夏休みも終わり涼しい季節がやってきました。秋と言えばグルメや読書、スポーツそして美術の秋!過ごしやすい気候なので何でもできてしまいそうですね。特に美術はなかなか触れることが出来ない貴重な体験。
そこで今回はお子様連れにおすすめの東京都内の美術館をご紹介!美術のことを何も知らなくても良いんです。ただ見て感じるだけで親子で共通の思い出が出来ます。また本やパソコンなどの画面とはまた違う絵画や彫刻を見ればお子さんの刺激にもつながるはず。
今回は合わせて特別展示などイベントもご紹介します。楽しみながら美術館巡りをしてみませんか?
子連れで美術館はOK?
美術館は静かに鑑賞するので子連れだとなかなか行けない。なんて思う人も多いのでは?しかし美術館はベビーカーの貸出やオムツ換えスペースなど意外と子連れにうれしいサービスがいっぱい!どうしても静かに出来ない時には一度外へ出て落ち着かせましょう。
また美術館によってはお子様向けのイベントを行っていることも。子連れは心配!という場合は一度電話で子連れOKが聞いてみましょう。注意点などを教えてくれますよ。小さな頃から通えば「美術館は静かにするところ」という認識が育ちます。ぜひ一度行ってみましょう。
1.東京都美術館
2012年にリニューアルした上野動物園近くの美術館。9月中旬まで「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで-」を開催。大人も障害者も子どももみんなが美術に触れることが出来るスポットです。
この美術館は「パパママデー」を開催しており、その日は託児サービスが。これなら大人はゆっくりと美術館を見ることが出来ます。授乳室やおむつ替えスペースはもちろん、なんとミルク用のお湯もご用意!これはうれしい!
【住所】
東京都台東区上野公園8-36
【開館時間】
9:30~17:30(日によって変動)
【休館日】
毎月第1・3月曜日(祝休日の場合は翌日)、特別展・企画展は毎週月曜日休室 ※その他臨時休館あり
【入館料】
無料(展覧会毎に別途料金)
【電話番号】
03-3823-6921
【アクセス】
JR上野駅「公園口駅」より徒歩7分
2.根津美術館
港区青山にある美術館。ここの庭園は広く、四季折々の素晴らしい景色を見せてくれると人気を呼んでいます。お子さんと一緒に庭園を散策するのもおすすめ。ただし段差が多いのでベビーカーの人は注意しましょう。
東洋の絵画などを中心に尾形光琳の屏風絵などを展示しています。展示室から自由に庭へ出られるのも魅力の一つ。これなら泣いてしまったお子さんをすぐに外へ連れ出すことが出来ますね!9月中旬からは「中国陶磁勉強会」という展覧会を開催します。
【住所】
東京都港区南青山6-5-1
【開館時間】
10:00~17:00
【休館日】
月曜日・展示替期間・年末年始(※月曜日が祝日の場合、翌火曜日)
【入館料】
特別展 一般¥1,300、学生(高校生以上)¥1,000
コレクション展 一般¥1,100、学生(高校生以上)¥800
【電話番号】
03-3400-2536
【アクセス】
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」A5出口より徒歩8分
3.東京おもちゃ美術館
特に小さなお子様におすすめなのがこの美術館!学校をそのまま美術館にした少し懐かしさを感じるスポット。昔ながらのおもちゃの展示はもちろん、実際に触れて遊んだりイベントも多く行われています。
授乳用のケープの貸し出しやおむつ替えスペースを完備。9月以降も絵本の読み聞かせやバルーンアートなど毎日のようにイベントを開催しています。赤ちゃん木育ひろばでは木のボールプールなど様々なアートの中で遊べますよ。
【住所】
東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
【開館時間】
10:00~16:00
【休館日】
毎週木曜日、特別休館日(2・9月の年2回)、年末年始
【入館料】
こども(6カ月~小学生)¥500、おとな(中学生以上)¥800、おとなこどもペア券¥1,200
【電話番号】
03-5367-9601
【アクセス】
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口よりお子さま連れで徒歩7分
4.三鷹の森ジブリ美術館
(画像はイメージです)
子どもから大人まで、今なお幅広く愛されているジブリ作品。そんなジブリの世界やアニメーションの成り立ちなどを鑑賞出来るのが完全予約制のジブリ美術館です。普通の美術館と違い、多少騒いでも大丈夫。
至るところにジブリらしい仕掛けが施された夢のような空間です。おむつ替えスペースがあるのでうれしいですね。ただし館内はベビーカーを置いて鑑賞するので要注意。2017年5月までは「猫バスにのって ジブリの森へ」を企画展として開催しています。
【住所】
東京都三鷹市下連雀1-1-83
【開館時間】
10:00~18:00(完全予約制、入館時間指定で1日4回)
【休館日】
毎週火曜日(長期休館やメンテナンス休館、その他臨時休館あり)
【入館料】
大人・大学生 ¥1,000、高校・中学生 ¥700、小学生 ¥400、幼児(4歳以上) ¥100
【電話番号】
0570-055777
【アクセス】
JR「三鷹駅」より徒歩約15分
5.サントリー美術館
1961年に開館した「生活の中の美」をテーマにした美術館。お子様連れでも入館しやすく、親子向けのイベントやワークショップを数多く開催。おむつ替えスペースは多目的トイレで行うことが出来ます。
8月には「まるごといちにちこども美術館!」を開催。親子で美術にしたしむきっかけとなりますよ。9月10日からは「鈴木其一 江戸琳派の旗手」の展覧会を開催。東京ミッドタウン内にあるので、アクセスもバッチリです。
