日本人がほぼ毎日食べる食物と言えば、お米です。古来、稲作が日本に伝わってから、米作りは文化や精神性にまで大きな影響を及ぼしました。
そんな日本人の生活に深く根付いている米作り。関東でも田植えを体験できる農園があるんです。
田植えについて知ろう
ビニールハウスや苗代で作ったイネの苗を水田に植えるのが田植えです。
昭和40年代中盤頃までは1株づつ手で植えるという重労働でしたが、現代では大規模な田に機械を使って植えることがほとんど。稲作農家の作業は、大幅にシステム化され効率的になったようです。
田植え体験の農園では、昔ながらの手での作業を行います。お子さんに米作りの大変さを伝えることができるでしょう。
それでは、関東で田植え体験ができる農園10選をご紹介します。
1.筑波農場(茨城県)
子どもにお米の知識と大切さを学んでもらうために開催されている農業体験は、5月に田植え、9月に稲刈りが行われています。募集人数は、先着200名。
こちらの農園の特徴は、農薬を一切使わずアイガモを放し飼いにする「アイガモ農法」という自然を利用した農法です。農薬と食物の関係についても、教えてあげられそうですね。
【住所】
茨城県つくば市小田 2830
【問い合わせ】
TEL : 029-867-3433
【交通】
つくばエクスプレスつくば駅 A4番出口
バスターミナル3番乗り場 つくバス小田シャトル行きに乗り小田中部で下車。小田中部から徒歩で15分。
【参加費】
詳細はHPにてご確認ください
2.自然生クラブ(茨城県)
筑波産の麓で「紙マルチ」を使った無農薬米つくりをしているコミュニティ農園です。
5月には手植えでの田植え、9月には手鎌での稲刈りを体験できます。創作舞踊「田楽舞い」の見学会も同時開催。気になる方はお問合せを!
※開催日等はその年により異なります。詳しくはホームページをご覧ください。
【住所】
茨城県つくば市臼井1623番地18(法人事務所)
【問い合わせ】
TEL : 029-866-2192
【交通】
TXつくば駅より、つくバス(北部シャトル)終点「筑波山口」下車。
【参加費】
大人:1名/1,000円
学生・障がいのある方:1名/500円
乳幼児:無料
※開催年により費用は異なります。
3.佐野観光農園(栃木県)
田植え体験の他、ジャガイモ掘りやブルーベリー収穫、いちご狩りなど、様々な農業体験ができる佐野観光農園。
佐野名物のラーメンやそばをいただける食堂や、産地直送野菜を販売しているマーケット、お土産屋さんなど施設も充実しているので、田植えが終わった後も楽しめます。
【住所】
栃木県佐野市植下町802-4
【問い合わせ】
TEL : 0283-20-5215
【交通】
東武佐野線佐野市駅下車タクシー5分
JR佐野駅下車タクシー10分
自家用車東北自動車道佐野藤岡インターから足利方面へ5km(約5分)
【参加費】
詳細はお問合せください
4.足利・名草ふるさと自然塾(栃木県)
名草地区の豊かな自然を活かした自然体験施設です。農業体験の他、しめ縄作りや餅つきなど季節の文化的行事イベントも開催。人との触れ合いを大切にしています。
毎年、5月や6月頃には、稲作を体験しながら学べる「田んぼの学校」を開催しています。
【住所】
足利市名草上町3371(名草ふるさと交流館)
【問い合わせ】
TEL : 0284-41-9687
【交通】
お問合せください
【参加費】
詳細はお問合せください
5.粕川町室沢棚田の里(群前県)
日本らしさがある健やかで美しい「にほんの里100選」にも選ばれた粕川町室沢。粕川の清流を利用した米つくりを体験できます。
赤城山を望みながらの棚田での田植え体験は、都会にはない自然の恵みを全身で感じることができるでしょう。
【住所】
前橋市粕川町室沢地区
【問い合わせ】
TEL :027-285-4707(室沢棚田の里実行委員会)
【交通】
北関東道波志江スマートICより車で20分程度
【参加費】
7000円~
※受け入れ人数100名程。
6.ファーム・インさぎ山(埼玉県)
