冬の外気で冷えた体を、中からポカポカに温めてくれるココア♡甘くておいしくて、子どもも大好物ですよね。
実は、ココアには食物繊維、ミネラル類、カカオポリフェノールなどが含まれ、美容や健康にとってもいいんです。大人だけでなく子どもにもオススメなその特徴をまとめてみました。
1.便秘対策
ココアの効果として最も知られるのが「便秘改善」ではないでしょうか。食物繊維が含まれることもありますが、リグニンという栄養素が腸内の善玉菌を増やしてくれるのがその要因と言われています。
毎日お通じがない子どもは多いけれど、お薬に頼りたくない…そんな時は、生活習慣や食生活の改善とあわせて、毎日1杯のココアを心がけてみるといいかもしれませんね。
2.インフルエンザ対策
ココアがインフルエンザ予防に有効という結果が、森永製菓の「ココアレポート」で発表されています。ココアを摂取するグループとしないグループに分けたヒトでの実験で、ココアを接種したグループの方がより高い予防効果ができることを実証したものです。
こちらも手洗いうがいや、人込みを避ける、ワクチンの接種などと合わせるとしっかり予防できそうです。
3.リラックス効果
毎日楽しく過ごしているように見えても、子どもにだってストレスはあります。友達とのけんか、授業の疲れ、習い事や塾、思い通りに行かないイライラ。ストレスは免疫力低下にも繋がり、体にも心にも良いものではないです。
カカオに含まれるテオブロミンは、満足感、幸福感、リラックス感を与えるといわれています。ココアを飲むとホっとした気分になりますが、脳に刺激が与えられているとは驚きですね。
4.虫歯予防
甘いココアが虫歯予防、と聞くと意外な気もしますが、第2次世界大戦後にスウェーデンで行われたヒトによる実験で、キャンディーなどと摂取したときと比較すると虫歯の発生が少ないことが分かりました。このことにより、ココアには虫歯の発生を抑制する成分が含まれていることが分かっています。
また、その高い抗菌性が歯周病予防になる事も上記の「ココアレポート」で発表されています。
もちろん、飲んだ後の歯みがきはお忘れなく。
子どもは摂取に注意が必要
ココアはお薬ではなく嗜好品なので、これだけ飲めば効果があるというものではありません。だけど、美味しく味わいながら、体のトラブルをケアできるなら、こんな嬉しいことはありませんね。
ただし、少量ながらカフェインが含まれているので大量摂取はNG。「効くからたくさん飲む!」のではなく、いつもの牛乳にココアを加えてみる程度から始めてみてはいかが?