実りの秋を迎える9月。
東北地方や北海道では、古くから伝わる伝統行事や新しい文化を担うイベントなど、たくさんのイベントが開催されます。
そのどれもが子どもと一緒に楽しめるものばかり。
地域の歴史や文化に触れたり、芸術を愛でたり、食欲の秋を満喫したりと、秋の楽しみは人それぞれ。
今年の秋はどんな秋を過ごしますか。
日本列島でもいち早く、秋の風が吹き始める、北海道、そして、東北地方で、今年もいろいろな秋を満喫しましょう。
1.会津まつり
会津まつり最大のイベントが会津藩公行列。
総勢約500名で構成され、武者姿で練り歩きます。
鶴ヶ城本丸にて出陣式が行われ、行列はまちなかへ出発。
各所では奴隊による毛槍による所作も披露され、沿道を埋め尽くす観客の声援の中、祭りはクライマックスを迎えます。
会津最大の祭りで迫力の時代絵巻を堪能しましょう。
【日時】2019年9月22日(日)
【会場住所】鶴ヶ城 福島県会津若松市追手町1-1
【問合せ先】0242-23-4141
【アクセス】ハイカラさん・あかべぇ「鶴ヶ城入口」下車、徒歩5分
2.The29th JOZENJI STREETJAZZ FESTIVAL
ケヤキ並木の定禅寺通りをはじめとした仙台の街が、この日だけのステージに変わり、街中に音楽が溢れます。
ジャズやロック、ワールドミュージック、ゴスペルなどさまざまなジャンルを楽しめます。
子供からご年配の方まで、また街に訪れる観客はもちろん、演奏参加者などすべての人が一体となって音楽を楽しみます。
様々な音楽ジャンルに分かれたステージをはしごして、ストリートジャズを楽しみ、オフィシャルグッズをゲットして、ミニガンザでリズムをとったり、踊ったり。
仙台名物の食べ物や、地酒、好きな飲み物と世界の料理を楽しんだり。
杜の都・仙台が音楽に包まれる二日間はいろいろな楽しみ方が溢れています。
【日時】2019年9月7日(土) ~8日(日)
【会場住所】定禅寺通 宮城県仙台市青葉区
【問合せ先】 022-722-7382
【アクセス】地下鉄勾当台公園駅下車
3.特別企画展「センダイ 遺跡の記憶」
およそ800の遺跡と300を超える文化財がある都市、仙台。
地域の歴史や文化を解き明かす手がかりとして、特に後世に守り伝えるべき重要な資料が指定文化財とされています。
今回の展示では、仙台市内に所在する縄文時代から古墳時代の遺跡から出土した指定文化財を中心に紹介しています。
土器や石器など、遺跡から出土したの品々が語る「センダイ」の特徴をこの機会にぜひご覧ください。
【日時】2019年7月19日(金)~9月23日(月)
【会場住所】地底の森ミュージアム 宮城県仙台市太白区長町南 4-3-1
【問合せ先】022-246-9153
【アクセス】地下鉄長町南駅下車、徒歩5分
4.日本一の芋煮会フェスティバル
家族や友人達と河原で鍋を囲んで、わいわい芋煮を食べるのが山形の秋の風物詩。
日本一の芋煮会フェスティバルでは、その山形の「食文化・秋の芋煮会」を全国に発信するために「直径6mの大鍋」をつくり、1989年より秋の一大イベントとして、開催しています。
大鍋には里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、味付け醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6トンを入れ、6トンの薪(ナラ材)で煮炊きします。
大鍋での調理は大型重機で行われます。
巨大な鍋の中でたくさんの具材をすくいます。
作業するのは、熟練の運転手の皆さん。
ぜひ、そのパフォーマンスもお楽しみください。
【日時】2019年9月15日(日)
【会場住所】山形市馬見ヶ崎河川敷(双月橋付近)
【問合せ先】 023-622-0141
【アクセス】山形道「山形北IC」から約10分
5.魔法の美術館~リミックス~
2015年に秋田県立近代美術館で開催され、記録的な動員数を打ち立てた魔法の美術館。
秋田ふるさと村ドーム劇場を舞台に、新たなラインナップを取り揃え、4年ぶりに帰ってきます。
色とりどりの光や音、映像などを用いた作品を展示しています。
展示作品はすべて実際に触ったり参加したりできる新感覚の体験型アートとなっています。
鑑賞者の動きに合わせて、まるで魔法のように様々な形に変化する作品が楽しめます。
まるで光に溢れた魔法のような国内外で活躍するアーティストらの新たな手法による表現を、直感的に能動的に、子どもはもちろん、大人も存分にお楽しみください。
【日時】2019年7月13日(土)~9月1日(日)
【会場住所】秋田ふるさと村ドーム劇場 秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
