子どものヘアアレンジに毎朝、悪戦苦闘しているママは案外多いもの。ただでさえ、子供の細く柔らかい髪の毛はまとめにくいもの。さらに後れ毛やほつれ毛が多かったりすることもあるし、じっとしているのを嫌う子どもも多いもの。
また、ママ自身がちょっと不器用だったりすると、親子共にふれあいの癒しタイムのはずのヘアセットの時間が、魔のイライラタイムに変わってしまったりするものです。
でも、子供の髪の毛をゆっくり梳かしてあげる時間、そして、ママに優しく髪の毛を撫でてもらう時間は、親にとっても子どもにとっても貴重なふれあいの時間のはず。本当は穏やかな気持ちで、今日の予定なんかをお話しながら、ゆっくりとヘアアレンジタイムを楽しみたいものですよね。
今回は不器用ママでも安心のヘアセットから、ちょっとおしゃれなヘアアレンジまでご紹介したいと思います。
1.あえての段差ツインテール
子どもらしいヘアアレンジの王道といえば、やはりツインテール。高さが同じになるように、角度が同じになるようにと、意識しすぎてはいませんか?
思い切って、高さも角度もバラバラにしてみませんか?
これなら、不器用ママでも大丈夫。元気のよさが伝わる子どもらしいスタイルに仕上がります。
2.ハーフアップスタイル
大人っぽさやお姉さんらしさに憧れる年代になってくると、ハーフアップスタイルを希望する子供も増えてきます。
髪の毛の半分を上げようとすると、下ろしていたはずの毛を巻き込んでしまったり、毛流れの関係で上手くまとまらなかったり、子供の髪質によってはハーフアップも難易度が高かったりしますよね。
そんな時は顔周りの髪の毛を少量ずつとって、くるくるひねった毛束を左右に1本ずつ作り、それを後ろで留めるだけ。
こちらも、不器用ママでも安心、かつ、子どもも大満足のオシャレなヘアアレンジが完成します。
3.お団子ヘア
1でご紹介したツインテールのアレンジバージョンです。ポニーテールからのお団子ヘアも可愛いですが、ツインテールのお団子もまた可愛らしいものですね。
毛束をそのまま巻きつけていくお団子を作る方も多いと思いますが、このように折り返す感じでのお団子ヘアにしてみると、いつもとは雰囲気もガラッと変わり、まるで大輪のお花を飾りつけたかのような雰囲気に仕上がります。
4.編み込みヘア
続いては、2でご紹介したハーフアップスタイルのアレンジバージョンです。顔周りの髪の毛で作る毛束を編み込みにすると、さらにすっきりしたヘアスタイルに仕上がります。
もし、編みこみは難易度高いということであれば、片側だけを編みこんでいく、片編み込みスタイルでも充分ですね。
せっかくなら後ろ姿にもこだわって、毛束をミツアミに仕上げてあげるとさらにオシャレな雰囲気が完成します。子供の髪の毛は細く柔らかいものですが、その特徴を逆手に取ると、こんな細いミツアミを編みやすいという嬉しい結果につながったりします。
5.男の子ヘア
男の子のヘアセットといえば、せいぜい寝癖直しが関の山。最近じゃ、寝癖すら直してないわ、なんて思っているママはいませんか?
そんな無造作ヘアも素敵かもしれませんが、ここぞというときには、ちょっとヘアワックスなどを使って、毛流れを意識させて見ませんか?急にグッと大人っぽい雰囲気に仕上がりますよ。
でも、毎日オシャレヘアにするよりは、普段は寝癖、もとい、無造作ヘアでも、ちょっとした日にそんなオシャレヘアに変身するギャップが、案外高ポイントだったりしますね。
子供のヘアセットタイムを楽しもう
子供の髪の毛は、細いし絡みやすいし、まとめにくいというのはきっとどんなママでも内心思う本音かもしれません。でも、実は、子供の髪の毛をセットする時間は、親にとっても子どもにとっても触れ合いの時間。「タッチケア」という概念からも、本当は穏やかに大切にしていきたい時間なのです。
高度なテクニックを競うよりも、自分の出来るレベルで、そして、子どもとのコミュニケーションタイムと位置づけて楽しみたいですね。