春の気配が、日一日と近づいてくる3月。
梅や桜が開花し、街も花の香りに包まれます。
学校や園でも年度末を迎え、子どもたちは新しい環境への期待に胸を弾ませている時期。
そんな心浮き立つこの時期に、家族でのお出かけにぴったりのイベントをご紹介したいと思います。
子どもも大人も一緒になって楽しめるイベントが盛りだくさんです。
1.文京梅まつり (文京区)
文京花の五大まつりの一つ。
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
九州の大宰府に流されることになった菅原道真公が屋敷を出るときに詠んだ歌です。
文京梅まつりは、道真公をお祀りする湯島天満宮において毎年2月上旬~3月上旬に開催されています。
白梅を中心に約300本もの梅の木が植えられている会場内では、期間中さまざまなイベントが催されます。
【日程】2020年2月8日(土)~3月8日(日)
【会場】湯島天満宮 東京都文京区湯島3-30-1
【問合せ先】03-3836-0753
【アクセス】東京メトロ千代田線「湯島」駅口より徒歩2分
2.高尾梅郷梅まつり(八王子市)
旧甲州街道沿い約4.5キロメートル区間には、関所梅林、天神梅林、湯の花梅林、するさし梅林、木下沢梅林、そして小仏川沿いの遊歩道梅林が点在し、約10,000本の紅白の梅が咲き誇ります。
各梅林で露店がでるほか、琴の演奏や野点なども行われます。
また、4つの梅林をめぐり、抽選で賞品が当たるスタンプハイクのほか、梅の加工品や甘酒も販売予定。
梅の花の香りが広がる中、散策をお楽しみください。
【日程】2020年3月14日(土)・15日(日)
【会場】旧甲州街道沿い遊歩道梅林
【問合せ先】080-6758-1187
【アクセス】JR高尾駅から徒歩約15分、または京王線高尾山口駅から徒歩約10分
3.だるま市(調布市)
深大寺の諸行事中、最大の行事が「厄除元三大師大祭 だるま市」です。
例年、深大寺山門の紅梅白梅が見ごろを迎える3月3日、4日の両日にわたり執行され、朝から元三大師様のご霊験を崇める10万人余の人々が、押し寄せるように境内を埋め、元三大師堂では諸願成就の大護摩供が終日厳修されます
江戸時代の文献には、参詣者が「近郊近在より群参す」と記されているほど、深大寺の元三大師大祭は歴史と伝統のある行事となっています。
これにあわせて境内では大師様のご威力にあやかる縁起だるま市も開かれます。
「日本三大だるま市」の1つとして、また東京に春を呼ぶ深大寺のだるま市としてその知名度は全国的です。
【日程】2020年3月3日(火)・4日(水)
【会場】深大寺 東京都調布市深大寺元町5丁目15-1
【問合せ先】042-486-5511
【アクセス】京王線調布駅より路線バス乗車
4.隅田公園桜まつり(台東区)
江戸時代から続く桜の名所、隅田川沿いの台東区側で開催される桜まつりです。
隅田公園の桜は約510本。
ソメイヨシノを始め、オオシマザクラ、サトザクラなど様々な種類の桜を愛でることができます。
隅田川に沿って咲く桜と、東京スカイツリーとの風景のコラボレーションが楽しめるほか、隅田川の屋形船や水上バスに乗って、両岸の桜並木を眺める風流な花見も楽しめます。
夜には園内の桜がライトアップされ、夜桜の幻想的な風景が広がります。
【日程】2020年3月~4月
【会場】隅田公園 東京都墨田区向島1丁目2−5
【問合せ先】03-3844-1221
【アクセス】東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩3分
5.日本橋 桜フェスティバル(中央区)
様々な形で桜を体感できるイベント『日本橋 桜フェスティバル2020』。
デジタルアートや桜をテーマにした食のイベントなど参加型のコンテンツを多数実施しています。
福徳の森には日本初上陸となる「The Tree Of Light-灯桜(トモシザクラ)-」や、コレド室町1と2の間の仲通りでは若手クリエイターとの共創作品「サクラカーペット」が登場。
LED10万球による桜オブジェ、16mの桜デジタルアートなどお花見新名所や、限定桜メニューが日本橋に集結。
桜にちなんだイベントを様々な形で楽しむことができます。
【日程】2020年3月15日(日)~4月5日(日)
【会場】日本橋・八重洲・京橋エリア
【問合せ先】03-3242-0010
【アクセス】東京駅下車
6.御殿山さくらまつり2020(品川区)
御殿山は、江戸時代の庶民に桜の名所として広く親しまれるとともに、将軍の鷹狩りや茶会が催されるなど華やかな江戸文化の情緒も残す、歴史色豊かなエリアです。
提灯や色とりどりの和傘で桜並木を彩るほか、夜間は幻想的なライトアップを施し、一日を通して桜を鑑賞できます。
また御殿山で活動している企業や団体などによって御殿山の「伝統と桜」をテクノロジーを用いて芸術的に表現し、新しい春の楽しみ方を体験できます。
