乾燥しやすい冬は、敏感な赤ちゃんのお肌への影響が気になるところですね。しかも、お肌はもちろんのこと、乾燥した空気の中では風邪や病気のリスクも上がるため見逃すことはできません。
また湿度と体感温度にも密接なつながりがあり、電気代節約にもつながる大きなポイントです。室内の湿度管理をするならおすすめは加湿器ですが、一口に加湿器といっても幾つかのタイプがあり、生活スタイルによって選択することをおすすめします。
そこで今回は、赤ちゃんのいるご家庭でも安心の加湿器のタイプや、機能についてお伝えしていきたいと思います。
赤ちゃんに最適な湿度とは?
赤ちゃんに最適なのは、湿度50%〜60%ほどです。状況に応じて調節することも必要で、咳をしていたりする場合は高めの設定にすると、喉へのダメージが少なくなります。
また、40%以下になるとインフルエンザウイルスの活動が活発になるので、冬場はこまめにチェックしましょう。
湿度と体感温度の密接な関係
体感温度とは気温ではなく、人間の肌で感じる感覚温度を数値にしたものです。同じ気温でも条件次第で、温度の感じ方が変わるのはご存じですか?
例えば、気温22度で湿度が20%だと14.3度の体感温度ですが、同じ条件で湿度を70%に上げると16度まで上昇します。
暑い季節にはエアコンで冷房を入れなくても除湿モードである程度快適な空間が保てますが、寒い季節には湿度を上げることでエアコン代の節約にもつながりますね。
加湿器の種類とオススメ!
1.気化式
気化式加湿器の仕組みは、フィルターに水を含ませファンで風を当てて気化させるシンプルなものです。イメージとしては、洗濯物を部屋干ししていると部屋に適度な湿気が生まれるといったもの。
ヒーターレス式とも呼ばれるこのタイプは、熱を発生させないので、電気代が少なくて済むことや火傷しないなどのメリットがありますが、性能面では他のタイプより劣ります。
FE-KXK05(パナソニック)
気化式の起動が遅いという欠点をDCモーターでカバーしており、通常の1.6倍のスピードでお部屋に潤いを与えます。
コンパクトなボディーと静音設計でリビングや寝室に置いてもok!しかも、ナノイー搭載で自分のフィルターも清潔に保つ機能がついているためお手入れも楽ちんです。
【商品情報】
FE-KXK05(パナソニック)/オープン価格
2.スチーム式
加湿器といえばこれ!といった代表的なタイプの加湿器です。熱で水を温め蒸気をだす仕組みで、即効性があるのは嬉しいですね。
加湿力も高く、熱を使用するため雑菌の繁殖リスクが抑えられるメリットがあります。反面、赤ちゃんや小さな子供のいる場所ではやけどする危険もあるため、置き場所に工夫をするなど対策が必要といえるタイプです。
スチーム式加湿器/EE-RK35(象印)
「水タンク一体型」「フッ素加工」「広口内容器」「フィルター不要」のお手入れ簡単構造は忙しいママの強い味方です。
沸騰させた蒸気を65度まで冷やして加湿するため雑菌の心配がありません。沸騰音を抑えられる機能や、チャイルドロックはもちろん、ふた開閉ロック・転倒湯もれ防止構造など、もしもに対応した機能が付いているので活発な赤ちゃんでも対応できますね。
【商品情報】
スチーム式加湿器/EE-RK35(象印)/オープン価格
3.超音波式
タンクの水を超音波で振動させ、キリを発生させる仕組みです。加湿力も強力で、火傷の心配もありません。
しかも、安価でおしゃれなデザインが多いため、インテリアにこだわるママにもおすすめなタイプです。しかし、こまめな手入れが必要で、怠ると雑菌の温床となるため注意が必要です。
dyson Hygienic Mist AM10 IB(ダイソン)
扇風機でお馴染みのかたちですが、加湿器なんです。羽もなし、熱くなる部分のなしなので、好奇心旺盛な赤ちゃんたちが触っても問題ありません。
独自の機能で、水に潜むバクテリアを除去し、健康的な空間を維持することが可能です。
【商品情報】
dyson Hygienic Mist AM10 IB(ダイソン)/63,504円
4.ハイブリット式
気化式とスチーム式を合わせたようなタイプで、高性能な商品が多いのが特徴です。
熱を使用しないため火傷の心配はなく、多様な機能が付いていますが、その分価格は高めの設定となっています。
HV-D70-W(SHARP)
プラズマクラスターで除菌、消臭も期待できるハイブリット式の加湿器です。
空気清浄化や静電気除去など多彩な機能もあり、お手入れも分解しやすく手間が最小限で済むのは嬉しいですね。
【製品情報】
HV-D70-W(SHARP)/オープン価格
様々ありますが、大切なのは・・・
様々な加湿器がありますが、どれも定期的なお手入れが必要です。
手入れを怠ると繁殖した雑菌入りのミストを部屋に散布するという恐ろしい事態に陥ります。あまり手入れに時間を取れない方はスチーム式や、お手入れが簡単なタイプを選ぶほうが懸命です。
ママにとってどの加湿器が良いか?も選ぶ基準に入れることが大切ですね!