子供には栄養バランスを考えて、好き嫌いなく食べてもらいたいですよね。
しかし、現実にはそう簡単にはいきません。
今回は、子供の好き嫌いをなくすテクニックや接し方などについてご紹介します。
好き嫌いをなくすポイントは「ずっと嫌いと思い込まない」「無理をしない」「継続してアプローチする!」ですよ。
1.取りあえず1口!
どんなお子さんでも、進んで食べたくないものはあるもんです。
そもそもお子さんの嫌いな食べ物って、吐き出してしまうほど飲み込めないほど嫌いなものばかりでしょうか?
中には、「ちょっと食べたくないかも」、「食べたことがないから食べるのが嫌かも」など、気分的なものや食べず嫌いなものもあるはずです。
嫌い!と言われたらいきなり完食を目指さず「まず1口食べてみて。」と1口食べたら終わり。
「苦手でも1口食べようね」「ママも○○が苦手だけど頑張って1口食べる!」など無理をせず1口でも食べられたら褒めてあげましょう。
取りあえず1口は、筆者の年中の息子が通う幼稚園で指導しているようで、年少の頃は苦手だったものも慣れたのか、今では「美味しい!」まではいかないものの「1口なら食べられるよ!」といいながら食べてくれることが増えましたよ。
2.調理方法を変えてみる
炒め物はダメだけど、煮たら食べてくれる。や、サラダはダメだけど煮込めば食べてくれる。
煮つけたらダメだけど、揚げると食べてくれるなど、調理法を変えると食べてくれることがあります。
筆者宅の年中の長男はサラダが大好きでサラダにすればパプリカなどもぺろっと食べます。しかし野菜炒めが少し苦手。逆に、2歳の長男はサラダが苦手ですが、天ぷらにする、お味噌汁に入れると何でも食べます。
この食材はこの子は嫌いなんだ!と決めつけずに、調理法を変えて食卓に並べ続けることが大切です。もし、「コレは嫌いだから」と食卓にあげないとしてしまえば、食の幅がどんどん狭くなってしまいます。
子どもって以外な料理にすれば食べてくれる!ということもありますし、苦手な食材だ!とわからずに口にして「おいしい!」と感じることもあるようです。
3.家庭菜園や調理を手伝ってもらう
自分で作ったものは「おいしい!」と感じるのが子ども。
調理や家庭菜園を少しでいいので手伝ってもらいましょう。
例えば家庭菜園なら種まきと収穫や、調理なら野菜を洗う、刻む、鍋を混ぜるなど。
少しでいいのです。
食卓の席で「今日の○○は○○ちゃんが作ってくれたんだよ!」と笑顔で家族に伝えましょう!そうすれば家族も「○○ちゃんが作ってくれたから美味しい~!」とお子さんを褒めてくれます。
おこさんも苦手な食材でも「私(ぼく)が作ったからおいしい~」となる可能性大です。
4.嫌いな食べ物も食卓に出し続ける!
お子さんは、「○○嫌い~!」って言いますが、大人はあまりいいませんよね。
ビジネスのシーンや自分との目上の人の食事でもし、自分の苦手な食材が出ていたらどうしますか?
苦手とは言わずに食べる。人が大半ではないでしょうか?(アレルギーは別ですよ)
子どもだって食べなくてはいけないシーンでは察して食べるものです。
自宅では甘えて好き嫌いしても、保育園や幼稚園・学校では食べるというお子さんもいます。
「嫌いだから」と決めつけずに、残されてもいいじゃないですか、手が付かなくてもいいじゃないですか。
ある日突然「食べて見てもいいかな」「1口食べたら意外に美味しく感じた」「お友達が好きだっていってた」など、食べてくれる日がやってくるかもしれません。
空腹時にはたとえ嫌いでも食べてくれる可能性は大ですね。
ママは忍耐強く構えるべし!
一度嫌い!と言った食材を食卓から除いてしまえば、子どもは食べる機会を無くします。
そしてどんどん食の幅が狭くなり、いずれ食べられないものが増え、好きなものばかりに手を伸ばすようになります。
栄養のバランスも心配になりますよね。
筆者宅の年中の長男は、3歳まで枝豆と豆腐とバナナとキュウリとトマトしか食べない子でした。他の食材は「嫌!」といって、口にしなかったのです。
しかし、ママは無視して、息子のトレーに家族と同じ料理を盛りつけ続けました。
「ばぁばの家でピーマンをとったよ!」と家庭菜園での収穫を期に野菜はどんどん食べるように。
「お友達が唐揚げたべてた!」とお友達がおいしく食べる姿をみてお肉に目覚めるとお肉は大好きに。
「まぐろ食べたい!」とマグロの解体ショーを見て、お寿司や焼き魚が食べられるように。
きっかけをつかめば、子どもは好き嫌いを克服します。
その日がくるのをママは食卓に出し続けることで、忍耐強く待ってあげてくださいね。