週末になると子どもに「どこか連れてって~」とせがまれるけど、そうそう毎週レジャーには連れて行けない。かと言って、公園遊びじゃいつもと代わり映えしないし…とお困りのパパママ!
実は近所へのおでかけがほんの少しの工夫で、グンと楽しくなることをご存知でしょうか?
今回のコモリブマガジンは、パパママが子どもの頃によくやった遊びや、スマートフォンの時代だからこそあえて教えたい公衆電話のかけ方など、子どもにとっては目新しく、パパママにとっては懐かしいことを、プチタイムスリップ気分で楽しむおでかけをご紹介します。
それではさっそくパパママの子ども時代へプチタイムスリップ!
切符を買ってみよう
今は子どものうちからICカードを持っているのが当たり前の時代。現金を持たせたくないパパママがお財布代わりにと子どもに携帯させたり、塾の入退室を知らせる機能を付帯させたりと、様々な使い方がされています。
このICカードの普及にともない、現金を使って切符を買ったことのない子どもが増えています。
そこで、ここはあえて券売機で切符を買って電車に乗るということをやってみましょう。
行き先は一駅先でも、二駅先でもかまいません。子どもは頭上の路線図をチェックして、券売機に該当する料金を投入。
出てきた切符をしっかりと持って、自動改札に入れます。出てきた切符を取ることも忘れずに。ピッとタッチするのとは違い、切符が吸い込まれていく様子は子どもにとって新鮮に映ることでしょう。
切符を買う、たったそれだけのことでも、子どもにとってはワクワクする体験です。
切符の数字を10にしてみよう
ホームでの待ち時間や、電車に乗っている間の暇つぶしといえば、携帯ゲームやパパママのスマホというこの時代、あえてそれらを使わずに目的地まで過ごしてみるのはいかがでしょう。
切符の数字を10にする遊びは、小学校中学年くらいの子どもにおススメ。切符に書いてある数字を足したり引いたり、掛けたり割ったりして10にします。
例えば、写真の切符には
3、8、9、4、3
という数字が並んでいます。これを10にしてみましょう。一度使った数字は使えません。さっそくやってみましょう。
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できましたか?
それでは正解です。
3+4+3=10
9-8=1
10×1=10
これはあくまでも一例です。他にも方法がないか、子どもと一緒に探してみてくださいね。
10回クイズ
こちらは、未就学児の子どもや小学校低学年におススメの遊び。10回同じ言葉を言ってもらい、そのあとにクイズを出すというゲームです。
パパママも小さいころに「ピザピザピザ…」なんて、一度はやったことがあるのではないでしょうか?ここでは、小さな子どもでもできそうな10回ゲームをご紹介します。
・ピザって10回言って
「ピザピザピザ…」「(ひじを指して)ここを何と言う?」「ひじ!」「ザンネン!正解はひざでした」
・カバンって10回言って
「カバンカバンカバン…」「鼻にツノがある動物は?」「カバ!」「ザンネン!正解はサイでした」
・キャンパスって10回言って
「キャンパスキャンパスキャンパス…」「角度を測るものは?」「コンパス!」「ザンネン!正解は分度器でした」
・桃太郎って10回言って
「桃太郎桃太郎桃太郎…」「カメをいじめたのは?」「浦島太郎!」「ザンネン!正解は子どもたちでした」
・シャンデリアって10回言って
「シャンデリアシャンデリアシャンデリア…」「ガラスの靴を拾ったのは?」「シンデレラ!」「ザンネン!正解は王子様でした」
・シカって10回言って
「シカシカシカ…」「サンタクロースが乗っているのは?」「トナカイ!」「ザンネン!正解はソリでした」
いかがでしたか?単純なゲームですが、かなり盛り上がりますよ。楽しすぎてホームや車内で大声を出さないように注意してくださいね。
駄菓子屋に行こう
目的地に到着したら、地元の駄菓子屋へ行ってみましょう。今時は、コンビニやスーパーなどでも駄菓子が買えますが、あのチープなお菓子が並ぶ独特な雰囲気は、駄菓子屋でなくては味わえません。
近くの駄菓子屋は以下のサイトから探すことができます。
共親製菓(株)HPより
ちなみにパパママが好きだった駄菓子は何ですか?わたしは「さくらんぼ餅」が大好きで、友だちと駄菓子屋へ行っては、おこづかいで買って食べていました。
こんな風に、パパママの好きな駄菓子と、子どもの好きな駄菓子を買って、家に帰ってから食べ比べしてみても楽しいかもしれませんよね。
懐かしいおもちゃで遊ぼう
・チェーリング
出典:キンダーリーブHP
駄菓子屋で見かけたらぜひ手に取ってみて欲しいのが「チェーリング」。ネックレスやブレスレットを作ったり、繋げてお手玉のように遊んだり、子どもだけでなく大人も夢中になってしまうこと間違いなしですよ!
・風船玉
出典:教材カタログ
パパママも子どもの頃に一度は遊んだことがある「風船玉」。付属のストローの先に液を球状にしてくっつけ、息を吹き込みます。
これが、やってみると案外難しい!子どもと、どちらが大きく膨らませられるか競争しても面白いかもしれませんね。
公衆電話から電話をかけてみよう
家に固定電話を置いている家庭が減っている現在、子どもたちにとっての「電話」はスマートフォンなのかもしれません。
でも、だからこそ今、公衆電話の使い方を教えておきたいものです。
出典:総務省
NTTが設置している公衆電話は、災害等の緊急時に優先的につながりやすくなっており、停電時でもかけられるようになっています。
まずは、行き先に公衆電話があるかチェック。携帯電話の普及でかなり減ってはいますが、市街地には500m四方に1台、それ以外の地域には1km四方に1台の割合で設置されています。
最寄りの公衆電話の場所は、以下から探すことができます。
では、さっそく、離れて暮らすおじいちゃんとおばあちゃんに電話をかけてみましょう。
小銭を用意し、そのうち10円玉を数枚子どもに渡します。受話器を外し、小銭を投入。番号を押して、相手が出るのを待ちます。
カシャン、カシャンとお金が落ちていく音で、電話をかけるにはお金が必要なのだと、子どもは知ることができます。
おじいちゃんおばあちゃんとの電話が終わったら、110番、119番などへのかけかたも教えておくと良いでしょう。
プチタイムスリップまとめ
今回は、パパママの子ども時代にタイムスリップするおでかけをお届けしました。
便利になりすぎた世の中だからこそ、工夫を凝らして遊んでいたパパやママの子ども時代にプチタイムスリップすれば、いつものおでかけもこんなに楽しくなります。
ぜひ今度の週末、子どもと一緒に体験してみてくださいね!