小学校に入学したら、毎日勉強をするという日常が新たに加わって、どうしても「宿題しなさい!」や「復習した?」などど、口うるさく言ってしまう経験ってありませんか?
子供達も慣れない勉強を毎日しなくてはいけないのはちっとも楽しくないかもしれません。
でも長く続く学業期間!どうせなら、楽しく学ばせてあげたいものです。
知っておくと参考になる学習のポイントなど5つほどご紹介します。
勉強とは?
勉強とはいったいなんでしょう?
独自のメソッドで多くの学力をのばされている影山英男さんによると「勉強とは集中するトレーニング!」とのこと。集中せずにダラダラと時間ばかりかけてしまう方法は質のひくい勉強法で、ある一定の時間の中で勉強をこなすという方法を身につけさせるのがとっても効果的なんだそうです。
1.まずは少しの集中力から
子供にはじっくり勉強させたい!そう思う親御さんも多いはず。
でも、子供って面白くないと全然じっとできないんです。でも遊びだと集中してずっとできる。まずは少しの時間でも集中する練習をおこなうといいんだそう。
例えば、簡単にできるものや頑張ればできるものなんかをやらせて、その達成感を持たせてあげるといいそうです。終わったら大きな花マルをつけてあげたり、ニッコリマークを書いてあげる。そうすることで、勉強していることが楽しい!もうちょっとやりたいな、そんな気持ちで終わらせてあげるといいんだそう。
こどもが短時間で集中してやれるようになると、次は?もっとないの?となってくるようなんですね。
2.時間をきめよう
毎日の勉強の時間をきめてやることが生活の中のリズムとなって、習慣にすることもとっても大事です。例えば、学校からかえったら、10分だけ宿題の時間。その後おやつを食べて、少しゆっくりして、また10分机にむかって、今度は復習の時間。と時間を区切ってやると良いと思います。もちろん、最初から30分だけ、おやつの前か後に宿題と復習ができるお子さんは区切らずでも良いと思います。でも低学年のうちは、子供の集中は続かないもの。
「復習がいやで、勉強がきらい!でも宿題はやらなきゃ」
そんなお子さんもいると思います。それなら、宿題だけでもいいんです。とにかく机に向かって1分でも取り組む時間を毎日決めて、できたらまたまた、大きな花マルや、たくさん声かけを。
こんなにお母さんが喜んでくれるんだって気持ちが芽生えるとイヤイヤやっていた宿題もスムーズになっていきますよ。
3.くりかえしが大事
子供がわからないことをじっくり考えている場合に答えをすぐに教えるのは間違い!そう思っているお母さんも多いかな。でも分からないなら、すぐに教えてあげてください。何度も聞いて、まったく覚えないわ。とため息つく事もあるかもしれない。
ただ、わからない問題を云々と解かせるのは子供のやる気をそこないます。
同じ問題を3回もきけば次には大抵できるようになっています。
子供の学習は「できること」「ちょっとできること」の繰り返しが大事です。
言い換えれば、読む事が苦手な子も三回読めばスラスラ読めるようになるのと同じです。
4.興味があるのはどんなこと?
とにかく勉強してほしい!そんな風に思っているお母さんは多いはず。
でも、その子その子なりに好きや興味は違います。まずは、お子さんの興味を知ってそのサポートをしてあげましょう。例えば本を読む事は嫌いでも、図鑑が好きならあたえてあげて一緒にその図鑑を読んだり、内容を質問したりしてみて。好きな内容なら少しずつ知りたい欲求がまして読む事も楽しさに変わってくるはず。スポーツが好きならその道で成功している方の自伝を読んであげたり、一緒に観戦しにいってもいいですよね。
まだまだ先になってきますが、好きな事から将来へと続く道が決まってきます。
子供が興味のある世界をのばしてあげることこそ、子供の世界を広げるきっかけになって、やる気に繋がるのです。
5.リラックスさせる
家庭はお子さんにとって安らぎでリラックスした空間でなけれななりません。
集中とリラックスは実は表裏一体なんです。少しずつ集中力をつけさせることが大事ですが、学校にいくと少なからず緊張をしているもの。まして帰宅してからも「早くこれしなさい!」「宿題は?」などつい言いたくなってしまいますが、あまり言い過ぎると家の中でも疲れてしまいます。家庭で安心してリラックスできる環境をつくってあげてこそ、集中力が身に付くので、言いたい事はぐっと我慢して、遊ぶ時間はどんなにダラダラしていても見守ってあげましょう。
できるようになってからが、スタート!
低学年のうちは少しの時間から初めて、できたらたくさん褒めてあげてください。
同じ問題を繰り返してできるようになってからが、スタートなんです。
子供は理解していてもすぐに忘れてしまったりするものなので、何度も繰り返して少しの時間の中での達成感を持たせてあげましょう!その繰り返しが大事です。
家事や仕事で忙しくしていても子供の集中力と同じで10分15分向き合う時間を大切に、5つのポイントを参考にぜひ親子でいっしょに取り組んでみてください。