ヒートアイランド現象、異常気象、地球温暖化。暑い夏がより暑くなるキーワードが並ぶ昨今の日本、エアコンは必須となりました。
特に高齢者や乳幼児がいる家庭ならばなおさら。熱中症等による体調悪化を防ぐためにも、エアコンを適切に使いたいとこです。
でも、家計を預かる身としては電気代も気になりますよね。そこで、ちょっとしたテクニックでエアコンの電気代を節約できる10の方法をこっそり伝授しちゃいます!
ここ20年で東京の夏はこんなに暑くなった!
気象庁が公表している過去100年に及ぶ8月の最高気温データを確認したところ、1980年代までは29.0~30.0℃あたりで推移していました。
それが、1990年代頃から31℃以上という数値が見られ始め、2000年代に入ると、ほぼ毎年31.0~33.0℃に。東京の夏はやはり、各段に暑くなっているんですね。
エアコンの電気代節約テクニック10選
暑い夏を乗り切るのに必須のエアコン。上手に使って電気代を節約しましょう!
1.フィルターは2週間に1度掃除する
フィルターにゴミや埃が溜まると、稼働効率が格段に悪くなります。
電気代にすると、最大25%もの無駄遣いになってしまいます。雑菌が繁殖したり、埃が舞ったりするのは衛生面でもよくありません。
2.タイマー機能を上手に活用
ほとんどのエアコンについているタイマーの機能、使っていますか?外出する時、眠る時など上手にタイマー機能を使って無駄のない運転を心がけましょう。
3.自動運転がおすすめ
弱風や微風は涼しくなるまで多くの時間がかかります。良かれと思った設定が、無駄な電気を消費する結果に・・・。
現代のエアコンはとても性能がいいので、自動運転ならば、温度や設定で最も効率良い方法を選択します。設定は、エアコンにお任せしちゃいましょう。
4.オン・オフは極力避ける
実はエアコンで一番電気を消費するのは、運転を開始する時。
節電になるだろうと、こまめにスイッチを入れたり切ったりするのは逆効果。設定温度を上げたり下げたりして調整する方が効率の面では、効果的です。
5.冷房の風は水平or上向きで
暖かい空気は部屋の上部分に、冷たい空気は部屋の下部分にたまりやすいという特徴があります。
その特性を利用して、冷房の風向きは水平、もしくは上向きにした方がお部屋全体が冷えやすくなります。
6.扇風機を使って風を起こそう
人間は風があると、体感温度が下がります。エアコンの設定温度を下げるよりも、扇風機を併用して風を起こした方が涼しく感じられます。
また、風を起こすことで部屋の空気も循環するので、エアコンの冷却効果も高まります。
7.室外機を日陰に
室外機は部屋の熱を部屋の外に捨てる時、多くの電力を消費します。室外機が直射日光にさらされると、室外機は高温状態に。そうすると、一層電力を消費してしまいます。
室外機を日陰に設置する、すだれをかけて日陰を作るといった工夫が効果的です。その時、吹き出し口をふさがないように注意してください。
8.レースカーテンで効率アップ
夏場の太陽光は、本当に強烈です。直射日光が差し込む部屋では、せっかくエアコンをかけてもなかなか追いつきません。
レースカーテンを引くだけでも、冷房効率はぐっとアップ。遮光効果や断熱効果が高い機能的なカーテンもありますので、お部屋の状況によってそういった機能性カーテンを取り入れてみるのも良いでしょう。
9.空気の入れ替えも大事
帰宅した時に部屋に熱がこもっていることはよくありますよね。そんな時慌ててエアコンのスイッチを入れるよりも、まず部屋の空気を外に逃がしましょう。
ある程度、部屋の熱を放出した状態で冷却を始める方が効率的です。
10.冷えすぎない温度設定で
自動運転がおすすめとご紹介しましたが、どうしても自分で設定したい場合には、思っている温度より1℃上げることを心がけましょう。
1℃上げるだけで、約10%もの節電になることがわかっています。ちなみに冷房の推奨設定温度は、28℃です。
ちょっとしたテクニックで節電が可能!
どれも単純なテクニックだと思いませんか?ちょっとした心がけ次第で、エアコンは簡単に節電できちゃうんです。
現代人の生活に無くてはならないエアコン。節電は、家計の節約にもなりますし、広い目で見れば日本のため、地球環境のためにもなります。今年の夏は、節電テクニックを心がけたエアコン運転をしてみませんか?