春分の日はおはぎを食べる?子どもと一緒に作ってみよう!

もうすぐ春分の日!けれど、春分の日ってどんな日かちゃんと知っていますか?いまいち地味というか、どんな日で、何をすべきなのかあまり知らない人も多いのでは?

でも、子どもに教えてあげるなら、きちんと知識を持っておきたいもの。春分の日に何をするべきか、食べるといいとされているものなどをご紹介します。

2016年の春分の日はいつ?

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2016年の春分の日は3月20日(日)です!今年は日曜日に当たるため、翌日21日月曜日が振替休日となっています。

春分の日って何?

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春分の日とは、季節を表す二十四節気(24の節目)のうち、第4の節気のこと。一年で一番日が短い冬至から少しずつ日が長くなり、春分の日は昼と夜の長さが同じになると言われています。※実際は少し夜の方が長いらしい

この日が祝日に制定されている理由は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ための日であるということ。春の訪れを感じ、自然の美しさに目を向ける日なのです。

春分の日には何をするといいの?

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春分の日、秋分の日は、昼と夜の長さが同じくらいになり、太陽は真東から真西へ沈むことになります。そのため、この日は彼岸、つまり極楽浄土に近づく日とされているのです。

なので、春分の日は春のお彼岸、お墓参りをしてご先祖様に感謝を伝えてみてくださいね。

春分の日にはおはぎを食べよう!

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春分の日に食べるといいとされているのがおはぎ!おはぎの小豆の赤は、災厄を払い、身を守ることができるとされており、これが先祖供養の考えと結びついて春分の日におはぎを食べて邪気を払い、一年の健康を祈るという風習が生まれたといわれています。

おはぎとぼたもちって何が違うの?

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おはぎとよく似た食べ物に「ぼたもち」があります。けれど、いまいち違いがわからない方もいるのでは?きな粉がぼたもち?つぶあんとこしあん?実はおはぎとぼたもちの違いは「食べる季節」なんだって知っていましたか?

おはぎは「萩」、ぼたもちは「牡丹」、それぞれ秋と春の花です。萩が咲く季節に食べるからおはぎ、牡丹が咲く季節に食べるからぼたもちと呼び分けていたのだそう。つまり、春分の日に食べるのは正確には「ぼたもち」なのです!

ただし、今ではどの季節でもおはぎと呼ばれることが一般的。お店でもおはぎとして売っています。ちなみに夏は「夜船」、冬は「北窓」って呼ばれていたんですって!子どもに話して「パパってものしり~」って尊敬されてみてください。

おはぎを子どもと一緒に作ってみよう!

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餅のようにつく必要がないおはぎは、自宅で簡単に作ることができるんです。簡単なレシピをご紹介します。

【材料】
おはぎ16個分
もち米 1合 米 1号 粒あん 800g 塩 小さじ3分の1

【作り方】

①もち米と米を合わせてとぎ、炊飯器で水を少し少な目に炊く。※すし飯の目盛りがあればそこで
②あんを50グラムを目安に丸めておく
③米が炊けたらすぐにボールにうつし、塩を振って混ぜる
④すりこぎで粒が半分のこるくらいにつぶす ※半ごろしにする、といわれます
⑤水で少し濡らした手でごはんを丸める
⑦ラップにあんこを載せて広げ、ごはんを載せてあんこを広げるようにラップごと丸めて完成!

季節の移り変わりを子どもと楽しもう!

日本の四季の移り変わりや、昔からの風習を伝えることはとても大切なこと。休日だからといってお出かけするだけでなく、家でおはぎを作ったり、お墓参りをしてご先祖様へ感謝の気持ちを伝えることを教えてあげることは、きっと子どもにとっても素敵な思い出になるはずです。

とくにおはぎはごはんをつぶすところなど子どもにお手伝いさせてあげられる部分も多く、一緒に楽しめるはず。春分の日を素敵に過ごしてみてくださいね。