四季折々の食材を楽しめるのは、季節がはっきりしている日本の素晴らしいところ。旬の食材を子どもにも食べさせてあげたいですよね。
菜の花は、春に味わいたい野菜のひとつ。
子どもが食べやすいパスタに取り入れるのはいかが?和風やクリームなど、おすすめの菜の花パスタのレシピをご紹介します。
菜の花ってこんな野菜
菜の花は観賞用と共に、食用としても用いられるアブラナ科の植物です。黄色の愛らしい花を見て春を感じる方も多いでしょう。
食用としては、花が開く前の緑色の茎と葉、花弁部分が店頭で売られています。ベータカロチンやビタミンB1、B2、C、鉄分、カルシウム、カリウムなど実に豊富な栄養素が含まれています。
ほろ苦さがあり、その独特な味を好む方も多いでしょうが、子どもには少しハードルが高いかも?安心してください。ジュニア野菜ソムリエでもあるComolibライターNaoが、ほろ苦さを感じさせない、美味しいレシピをご紹介しますよ~。
1. 菜の花のペペロンチーノ
シンプルなペペロンチーノに菜の花をプラス!鷹の爪の辛味がポイントですが、お子さんのお好みによって、量を調整してください。
【材料】
パスタ、菜の花、にんにく、オリーブオイル、塩、鷹の爪
【作り方】
1.たっぷりの熱湯に塩を多めに加え、パスタを茹でる
2.上記のパスタが茹で上がる1~2分前に食べやすい長さに切った菜の花を加え一緒に茹でる
3.フライパンにオリーブオイルとみじん切りのにんにく、鷹の爪を入れ焦がさないように香りをつける
4.茹で上がったパスタと菜の花を3に手早く加えて、塩で味付け
2. 菜の花とベーコンのパスタ
ベーコンの塩分と油分は、風味の強い菜の花と相性抜群!最後に粉チーズをふりかけて、まろやかさもプラスすれば、更に食べやすく。
【材料】
パスタ、菜の花、オリーブオイル、にんにく、塩、ベーコン、粉チーズ
【作り方】
1.たっぷりの熱湯に塩を多めに加え、パスタを茹でる
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、スライスしたにんにくと1~2cmに切ったベーコンを入れカリッと炒める
3.食べやすい長さに切って下茹でしておいた菜の花を 2 のフライパンに加え、軽く炒める
4.茹で上がったパスタを手早く加えて、塩で味付け。皿に盛った後に粉チーズを振りかける
3. 菜の花のクリームパスタ
クリームパスタが好きなお子さんも多いことでしょう!生クリームだけだと、少々大人向けな濃厚な風味なので、牛乳をプラスするのがポイント。
【材料】
パスタ、菜の花、バター、玉ねぎ、コンソメブイヨン、塩、生クリーム、牛乳
【作り方】
- 菜の花を熱湯で色よく茹で冷水に取り、よく絞っておく
-
たっぷりの熱湯に塩を多めに加え、パスタを茹でる
3. フライパンにバターを溶かし、ざく切りした玉ねぎを炒める
4. 3のフライパンを弱火にして、生クリームと牛乳、コンソメブイヨン、菜の花を加える
5. 茹で上がったパスタを4へ手早く加えて混ぜ、塩で味付け
4. 菜の花とアンチョビのパスタ
イタリアのプーリアという州でよく食べられるのがアンチョビのパスタ。オレキエッテという耳たぶのような形をした小ぶりのパスタで作ると、より一層美味!見た目のかわいらしさに子どもも喜ぶでしょう。
【材料】
パスタ(オレキエッテ)、菜の花、オリーブオイル、にんにく、アンチョビフィレ、塩
【作り方】
1.食べやすい長さに切った菜の花を熱湯で茹でる
2.1の鍋に時間差でオレキエッテを入れ、茹でる
3. フライパンにオリーブオイルと刻んだにんにく、アンチョビフィレを入れ炒める
4. 3のフライパンに2のオレキエッテと菜の花を加える
5. パスタの茹で汁少々とオリーブオイルを加えて、少々熱したら完成
5. 菜の花のしらすバター醤油パスタ
和風の味付けも試したいところ!バターと醤油の組み合わせは、鉄板の美味しさ。しらすを加えて、栄養価も更にアップ。
【材料】
パスタ、菜の花、しらす、にんにく、バター、しょうゆ、塩
【作り方】
1. たっぷりの熱湯に塩を多めに加え、パスタを茹でる
2. 上記のパスタが茹で上がる1~2分前に食べやすい長さに切った菜の花を加え一緒に茹でる
- フライパンにバターとみじん切りのにんにく入れ焦がさないように香りをつける
-
茹で上がったパスタと菜の花、しらすを3に加えて、醤油で味付け
菜の花の旬は2月~3月にかけて
春に咲く黄色い菜の花を見たことがあっても、食べたことがないという子どもは、案外多いのでは?食べられると知ったら、びっくりするかもしれません。
2月から3月にかけては、菜の花が多く出回る時期です。スーパーで見かけたら旬の素材についての話をしてあげながら、ぜひ積極的にお料理に取り入れてみてください。