実は怖い台風から子どもを守ろう!本州住みは鈍感になりがち!

みなさん、台風対策ってしていますか? 実際に台風の被害に遭ったことがない人は、なかなか危険性が実感できないかもしれません。

でも、きちんと対策していないと、被害に遭ってからでは遅いんです。9月は関東地方で最も台風が接近しやすい季節。今のうちに準備しておきたいですね。特に、小さい子を抱えている家庭では、しっかり対策しておきましょう!

台風で子どもが被害に遭うのはどんなケース?

high-water-123200_1280

まずは、どんな場面で子どもが台風の被害に遭う可能性があるのか、知っておきましょう。

1. 物が飛んでくる

強風によって、普段考えられないくらい大きなものが飛んでくることがあります。また、体の小さい子どもはよろけて転ぶことも多いものです。

強風注意報、暴風警報、暴風特別警報などが出ているときには、外を出歩かないようにしましょう。

2. 河川の増水や高波による水の事故

台風の時期には、水の事故が発生しやすくなります。まだ泳げない小さい子は特に、命の危険もあります。急に天候が変わることもありますから、くれぐれも台風が近づいている時期に水遊びなどはやめましょう

3. 土砂崩れや浸水などの被害に遭う

土砂崩れは全国的に起こる可能性があります。国土交通省砂防部のホームページなどをチェックして、まずは自宅の近辺に土砂災害の危険個所がないか、確認しておきましょう。もし自宅が被害に遭いそうなら、行政の窓口に相談してみるのも手です。

また、浸水被害も考えておかなくてはいけません。首都圏では、荒川、利根川、東京湾に関して浸水被害の予想が出されています。地下鉄が被害に遭うこともありますから、自宅、保育園だけでなく通勤路に被害が出る恐れがないかもチェックしておいたほうがいいです。

内閣府の「防災情報のページ」⇒「風水害対策」から詳細を見ることができますよ。

4. 交通機関がストップして出先から帰れない

交通機関がストップするのはよくある話。電車に缶詰めになることもありますし、親が保育園・幼稚園に迎えにいけない、というのもありえる事態です。

こういう事態が起きたときに、園の対応はどうなっているのか確認し、頼れる親族や知り合いはいるかなど、話し合っておくといいでしょう。台風の場合だと悪天候ですから、「時間をかけて親が歩いて迎えに行く」というのも危険で、あまり現実的ではありません。

やっておきたい備えとは?

55f29809335899c33491d7025d33bd7d_s

それでは、台風に備えてどんな準備をしておけばいいのか、知っておきましょう!

▶ベランダや玄関近辺の物の対策

植木鉢やバケツ、ベビーカーなど、普段屋外に置いているものがあれば、台風が迫ってくる前にしまうなり、飛んでいかないように対策するなりしておきましょう。これに関しては、自分の子以外の子を被害に遭わせる危険性があるのです(もちろん大人も)。みんなが注意すれば被害が減らせるので、大切ですね。

▶災害情報が耳に入りやすいようにしておく

テレビはもちろん、ラジオ、スマホなども、情報収集に役立ちます。防災情報がわかるアプリをスマホにダウンロードしておくのもいいでしょう。警報や注意報がすぐにわかるようにしておくことが大切です。何か一つの情報源に頼っていると、それが何らかの理由で途絶えてしまうと不安ですね。複数のルートを確保しておきたいものです。

また、避難勧告は広報車、消防署などによって行われることもあります。外の様子にも注意しておきましょう。

▶お出掛け時に持っておきたいもの

台風が近づいていれば、できるだけ外出は控えたいもの。でも、どうしても保育園に預けて会社にいかなくてはいけない。そんなときに持っておきたいのは、携帯用ラジオや電池式の携帯・スマホ充電器です。

場合によっては保育園にお迎えにいけなくなることもあるかもしれません。どんなときでも情報収集したり連絡を取り合うことは大切。最低限用意しておきたいですね。

▶すぐに避難できるように貴重品や子ども用品はまとめておく

何かあったときにすぐに持って出られるように、おむつや粉ミルク、抱っこひも、着替えなどの子どもに関連する必需品は用意してまとめておきましょう。また、通帳・印鑑、保険証書、はんこなどの貴重品もきちんと準備しておきたいですね。

子どもと一緒に対策できること

子どもに災害の危険を理解してもらうことも大切です。まずは、台風に関する絵本を読んでおくのもいいでしょう。子どもは「台風がなにか」ということも想像できません。絵本なら理解しやすいでしょう。

また、場合によっては、地域やマンション単位などで、防災訓練が行われることがあります。ぜひ子どもと一緒に参加して、お話を聞いてきましょう。もしものときに、子どももパニックになりづらくなりますよ。

【商品情報】
『台風にのる』ジョアンナ・コール(文)/1500円+税(岩波書店)

ひとごとだと思わずに対策を!

台風をナメてかかって、被害に遭ってから後悔しても遅いものです。筆者自身も、台風で交通機関がストップし、保育園にお迎えにいけなくなり青ざめた経験があります……。

いろんなパターンを想定し、家族でしっかり話し合っておくことも大切。しっかり準備して、子どもを台風から守りましょう!

おしゃまな5歳女児とわんぱくな2歳男児のママです。新しい場所にお出掛けして子どもが喜ぶ顔を見るのが大好き。親子で楽しめるイベントや場所を日々探しています!