御殿山の持つ江戸情緒と、最先端のアートや技術が融合した、懐かしくも新しい、さくらまつりをお楽しみください。
【日程】2020年3月21日(土) ~4月10日(金)
【会場】御殿山トラストタワー 東京都品川区北品川4-7-35
【問合せ先】03-5511-2255
【アクセス】「品川駅」高輪口より徒歩10分
7.お江戸深川さくらまつりライトアップ(江東区)
深川観光協会が、深川周辺に咲き乱れる桜を多くの方々に鑑賞していただこうと企画した「お江戸深川さくらまつり」。
門前仲町から高橋につながる大横川・仙台掘川・小名木川。河畔には艶やかに彩る桜並木が並びます。
この桜並木を水彩都市・江東区らしく船の上や橋の上からも楽しんでみてはいかがでしょうか。
夜間にはライトアップも施されます。
桜並木のライトアップはまつり期間中毎日行われ、地元商店街の店による出店も並び、食べて、飲んで、お祭り気分とともに桜を楽しめます。桜吹雪が舞う夜桜のトンネルは圧巻です。
【日程】2020年3月下旬 – 2020年4月上旬
【会場】東京都江東区大横川(越中島橋~巴橋間)など
【問合せ先】03-3643-0114
【アクセス】都営大江戸線、東京メトロ東西線「門前仲町駅」より徒歩2分
8.くにたち桜ライトアップ2020(国立市)
JR中央線国立駅から南にまっすぐに伸びる大学通りの桜を約320メートルにわたってライトアップします。
道の両側にソメイヨシノ、カンザクラをはじめ多くの種類の桜が咲き誇り、灯りに照らし出された幻想的な桜の雰囲気を楽しむことができます。
4月上旬には「くにたちさくらフェスティバル」や「国立・立川さくらウォーキング」などのイベントも開催されます。
【日程】2020年3月21日(土)~4月10日(金)
【会場】東京都国立市 JR「国立駅」 南口 大学通り緑地帯
【問合せ先】042-574-1199
【アクセス】JR中央線「国立駅」南口出口
9.「どうする!?エネルギー大転換」展(江東区)
2017年にドイツ博物館で開催された企画展「energie.wenden」(エネルギー転換)に、新たに日本のエネルギー事情を紹介するコーナーを加えた、私たちの生活に欠かせないエネルギーの未来について考える展示会。
「エネルギー転換」とは、私たちが現在使っているエネルギーを別のものに変えていくことを意味しています。
石油や石炭などの化石燃料は、このまま使い続けると地球温暖化を悪化させます。
このため二酸化炭素を出さず、枯渇しない持続可能なエネルギー源に転換することは、人類全体に課せられた急務なのです。
では、「エネルギー転換」はどのように進めていけばいいのでしょうか? 本展の主役は、来場者のあなたです。
10のテーマそれぞれについて、さまざまな人の声に耳を傾けながら、エネルギーの未来はどうあるべきかを考えてくるきっかけとなる展示会となっています。
【日程】2020年1月17日(金)~3月29日(日)
【会場】日本科学未来館 東京都江東区青海2丁目3−6
【問合せ先】 03-3570-9151
【アクセス】新交通ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
10.特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」(台東区)
2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産登録を受けて以来、和食への関心はますます高まっています。
本展は、多角的な視点から和食に迫る、国立科学博物館として初めての大規模特別展。
和食は、外来の文化も柔軟に受容しながら発展し、今もなお変化し続けています。
明治時代以降に広まった日本独自の「洋食」などにも目を向けつつ、日本列島の自然がもたらした多様な食材、人々の知恵で作り出された発酵などの技術、古代から未来をも見据えた和食の歴史的変遷などを、バラエティ豊かな標本や資料、そしてインタラクティブな映像演出を交えて、わかりやすく紹介していきます。
和食を通じて、日本の豊かな環境とそこに暮らす人々の営みについて、新たな視点で考えるきっかけとなる展示会です。
【日程】2020年3月14日(土)~6月14日(日)
【会場】国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20
【問合せ先】03-5777-8600
【アクセス】JR「上野駅」(公園口)から徒歩5分
3月のお出かけ
桜の便りが届き始める東京の3月。
だいぶ気候も暖かくなり、外出するのにもちょうどよい季節です。
屋外でのイベントもグンと多くなること季節。
気候的には寒暖の差が激しい時期にもなりますので、体温調節可能な服装がポイントになりそうです。
上着を一枚常備しておくと屋外でのイベントでは重宝しますね。
また、感染症もまだまだ気になる季節です。
予防対策もしっかりしておきたいですね。