仕掛け花火や水中花火、連発花火など種類が豊富。飽きることがありません。様々な形の花火が上がるので「あれは何の形?」と話しながら見たいですね。ゆっくり見るなら有料席や船での見学がおすすめ。無料で楽しむなら淀川河川公園の海老江グランドなどがありますよ。
周辺は混みあって動けないことがあるので、熱中症に注意し歩きやすい靴で行きましょう。
【日時】
2016年8月6日 19:40~20:40
【電話番号】
06-6307-7765
【アクセス】
大阪市営地下鉄「西中島南方駅」より徒歩15分
大阪の夏祭りは親子で楽しめるイベント
活気ある街の大阪では、お祭りにも力が入っています。みんなと一緒に親子で盛り上がりましょう!
また夏祭りは歴史やご利益のあるイベントも数多くあります。どういう意味で行っているのかを勉強してから行くと、よりそのお祭りを楽しめますよ。夏に行われるので、水筒を持参し熱中症には注意しましょう。
またお祭り開催期間中は周辺の交通も混雑が予想されます。歩きやすい靴で行き、ベビーカーで行けるかどうかの確認が必要です。神社などは砂利道でベビーカーが邪魔になることもあるので要注意。
この時期しか楽しめない夏祭り。大阪の街をもっと好きになるチャンスです。ぜひお子さんと楽しい思い出を作って下さい。