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【今日の読み物】いつからこうなった!?イマドキの小学生のランドセル事情

こんにちは。イラストレーターひらたともみです。

みなさんは「ラン活」という言葉をご存じですか? 

「ラン活」とは、小学校入学に備えた「ランドセル選びの活動」の意味で、百貨店や専門店では、9月頃から徐々にランドセル商戦が始まるそうです。

実は私、この「ラン活」という言葉を知らぬまま、娘が保育園年長の冬にランドセル探しをスタート。

第三子だし、6年間使えればそれで十分。できれば軽くて、背負いやすいなら120点!そんな軽い気持ちで売り場に向かったのですが、そこは想像の斜め上の世界だったのです。

時代の変化についていけない…!ランドセルの選択の自由

次男がランドセルを購入したのは娘より9年も前のこと。

当時、男の子は黒、女の子は赤…という選択が大正解だったのは確かだ。茶色や水色のランドセルの子もいたが、割合はクラスでもひとりかふたりだったように記憶している。

それなのに、なんなの?このランドセルのカラフルさ!

赤かと思ってじっくり見れば朱色の大人カラーだし、黒かと思えば、クラシカルなステッチが施されていて「高級バッグかよ!」と叫びたくなるほど。

値段もピンキリ、つくりもピンキリ。いいものを一度手に取ってしまえば、「やっぱりこっちのほうがいい…」になるのだが、値段を見てはそのランドセルをそっと棚に戻し、安いものでなんとかしようと吟味する。それでも一度さわった「いいもの」は、なかなか諦めがつかなくて…。

ついさっきまで、「6年間使えれば十分!」と思っていたことに、まさか自分でフタをするとは…!

そんな「あーでもない、こーでもない」を脳内グルグルしているうちに、男らしい娘イロハが、初めから「これがいい!!」と言っていた水色のランドセルを、小一時間抱えていることに気づく。なんて潔い子なんだろう…と感心しながら、結局、その水色の、「お値段は真ん中」くらいのランドセルを購入したのだった。

個性の時代か ランドセルカバー選び

小学校に入学し、ふと周りを見渡すと娘より9歳年上の息子の時代とは全く違った光景に驚いた。

赤、黒はもちろん、青、茶、緑、ピンク、水色と、カラフルなランドセルが教室のロッカーに並んでいる。とはいっても、一年生は、学校で支給される、黄色の交通安全カバーを着用することが義務付けになっているため、ランドセルの色は側面からしか確認できない。

それでも一年生の真新しいカラフルなランドセルは、小学校の彩りとなり、かわいらしい。

二年生になれば黄色のカバーが取れるので、みんなどんな施しのあるランドセルなのだろうかと、ひそかに楽しみにしていた。

が!しかし!

ランドセルが高級なせいか否か、皆、ランドセルにカバーを付けるのだ!

特に女の子は、そのカバーさえも個性的なものが多い。よく見ると、4、5年生の男の子もスポーツブランドのカバーをしている。

なんてことだ…。娘のランドセルは水色ってだけのものだからいいけど、キ●ィちゃんが刺繍されてるデザインされている高級なランドセルを買っても、そのデザインを拝むことができない。

素敵な装丁の本にブックカバーをかけているようなものだ。

娘は水色が気にいっている、というので、二年生のときは一年間透明なカバーを付けることにした。だが、安物だったためか、すぐに切れ、今度は水色にレモンの輪切りがプリントされているカバーをネットで購入。

もっとかわいいカバーはたくさんあったのだが、娘は私に似て、「人とかぶらないもの」に固執したため「レモンの輪切り柄」になった。

そのカバーは、コアでレアだったのか、もちろん誰ともかぶらず、しかも丈夫でありがたい。娘が3年生になった今も、現役で娘のランドセルを守ってくれている。

少子化の影響とは、思わぬところに競争が生まれる。

息子たちの時代には珍しかったカラフルなランドセルは、今や「個性」と称し、入学式は「何色のどんなデザインのランドセルを選んだか」を他人に試されているような気がしてならなかった。

そしてカバー。

いまだになぜカバーをするのかわからないまま、ランドセルにカバーをしているのだが、

これもまた「個性」の争いなのかもしれない…。

ともあれランドセルは、今や世界中に愛されるおしゃれアイテムでもある。

パリコレでランドセルを背負って出てくるモデルたちをみて、世界が「KAWAII!!」と叫ぶ光景に、胸躍るのは私だけだろうか…。

ひらたともみ

2007年、30代でフリーのイラストレーターになる。
横に大きめ夫+息子2人+娘1人の5人家族。
20代、30代、40代で出産を経験し、自ら偉人を名乗っている。
趣味はハイボールを飲みながら読書or映画。俳優の窪田正孝をこよなく愛している。
No Smoking. 栃木県宇都宮市在住。