食品添加物の種類や危険性を知っておこう

よく分からないけど何となく危険――「食品添加物」という言葉にそんなイメージを抱く人も多いのでは?でも、いったいどんなものに、どのような種類の食品添加物が含まれているかはよく分からない――これが実情だと思います。

危険かどうかは別にして、子どもたちが食べる食品に何が含まれるかをしっかり知っておくことは大事なこと。少しだけ勉強してみませんか?

食品添加物ってなに?

donuts-431863_1280

食品添加物とは、保存料、甘味料、着色料、香料などを指します。食品を製造する過程で使われたり、保存や加工を目的として使用されます。

使用には厚生労働大臣の指定が必要(原則として)。食品に使用した添加物は、原則として表示をしなければならないので、原材料表記を見れば確認することができます。

日本国内では、指定添加物、既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物の4種類の食品添加物の使用が認められています。

どんなものに含まれている?

7b5d7b6bec26a1f744e7c336b9a84d8f_s

 

食品添加物は、お菓子にも含まれています。例えば、夏にたくさんお世話になった「かき氷のシロップ」を原材料を例にあげてみると…。

砂糖、ぶどう糖果糖液糖、酸味料、香料、保存料(安息香酸Na)、赤色102号

上記はイチゴ味の原材料なのですが、驚くべきことにイチゴ果汁は全く使われていません。砂糖、ぶどう糖果糖液糖のほかは、すべて食品添加物ということになります。上にあげた「かき氷のシロップ」は特に食品添加物が多く使われているものですが、これ以外の食品でも食品添加物が含まれていることは予想できると思います。

食品添加物と危険性

cake-727647_1280

厚生労働省では、食品添加物の「許容一日摂取量」を定められており、国民が実際にどの程度の食品添加物を摂取しているかの調査を行っています。その結果、健康への悪影響がないとされる「許容一日摂取量」(ADI)を、下回っていることが分かっています。

現状として食品添加物を気にすぎる必要はないということを国として発表しているわけですが、そう言ってもきちんとした知識を持っておくことは必要です。

正しい知識を持とう

toddler-559410_1280

食品添加物のすべてに完全な安全が認められているとは断定できませんが、食品添加物なくして食生活が成り立たないのもまた事実。

どのような食品添加物がどのような食べ物に含まれているのか、原材料表記を見ることから、まず始めてみましょう!