【住所】
東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア3階
【開館時間】
10:00~18:00 (ただし金・土は~20:00)
【休館日】
火曜日、展示替期間、年末年始
【入館料】
展覧会により異なる(中学生以下は無料)
【電話番号】
03-3479-8600
【アクセス】
都営地下鉄大江戸線「六本木駅」出口8より東京ミッドタウンへ直結
6.国立新美術館
(画像はイメージです)
美術館の中でも珍しく、コレクションを持たない分多彩な展示を展開する国立新美術館。館内では毎月第2木曜・第3日曜、および第4月曜に託児サービスを行っており、ママやパパもじっくりと館内を散策出来ます。
またベビーカーの貸出や地下にある授乳室、おむつ替えスペースなど小さなお子様も入館しやすい空間です。また夏休みには子ども向けイベントを開催、10月10日までは企画展として「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」を行っています。
【住所】
東京都港区六本木7-22-2
【開館時間】
10:00~18:00(会期中の毎週金曜日は~20:00、日により変動)
【休館日】
毎週火曜日(祝日又は振替休日は翌平日休館)
【入館料】
展覧会や公募展により変動
【電話番号】
03-5777-8600
【アクセス】
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口より直結
7.日本科学未来館
少し変わった美術館に行きたい!という人にはここがおすすめ。科学の視点から未来を考える科学博物館で、サイエンスミュージアムとも呼ばれています。ベビーズカフェでは授乳室やおむつ替えスペースを完備していますよ。
無料のキッズゾーンの「おやっ?こひろば」は実際に展示を体験して、「なんで?」という探究心や好奇心を引き出します。無料開放日もあるので見逃せないですね!
【住所】
東京都江東区青海2-3-6
【開館時間】
10:00~17:00
【休館日】
火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、その他臨時休館あり
【入館料】
大人¥620、18歳以下¥210
【電話番号】
03-3570-9151
【アクセス】
新交通ゆりかもめ「船の科学館駅」より徒歩約5分
8.国立西洋美術館
世界遺産に登録されたばかりの国立西洋美術館。建物はフランス人建築家ル・コルビュジエのもので、今ではより多くの人が来館しています。子連れで行くなら常設展がおすすめ。比較的ゆっくりと見ること見ることが出来ますよ。
ロダンの彫刻などの松形コレクションなど、フランスの美術をゆっくりと堪能出来ます。年2回行われる「どようびじゅつ」は体験型と常設展を鑑賞するという2つのイベントを合わせたもの。ぜひチェックして下さい。
【住所】
東京都台東区上野公園7-7
【開館時間】
9:30~17:30
【休館日】
毎週月曜日(月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合翌日の火曜日)、年末年始(12月28日~翌年1月1日)、その他臨時休館あり
【常設展観覧料】
一般¥430、大学生¥130
【電話番号】
03-5777-8600
【アクセス】
JR「上野駅」公園口出口より徒歩1分
9.ちひろ美術館
(画像はイメージです)
東京都と長野県安雲野にある美術館。画家である「いわさきちひろ」の絵や、様々な絵本を展示する美術館です。お子さんの美術館デビューにもおすすめ。
館内には絵本カフェの他、こどもの部屋や授乳スペースなどお子様にうれしいサービスがいっぱい!館内がバリアフリーなのも良いですね。やさしいタッチのいわさきちひろの作品は、心を穏やかにしてくれます。
【住所】
東京都練馬区下石神井4-7-2
【開館時間】
10:00~17:00
【休館日】
月曜日(祝休日は開館、翌平日)、その他年末年始や冬季休館、臨時休館あり
【入館料】
大人¥800
【電話番号】
03-3995-0612
【アクセス】
西武新宿線「上井草駅」より徒歩7分
10.板橋区美術館
東京都内の区立美術館として初めて開館した美術館です。板橋区ゆかりの作家や江戸狩野派を中心とした作品などを展示。ここは子ども向けの展示が多く、イベントも行われています。
公式HPでは子ども向けのガイドがあるので、ぜひ美術館に行く前にお子さんとチェックしましょう。10月10日までは「よりぬき長谷川町子展」を開催。周辺は公園なので散策にもおすすめです。
【住所】
東京都板橋区赤塚5-34-27
【開館時間】
9:30~17:00
【休館日】
月曜日(ただし月曜が祝日のときは翌日)、年末年始、展示替え期間中
【入館料】
展覧会毎に異なる
特別展 一般¥650、高校・大学生¥450、小中学生¥200
【電話番号】
03-3979-3251
【アクセス】
都営三田線「西高島平駅」より徒歩13分
美術館巡りで小さなうちから美術品に親しもう
美術館は静かにしないといけないので、お子様連れはムリだなと諦めていませんか?意外なことに実際に足を運んでみるとベビーカーや小さなお子様を連れたお客様が多いんです。
そして実は美術館側も小さなうちから美術作品に親しんでもらおうと、お子様ウェルカムなところが多いんですよ。
ただし美術館に行く前に、お子様と「はじらない・大きな声を出さない」などのお約束をしましょう。まだ赤ちゃんの場合はお昼寝の時間に合わせるのも良いですね。
また泣いてしまったり愚図った場合は早めに外へ出ましょう。再入場がダメな場合はスタッフに相談するのもおすすめ。ぜひこの機会に美術館へ足を運んで下さいね!