小さくて愛らしい姿が魅力的なウーパールーパー。1980年代に大流行したので、記憶がよみがえるパパ・ママもいるのでは? ゆったりスローな動きがとても癒されます。
実は、ウーパールーパーは自宅で飼育できます! そして、子どもと一緒に飼育するのにオススメなんです。その理由や飼育方法をご紹介します。
ウーパールーパーってどんな生き物?
まず、ウーパールーパーってどんな生き物なのでしょうか。
両生類で、オオサンショウウオの仲間であるウーパールーパー。元々はメキシコ原産ですが、最近流通しているのは、ほとんど日本で養殖されたものなのだそうです。
なんだか幼い見た目をしているようにも見えますが、それもそのはず。幼体のまま成熟するという特性をもっているのです。全長は、大体10cm~25cm。
また、さまざまな色のウーパールーパーがいるのも特徴的ですね。主なのは次の5種類で、一番オーソドックスなのはリューシスティックでしょう。
・リューシスティック 白い体に黒い目
・アルビノ 白い体に白っぽい目
・ゴールデン 黄色
・マーブル まだらのグレー
・ブラック 野生に近い黒
※成長につれて発色が変化する場合もあります。
どうして子どもと飼育するといいの?
生き物を飼育することで、子どもが生き物に愛情を注ぐ経験や、きちんとお世話をしなければいけないという責任感を育むことができます。
また、ウーパールーパーは次のような理由から、はじめての飼育にも向いているんです。
▶丈夫
もちろん生き物なので注意を払って育てなくてはいけませんが、ウーパールーパーは手足が再生するほど強い生命力があると言われています。
▶飼育難易度が高くない
基本的には、飼育する難易度が高くありません。以下で詳しく説明しますが、水槽内の環境や水温、エサに注意してあげれば、比較的ラクに飼育することが可能です。
ウーパールーパーの飼育方法
では、ウーパールーパーの飼育方法を具体的に見ていきましょう。
用意するもの
・水槽
ウーパールーパーを購入するときに、体の大きさにあった水槽はどんなものかを聞きましょう。
・カルキ抜き
普通の水道水ではダメです。カルキを抜く必要があります。
・エサ
家庭で飼育する場合は、人工のウーパールーパー用のエサでいいでしょう。
・水温計
ウーパールーパーは暑さに弱いです。しっかりと温度管理をしてあげる必要がありますから、水温計も必要。なお、適した温度は15~20℃程度です。
・スポイト、ピンセット
エサをあげたり、余分なエサを吸い取るのに使えます。
・ろ過器
水をキレイにするものです。
・エアーポンプ
水中に酸素があったほうが呼吸しやすいです。
そのほか、ウーパールーパーの隠れ家のようなものを用意するのもいいですね。店員さんに相談しながら調達しましょう。
お世話の仕方
まずは水槽にカルキを抜いた水をため、水温をチェック。大丈夫だったらウーパールーパーを入れてあげます。
水槽内をキレイに保つ必要があるため、ろ過器の性能など条件によっても異なりますが、1~2週間に一度は水を換えてあげましょう。水の取り換えは、とっても大切です!!
※水槽などを購入したお店で、必ず水を換える頻度は相談してくださいね。
また、特に夏場に水温が高くならないように注意が必要です。クーラーファンや水槽クーラーなどを使うのもいいですし、部屋全体の室温をエアコンで下げる方法もあります。
エサは、基本毎日食べるだけあげます。なお、余分なエサが水槽中に残っていると汚れてウーパールーパーが弱る原因になりますので注意しましょう。可能なら、ピンセットで一個一個あげるとよいです。無駄なエサで汚れることがありませんし、何よりカワイイです!
生き物は大切に。親子で大切に飼おう
いかがでしたか? とっても可愛いし、比較的お世話が楽なウーパールーパー。でも、もちろん放っておいたら弱ってしまいます。飼うと決めたら、必ず責任を持ってお世話しなければいけませんね。子どもと一緒にお世話することで、そういう精神もきちんと教えてあげることができます。
まずは一度観賞魚や水生生物の専門店にいって、実際にウーパールーパーに会いに行ってみてはいかがでしょうか?
おしゃまな5歳女児とわんぱくな2歳男児のママです。新しい場所にお出掛けして子どもが喜ぶ顔を見るのが大好き。親子で楽しめるイベントや場所を日々探しています!