森のようちえんってどんな所?自然とのふれあいで感性が育つ

子どもと毎日どのように過ごしていますか?日本では特に自然の中での生活や遊びがどんどん失われています。便利なものが多いですが、やはり子どもには自然の中で力いっぱい生きてほしいと願うママも多いはず。

今回はそんなママにおすすめの「森のようちえん」についてご紹介します。自然の中で遊ぶとはどういうことなのか、森のようちえんという言葉は聞いたことはあるがどういった活動なのかなどママの疑問を解決します。

幼稚園や保育所という枠にとらわれない新たな取り組みです。ぜひ今後の子育ての参考にして下さい。

森のようちえんとは?

森のようちえんは1950年代から北欧諸国で始まったとされる活動です。日本では10年ほど前から少しずつ広がりを見せています。

「ようちえん」と聞くと保育所や幼稚園などの施設を思い浮かべますが、森のようちえんはこうした施設があるわけではありません。保育所や子育てサークル、自主保育など子育てにおける様々な場面を指します。

ただ共通していることが「自然体験活動を主として子育てや保育などを行う」ということ。そこに通う赤ちゃんから7歳児くらいまでを対象としています。自然の中で思い切り遊ぶのはもちろん、子どもの自主性を重んじるところも特徴です。

森のようちえんのメリット

自然の中で過ごすことがどうして子どもへメリットをもたらすのか。ここでは3つのポイントに絞ってご紹介します。

1.日々変わる自然は五感を育てる

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自然は日々変わります。花を咲かせたり種を作ったり。そして秋には紅葉や落葉。一瞬も同じ空間なんてありません。そんな移り変わる自然の中で、見て・聞いて・触って・嗅いで・感じてと五感をフルに使うことで感性を育てます。

幼少期のこうした感性はとても大事。みんなが気付かない変化に気づくようになります。それは人に対しても同じ。大人が言わなくても自分から感じることが出来ます。

2.自分で考え行動する

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室内の子育てを何をするにも大人が用意する必要があります。しかし子どもはそこにあるものだけで遊ぶことが出来ます。こうした「見立て遊び」も幼少期には必要なことなんです。

葉っぱや木の枝を盾や剣にしてヒーローになったり、小さな小川を海に見立てて遊んでみたりと自分でイメージして遊びます。必要な物も自分で考え用意します。この積み重ねで子どもの積極性や自主性が養われます。

3.体力がつく

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室内は平らな教室や廊下に園庭がほとんど。しかし森のようちえんはそうしたスペースがなく、木の間や落ち葉の上で遊びます。ただ歩くだけでも園庭と違い、凸凹道なのでスタミナが付きます。

また室内とは違い、夏は暑く冬は寒いので自分で体温調整をします。自分の荷物は自分で持って移動をするので体力が付きます。

森のようちえんに参加したい時は?

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森のようちえんを推進する団体に入らなくても、日常生活で少しずつ自然と触れ合う機会を作ることが出来ます。散歩として山や川へ行ったり、観光地ではなくキャンプを楽しんだりと工夫次第で森のようちえんの出来あがり。

また会員としていろいろな情報を得ることが出来る「森のようちえん全国ネットワーク」へ入会することも出来ますよ。幼稚園だけでなく、サークルなど様々な団体がこの森のようちえんを実践しているので自分で地域で活動があるか調べてみましょう。

森のようちえんを生活に取り入れよう

生活のちょっとしたことに自然の空間を入れてみましょう。つい転びそうになったり、汚れそうな時には声を掛けたくなりますがグッと我慢。危険な時以外は見守りも大切です。

自分で考えて行動するということはとても大切なことです。それが自然の中で過ごすことで培われます。葉っぱでの見立て遊びなども想像力を養います。おもちゃなどなくても、子どもはその場にあるもので遊ぶのでママがびっくりするかもしれません。

一度森のようちえんに参加してみませんか?一回り大きくなったお子さんに出会えますよ。