お食い初めが済んでいよいよ離乳食開始!進めるステップやメニューを考えたり、食べムラがあったり、離乳食は軌道に乗るまで大変に感じるママもいるかもしれないですね。
体調面では、アレルギーが気になるところ。そして、実は離乳食をきっかけに便秘になってしまう赤ちゃんもいるんです。意外と知られていない離乳食と赤ちゃんの便秘についてご紹介します。
どうして?赤ちゃんが離乳食で便秘になる原因
赤ちゃんは生まれてから生後4ヵ月頃まで、母乳かミルクだけしか飲んでいません。それが5ヵ月頃になると、少しづつ離乳食を食べ始めます。これは、赤ちゃんにとっては大きな変化。
離乳食開始直後は、腸の機能が未熟であり便の状態が不安定になりがち。また、食生活の変化によって、腸内のビフィズス菌量が減ってしまうことも。
さらに、母乳やミルクを飲む量が一時的に落ちることで便の水分量が減り、これが便秘につながる場合もあります。そして、大人でも食物繊維が足りないと、便の量に影響して便秘になるもの。赤ちゃんも同じです。特に離乳食開始当初は、消化に良いものを与えるので、便のモトになる成分が足りなくなっている可能性があるんです。
このように、離乳食開始時は実は赤ちゃんの便秘が起きやすい時期と言えるのです。
便秘解消にはコレ!おすすめの離乳食の食材8選
離乳食による便秘の原因をもう一度まとめると主に3つ
・便の水分量不足
・食物繊維不足
・腸内環境の変化(ビフィズス菌などの腸内善玉菌量の低下)
これらを補うための食材を離乳食に取り入れましょう!
1. バナナ
初期から食べさせやすく調理もしやすい食材と言えばバナナ!食物繊維が豊富で、甘くて柔らかい。赤ちゃんが喜んで食べること間違いなしで、離乳食に取りれない手はありません。すりつぶして食べさせてあげましょう。
2. さつまいも
さつまいもも食物繊維が豊富な食材の代表格です。でも、さつまいもを離乳食に取り入れる時は少しご注意を。それは、さつまいもは水に溶けない食物繊維である「不溶性食物繊維」を多く含んでいます。なので、さつまいもだけをせっせと食べさせるのはお腹が張って逆効果。水分もしっかり一緒に!を意識しましょう。おかゆに混ぜ込んだり、スープにするのがいいかもしれませんね。
3. かぼちゃ
かぼちゃも食物繊維が多い野菜として広く知られています。ビタミンEやカロチンなど栄養も豊富!ほくほくしていて美味しいから、離乳食として色々なアレンジができるのも良いですよね~。
4. ヨーグルト
腸内環境を改善するには、乳酸菌を含むヨーグルトが良いのはご存知ですよね?赤ちゃんの離乳食にも積極的に取り入れてみましょう!そのときは、無糖のプレーンタイプが基本。ゼラチンやハチミツが添加してある商品もあるので、成分はよく確認しましょう。酸味が気になる場合は、バナナやリンゴのすりおろしなどで調整してあげるといいですよ。
5. プルーン
プルーンは水溶性の食物繊維がたっぷり含まれています。更に、ソルビトールという水分を保つ性質を持つ成分も含まれていて、固くなったうんちを柔らかくする作用が!プルーンは便秘に効くというのは納得ですね。100%果汁のプルーンジュースを利用したり、生のプルーンを煮たりして使うと良いでしょう。
6. みかん
みかんも水溶性食物繊維が豊富な果物!冬場が旬ですから、今の季節にお安く簡単に手に入れられるのも良いですよね。ビタミンCも豊富なので、風邪予防にも効果的。月齢によりますが、ある程度離乳食が進んでいる時期ならば、袋から実を取り出してそのままでも食べさせられます。
7. ひじき
海藻類も便秘解消にぴったりの食材です。加えて、実は便秘には適度な油分を摂取するのも効果大。腸のぜんどう運動を促します。薄目に味付けしたひじき煮をすりつぶしてたべさせてあげるのがおすすめです。
8. きのこ
離乳食にきのこというと、あまりイメージが湧かないかもしれませんが、こちらも食物繊維が豊富な食材。柔らかい部分を選んで、細かく刻んで使うのがポイント。スープやおかゆの具材として煮込むと食べさせやすいでしょう。おおむね9ヵ月過ぎの離乳食後期や完了期におすすめの食材です。
離乳食にひと工夫。そして、プラスαを
大変な反面、赤ちゃんが美味しそうに離乳食を食べる姿は本当に可愛らしいもの。もし、便秘になったとしても焦らないで!離乳食に使う食材をちょっと工夫してみましょう。そして、麦茶や白湯での水分補給も忘れずに。
お腹を「の」の字を書きながら優しくマッサージするのも腸の動きを活発にする効果が。ハイハイなどの運動も積極的にさせてあげましょう!