志摩スペイン村はこんなところだった!

こんにちは!中部在住comolib特派員のRパパです!

みなさん、夏休みのお出かけの予定は決まりましたか?

海に行きたい子がいれば、山がいいと言い出す子もいて、やっぱりテーマパークがいいとう話も出たりして、なかなか家族の意見がまとまらないものですよね。

海と山とテーマパーク、すべてがまとまって存在し、名古屋からも大阪からもアクセスの便のよい伊勢志摩エリア。サクッと日帰りも可能ですし、一泊してあちこちを回っても楽しめます。

そんな伊勢志摩にあるテーマパーク「志摩スペイン村」に行ってきたのでレポートします!

ファミリー向けなのにジェットコースターはかなりの刺激度!

テーマパークといえば、東京ディズニーリゾートと大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)。東西の横綱は、異論の余地なくそれで決まりです。

しかし中には、絶叫マシンの方面にとんがった富士急ハイランドや、“テーマ”をパノラマ的に再現することに重きを置いたハウステンボスのようなパークもあります。

志摩スペイン村は、ドン・キホーテやフラメンコに代表されるスペインをリアルに再現しながらも、家族で一日楽しく過ごせるように工夫されたテーマパーク。なんとなく中途半端なイメージもあったのですが、行ってみるととんでもなかった!

グランモンセラー

館内には3つのジェットコースターがあり、それぞれ身長や年齢の制限があります。岩山をぬって走るこのライドは「グランモンセラー」。身長110cm以上でOKです。これは6歳児の平均身長より低いので、小4の10歳男児、小1の6歳男児、年長の5歳女児と子どもは3人いたのですが、全員が問題なく乗ることができました。

写真を見ればわかるように「ビッグサンダーマウンテン」っぽい感じのコースターなのですが、怖さは東京ディズニーランドとは段違いです!半径の小さな横回転の多いコースで、とにかくガクン、ガクンと横に振られます。そのたびに強い横Gがかかって、大人のぼくもかなり怖いと感じました。

そうして前半が終わると、斜面の巻きあげがもう一度あって、再び急降下が始まります。またガクン、ガクンと横に揺られて、足が地面を擦るかと錯覚するような箇所もあって、スリル満点のライドを楽しむことができました。子どもたちは半べそ状態でした。

ピレネー

こちらは「ピレネー」。10歳以上身長130cm以上ならOKです。小4男児はどちらもクリアしていたのですが、見た目でギブアップしてしまい、大人だけで乗ることになりました。

それにしても、ループのこの角度! 写真ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、このように逆宙返りをするセクションもあります。

こんな過激なコースターは東京ディズニーランドやUSJにはありません。そんなところも、志摩スペイン村がファミリー向けでありながら意外にとんがっている部分です。

ピレネーは、レールから吊り下げられていて、足元が宙づりになっている「インバーテッドコースター」というタイプのマシン。レールがどう延びているのが見えづらいために進路の予測が難しく、思わぬ方向に揺さぶられたりしてドキッとします。

ふわりと浮かんで無重力になる瞬間などかなり怖かったですね。それでも、体がしっかりとバーに固定されているために、マシンから投げ出されそうな恐怖感はなく、個人的にはこちらより、グランモンセラーの方が怖いと感じました。

園内にはもう1つ、「スプラッシュモンセラー」というコースターもあります。丸木舟型のライドに乗って激しい水飛沫とともに急降下をするもので、「スプラッシュマウンテン」に似たタイプです。こちらは身長90cm以上と、3歳児の平均身長ならOKです。

スペイン気分もこれで満喫!

ハビエル場博物館

 

これは「ハビエル城博物館」。戦国時代の日本にキリスト教を伝道したことで有名なフランシスコ・ザビエル(現地の発音では「ハビエル」)の生家である古城をモチーフに、実物大のスケールで精巧に築かれた建造物です。館内では約12,000年にもわたるスペインの歴史や文化が、資料や映像などを使ってわかりやすく解説されています。

ロルカ・エン・フラメンコ

こちらは、フラメンコショー「ロルカ・エン・フラメンコ」。数少ない有料アトラクションのひとつで、500円の料金(ワンドリンク付き)がかかりますが、世界各国で公演を行う”マリア・パヘス舞踊団”のファーストダンサー”ホセ・バリオス”の演出・振付で、スペイン人ダンサーたちが演じる圧巻のステージを堪能できます。

アルハンブラ

館内にはこのレストラン「アルハンブラ」など、本格的なスペイン料理が味わえる飲食店も軒を連ねています。今回は家族連れだったのでアトラクションを優先しましたが、大人のグループで訪れた際にはこういった施設を巡ってスペインの歴史、文化、風物にふれ、見聞を深めることもできます。

ランチはお弁当を持ち込むという手も

いっぽう家族連れのぼくたちの関心の的は、やっぱりというか悲しいかなというか、いかに安く上げるかということ。志摩スペイン村では嬉しいことに、お弁当の持ち込みOKなので、木陰にレジャーシートを広げて、二家族でにぎやかにいただくことにしました。

園内の売店では生ビールなども売っているので、ついでにちょっと一杯なんてこともできます。東京ディズニーシーや大阪のUSJにはアルコールを提供するレストランもありますが、東京ディズニーランドでは基本的に一切飲めないですし、東京ディズニーリゾートもUSJも、持ち込んだお弁当はピクニックエリアという限られた場所でしか食べられないので、この自由度の高さは家族連れには嬉しい限りですね。

炎天下の午後のひと休みにオススメな、「氷の城」

ところで、ぼくたちの出かけた7月11日は、それまでの雨続きとは打って変わって梅雨明けかと思われるような晴天に恵まれました。その分気温もジリジリと上がり、アトラクションの待ち時間にも大人はタオルや扇子が手放せない状況に……。子どもたちは至って元気なんですけどね。

そんなこれからの時期のスペイン村でオススメのアトラクションが、「氷の城」です。画像のように当日は長い行列ができていて、待ち時間は50分。出てくる人たちが口々に「暖か~い」というのを耳にして、おのずと期待も高まります。

館内の様子は、これこの通り。冷蔵庫の中のような冷気に包まれていて、もうたまらない心地よさです。

コースの最後には、こんな氷のベッドがあったのですが、帰ってから公式サイトを見ると、このベッドには実際に寝っ転がってもいいみたいですね。それなら本当に寝転がっておけばよかった!

どうせなら一泊して、ついでに海や山も楽しんじゃおう!

今回は日帰りで切り上げましたが、伊勢志摩エリアには最初にも書いたように海や山の観光スポットが豊富にあります。伊勢神宮鳥羽水族館などの有名どころはもとより、海水浴ができるきれいな砂浜や、ちょっと山に分け入れば「天の岩戸」のようなマイナスイオンたっぷりのパワースポットもありますので、一泊すれば行動範囲も一気に広がります。

名古屋や京都・大坂から近鉄特急での往復と現地での乗り放題に、23の観光施設への入場までをカバーする「まわりゃんせ」という便利な切符(大人9800円)もありますので、日程が許せば伊勢志摩をじっくりと巡りたいものです。

2016年には主要国首脳会議も現地で開催されますので、人気観光地化して人が多くなる前に、一度は訪問しておきたいですね!

今日は子どもとドコにいこう?
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