年末の恒例といえば、大掃除! 新年を迎える前に家をキレイにしておきたいと思うものの、なかなかやる気がでないものですよね。また、普段の育児、家事、仕事に追われて、「気づいたら大掃除してなかった!」なんて経験がある人もいるのでは?
今年はそうならないように、やる気が出る掃除のやり方をご紹介します!
そもそも大掃除って、何のためにいつやるの?
大掃除は、もともとはお正月に神様をお迎えするために家を清めておくという儀式的な意味合いがありました。最近は「気持ちよく新年を迎えたいから」という理由でする人が多いですよね。
もし風習を気にするなら、「正月事始め」である12月13日以降に始めて、「苦」を連想する29日や、大晦日である31日を避けて大掃除したほうがいいでしょう。
でも、そうもいっていられないのが共働き家庭の多い現代……。最近は、特に日程は気にせず、土日を中心に仕事おさめの後に短期集中でやる家庭が多いようですよ。
やる気が出る大掃除のコツ
では、具体的にやる気が出る大掃除のコツを、4ステップに分けてご紹介します!
ステップ1:「片づけと掃除は別」と心得よう!
よく陥ってしまいがちな落とし穴として、
・整理整頓しようとして物を出したらあふれてしまい、収拾がつかなくなった(結局また元の場所に押し込む)。
・昔のアルバムやマンガなどが出てきて、見入ってしまって1日が終了した。
といったことがありますよね(笑)。でも、こういった落とし穴は、ほとんど「片づけ」中に起こります。
そう! 意外と認識されていませんが、「片づけ」と「掃除」は別モノです!
もちろん片付けも大事ですが、片付けと掃除を同時に対処するのはかなり難易度が高いです。大掃除は大掃除として「汚れを落とす」ことに専念したほうが失敗がありませんよ。
しかも、得意不得意が大きく分かれる片付けと違って、掃除は基本的にはやれば終わります。
もちろん、片付けも年内にやりたいという人はやってもOKですが、片付け日と掃除日を分けるなどして、余裕のあるスケジュールを立てるようにしましょう。
ステップ2:大掃除の内容を明確にしよう
「大掃除」と一言で言っても、家庭によって内容は異なりますよね。漠然と「掃除しなきゃ」ではやる気も湧きません。「これをやれば大掃除完了!」という項目を書き出してみましょう。
ちなみに、ダスキンが2014年に大掃除に関して行ったアンケート調査によると、「今年こそキレイにしたい」と思っている場所第1位は、「レンジフード・換気扇」だそうです。とっても共感できます(笑)。
他にも、次のような掃除をする人が多いでしょう。
・家具や家電の裏側の掃除
・冷蔵庫内や洗濯機(洗濯槽)の本格的な掃除
・カーテンなど、洗濯頻度が低いものを洗う
・キッチン、風呂、トイレなど、水回りの本格的な掃除
・ベランダ掃除
・窓、網戸の拭き掃除
・念入りな天井、壁、床の掃除
どこまで大掃除でやるかは自由です。家族で話し合ってみてくださいね。
ステップ3:どこまで「自分で」やるかを決めよう
決めたところで、「こんなに出来るかな……」と不安になる人もいるでしょう。共働き家庭も多いですから、大掃除ができる日程だって限られています。
その日程のなかで出来ない、もしくは「疲れていて無理かも」と思うなら、アウトソーシングできるものがないか考えましょう!
例えば、
・カーテンの洗濯⇒クリーニングに出すだけ
・水回りの掃除⇒掃除業者にまとめて依頼
などは代表的なアウトソーシングです。これだけ頼めば、相当ラクになりますよね! 残りはほとんど拭き掃除やホコリの掃除、場合によってはフローリングのワックスがけなどだけとなります。汚れにもよりますが、家族で手分けすれば、1日~数日で出来てしまいそうです!
また、自分でやる場合でも、できるだけつけ置き洗いをしたり、汚れがよく落ちる洗剤を用意するなど、力技にしないこともやる気を持続させるコツです。
ステップ4:子どもにも手伝ってもらいながら、楽しく掃除!
ここまで来たら、(もしなければ)掃除道具を揃えて、実際に掃除するだけ。水拭きや肌に優しい洗剤を使える場所なら、子どもにもぜひ手伝ってもらいましょう! ただし、マスクや手袋などの装着は忘れずに!
大掃除の合間には、息抜きにランチを外食にしてもいいですよね。家族で掃除をして無事終わったら、達成感も分かち合えて気持ちがいいですよ。
やることが明確になれば、大掃除も怖くない!
いかがでしたか? 「何をやるか」がハッキリわかっていれば、あとは実践あるのみ! できないことはあらかじめ委託できないか考えておくことも大切です。年末になると同じ事を考える人で混みあいますので(笑)、早めの動き出しが肝心ですよ。
ぜひ、キレイな家で気持ち新たに、新年を迎えてくださいね!