家の中で過ごす機会の多い季節。こんな季節だからこそ、テレビを消して、スマホから手を放して、絵本の読み聞かせをしませんか?
0歳児~小学生まで、読み聞かせにぴったりの絵本を集めました。顔と顔を寄せ合って一緒に絵本を楽しめば、親子の距離もぐっと近づきそうですね。
1.「くだもの」
この本には、とにかく美味しそうな「くだもの」が次々とでてきます。ツヤツヤした果実の絵は、思わずかぶりつきたくなるほど写実的!たとえ、わが子が絵本を覗き込みながらそのまま絵のくだものをなめてしまったとしても――「うーん、しかたない」と納得してしまうに違いありません。「はぁ~…美味しそう…」この本を読みながら、つい指でつまみそうになったパパやママも、きっと多いはず。
対象年齢は2歳からと表記されていますが、もっと小さい頃から楽しめます。まだ言葉がよく理解できないから…と読み聞かせするか迷っているなら、まずはこれ。
【作者】平山和子文・絵
【出版社】福音館書店
【価格】800円(税別)
【対象年齢】2歳~(読んであげるなら)
2.「だじゃれ日本一周」
子どもが大好きなもの=ダジャレ。47都道府県をだじゃれで綴る「だじゃれ日本一周」。長谷川義史さんの独特なセンスが光る名作です。
「これを読んだら都道府県を覚えられる!」と下心丸出しのそこのお母さん。そうですね、きっと覚えられるでしょう。「ダジャレ部分だけしか覚えない」ということがないように祈りましょう。
言葉をグングン吸収する幼児期。子どもの様子を見ていると、「子どもって言葉遊びの要素がある絵本が本当に好きなんだなぁ」と感じられますよ!
【作者】長谷川義史
【出版社】理論社
【価格】1300円(税別)
【対象年齢】幼児~
3.「カンカンカンでんしゃがくるよ」
男の子ってどうしてあんなに乗り物が好きなんでしょう…。駅や踏切に電車を見に行くと、そこから離れてくれない――そんなお子さんを持つパパやママに絶賛おすすめ中なのがこの絵本。
踏切を通過する電車を描いた絵本なのですが、繰り返される「かんかんかん でんしゃがくるよ」のフレーズが、子どもの心にすっと入り込みます。お喋りが上手にできない小さなお子さんも「かんかんかん…」と楽しく口に出してしまうはず。
電車だけでなく、他の乗り物や動物が登場する、男子のツボを押さえた絵本。「乗り物の図鑑ばかりじゃなくて、絵本も読んであげたい」そんな方に。
【作者】津田光郎
【出版社】新日本出版社
【価格】780円(税別)
【対象年齢】幼児~小学校低学年
4.「うんちっち」
はい、出ましたよ、下ネタ!絵本にはある意味欠かせないジャンルですね(笑)
子どもはとにかく「うんち」が大好き。お布団の中でこの本を読み聞かせでもしようもんなら、興奮してきっとしばらく寝てくれないでしょう…。
主人公のうさぎの子が喋るたった一つの言葉が「うんちっち」。何が起きても「うんちっち」しか言わないうさぎの子が窮地に陥ります。さて、どうなる??
しばらくわが子が「うんちっち」しか言わない恐れがありますが、それでもよければぜひ読んであげてください。トイレに行きたがらないお子さんには効果的かも?いやいや、下心が透けて見えると、面白さが半減しちゃうので、何も考えず、思いっきり、大きな声で読んでくださいね。
【作者】ステファニー ブレイク
【出版社】あすなろ書房
【価格】1200円(税別)
【対象年齢】小学校低学年