【問合せ先】0182-33-8800
【アクセス】横手インターチェンジを降りて、すぐ左折
6.錦秋湖大滝open
毎年7月上旬から9月下旬にかけて錦秋湖大滝がオープンします。
ダムの内側を歩いて散策できる貴重な機会。
「水のカーテン」の中を見ることが出来ます。
涼を求め、散歩してみるのもよさそうです。
錦秋湖大滝の付近には、あやめ園や紫陽花など季節の花を楽しむことができるスポットもあり、観光も楽しめます。
【日時】2019年7月1日(月)~9月30日(月)
【会場住所】錦秋湖 岩手県和賀郡西和賀町
【問合せ先】0197-81-1135
【アクセス】ほっとゆだ駅から車で5分
7.こけし探偵 season22
4000本の中から答えのこけしを探しだす、謎解きイベント。
問題用紙を元に津軽こけし館内で問題の答えを見つけ出します。
全問正解者には捜査協力プレゼントがあり、前編後編両方クリアするとさらにプレゼントがもらえるチャンスも。
こけし館は約4000本の伝統こけしの展示、津軽系こけし工人によるこけし製作実演、高さ日本一のジャンボこけしと巨大木地ダルマの展示、こけしの絵付け体験、有名人に自由に絵 付けしてもらったこけしアートコレクションコーナー、伝統こけしを始めこけしグッズやこけし雑貨の販売などこけしの魅力が詰まった展示施設となっています。
【日時】2019年7月6日(土)~9月8日(日)
【会場住所】津軽こけし館 青森県黒石市袋富山72-1
【問合せ先】0172-54-8181
【アクセス】「黒石」ICより十和田湖方面へ10分
8.さっぽろオータムフェスト2019
秋を祝う祭、さっぽろオータムフェスト。
石狩川流域をはじめ北海道全域の農産物、秋の海産物を集めて、生産者や料理人、醸造者などの作り手の顔が見えてくるぬくもりあふれる祭であり、その旨い食べ方を知っている市民、そしてここを訪れる方々がこの街の生活を祝う祭となっています。
この北海道の旨いものが全て集まる街・札幌を、北海道全域 ―最高に旨いものが実る、とれる風土― を訪れるきっかけにしていこうというイベントでもあります。
実際にその大地を踏みしめて、旨いものを生みだすための必然である、その土地の空気、水、森、海、風、そしてそこで生活する作り手たちの想いを、ぬくもりを、ぜひ肌で感じてください。
【日時】 2019年9月6日(金) ~29日(日)
【会場住所】大通公園 北海道札幌市中央区大通
【問合せ先】011-281-6400
【アクセス】地下鉄大通駅下車
9.第56回石狩さけまつり
昭和31年に始まった「鮭の故郷」石狩の一大イベント。
例年、2日間で5万人の人が押し寄せます。
石狩の前浜で獲れた新鮮で格安な生鮭販売や千人鍋で作る「石狩鍋」、そして豪快な「鮭の掴み取り」は石狩が生んだ名物行事となっています。
北海道遺産である「石狩川」を一望できるヘリフライトや「はまなすの丘公園」眺めながら散歩する「どさんこ散歩(引馬体験)」が楽しめます。
地元の店舗が作るいくら丼や石狩鍋など、鮭づくしの2日間です。
【日時】2019年9月21日(土) ~22日(日)
【会場住所】弁天歴史通一帯 北海道石狩市弁天町1-1周辺
【問合せ先】0133-62-46111
【アクセス】札幌市街より、国道231号線を留萌方面に北上、道道225号線を北上
10.モエレ沼芸術花火2019
昨年、台風21号・北海道胆振東部地震の発生により、開催が中止となったモエレ沼芸術花火。
ち上げが叶わなかった分まで、本年は国内最高峰の花火師たちのドリームチームで「競技会用新作玉」も使用したノンストップの芸術花火で盛り上がります。
芸術花火シリーズとは音楽のリズムや曲調にシンクロするよう綿密にプログラムされた音楽花火、その他会場のロケーション、地域性を取り入れた大胆な演出を得意とし、高度な技術によって従来の花火大会を芸術の域に押し上げたものです。
個性豊か、色彩豊か、技術豊かな、今まで体験したことのない花火大会をご堪能ください
【日時】2019年9月7日(土)
【会場住所】モエレ沼公園 北海道札幌市東区モエレ沼公園
【問合せ先】0120-871-277
【アクセス】地下鉄南北線麻生駅、東豊線栄町駅よりシャトルバスあり
秋のイベント
秋といえば、文化の秋、芸術の秋、学問の秋、スポーツの秋。
さまざまな楽しみが待っています。
東北、北海道で注目のイベントは、やはり、日本の「食」を支える地域だけあって、食欲の秋に関するものが目白押しです。
各地では旬の味を楽しめるイベントが数多く開催されていますので、ぜひ、家族みんなで、食欲の秋を楽しんでください。
また、この時期には朝晩の冷え込みが強くなり、1日の気温差が大きくなる時期でもあります。
体にも優しい旬の味や、芸術に触れながらのんびりゆったりと秋の休日を過ごしましょう。