田植えの他、みそづくりやこんにゃくづくり、草木染めや竹馬づくりなど、農業・食・生活といった体験を組み合わせて、「田舎暮らし」を体験してほしいというのがコンセプトになっています。
東京から30km圏内というアクセスの良さも魅力です。
【住所】
埼玉県さいたま市緑区上野田282
【問い合わせ】
TEL :048-878-0459
【交通】
埼玉高速線 浦和美園駅から国際興業バス代山(だいやま)下車
【参加費】
1名様当たり 2,500円〜3,000円(税込) ※体験内容に変動します
7.川越市農業ふれあいセンター(埼玉県)
自然と土に親しんでもらうための農業施設、川越市農業ふれあいセンター。
田植え体験の他、手打ちそばや草餅づくりなどふるさとの味の伝承にも熱心に取り組んでいます。
川越は小江戸とも呼ばれ、情緒溢れる街並みが人気の観光地です。田植え体験のあとの観光を楽しむこともできますね。
【住所】
埼玉県川越市大字伊佐沼887番地
【問い合わせ】
TEL :049-226-6551
【交通】
川越駅(東口)から「東武バス」で上尾駅西口・平方・埼玉医大行き → 「鴨田」下車 徒歩10分
【参加費】
詳細はお問合せください
8.農業体験農園 田舎日記(千葉県)
日帰りはもちろん、宿泊での農業体験ができる農園 田舎日記。その名のとおり、日記を綴ることができるような長期的な農業体験も可能です。
単なる体験だけでなく、参加者や地域の方々との交流、地域の食を味わう、伝統文化を体験するといった「第二の故郷」のような1日を提供しています。
【住所】
千葉県山武郡横芝光町木戸8559-1
【問い合わせ】
TEL :0479-84-3335
【交通】
※待ち合わせ場所コテージ&ペンション「NANじゃMONじゃ」
JR総武本線(八街・八日市場回りの銚子行電車)「横芝駅」
【参加費】
詳細はお問合せください
9.まなびファーム(千葉県)
東京から車で60分で田植え体験ができます。田植えを通して季節を体感すること、水田の土の感触を感じること、水田の生き物を観察することなど、五感で感じる体験を重視しています。
栗やとうもろこしなどの旬の野菜や果物の収穫体験、アイス作りやイチゴジャム教室など多彩な催しを1年を通じて開催しています。
【住所】
千葉県大網白里市金谷郷1356−2 付近
【問い合わせ】
http://www.chibatk.jp/
農作業・移動中で電話に出ることが難しい場合があります。くわしくはホームページをごらんください。
【参加費】
中学生以上1名 1kg米あり 3,000円
中学生以上1名 米無し 2,500円
小学校6年生まで1名 1kg米あり 2,500円
小学校6年生まで1名 米無し 2,000円
中学生以上見学1名 500円
10.石坂ファームハウス(東京都)
都内にも田んぼがあるんですね!
こちらの田植えは、年間を通じて体験する形式になっています。第一回の田植え、第二回の稲刈り、第三回のワラ細工、第四回の餅つき。お米の生育の他にも、ワラやお餅といった、お米にまつわる事柄を広く学べそうですね。
【住所】
東京都日野市百草672-1
【問い合わせ】
TEL :042-591-6477
【交通】
京王線 聖蹟桜ケ丘駅から
京王バス「高幡不動駅行き」等(駅から約10分) 和田(多摩市)下車 徒歩10分
【参加費】
\4,000/1人(保険代、事務通信費含む)
田植え体験を通して
よく食べるお米がどうやってできるのかはもちろん、水田の感触や匂いを感じ、おたまじゃくしやあめんぼなどの生き物を発見したり。街中では決して味わえない自然たっぷりの体験ができるでしょう!
特に水田の泥は、お子さんにとって未体験の感触かもしれませんよね。
お子さんにとって、忘れられない1日になりそう!
東京在住。やんちゃ盛りの5歳の男の子と、「魔の」2歳女の子、2人を子育てしながら、家事に育児に仕事に奮闘するワーキングマザーです。
WEB媒体のコンテンツを中心としたライター業で精進中!