卒園式は親にとっても子どもにとっても晴れの舞台。制服で卒園式を迎える園もありますが、最近は、袴姿など子供の服装にもこだわる親子も多いようです。
卒園式の服装と同じくらい悩ましいのが、卒園式にふさわしい髪型ですね。
卒園式での髪型を考える時にはどんな点に気をつけると良いのでしょうか。髪型を考える際のポイントとそれにあわせた髪型をご紹介します。
その1.服装とのバランス
最近は卒園式と一口に言っても、制服での卒園式を迎えるところから、完全に自由な服装のところまでさまざまです。制服であればやはり、園児らしさと華やかさがポイントになりますが、自由な服装であればその服装にあった髪型を考える必要がでてきます。
袴姿などの和装にあう髪型、スーツやドレスなどの洋装にあった髪型を考えましょう。この場合、華やかさは重要なキーワードにはなりますが、行き過ぎはNG。夜の世界の大人の女性の雰囲気に仕上がってしまうと卒園式には似つかわしくないものとなってしまいます。
その2.アップスタイルかダウンスタイルか
次に考えるポイントとしては、女の子の長い髪の毛を上げるか下げるかという点です。アップスタイルは華やかさに元気のよさをプラスし、ダウンスタイルはおしとやかさをプラスしてくれるでしょう。
ダウンスタイルの際に気をつける点は、顔周りはすっきりさせることです。カチューシャや編みこみ、ミツアミなどを使い顔回りの髪の毛が顔にかかるのを防いで上げましょう。
アップスタイルとダウンスタイルの間をとったハーフアップスタイルも人気があります。
その3.1つにまとめるか2つにまとめるか
アップスタイルにする場合の次のポイントは、1つにまとめるか2つにまとめるかという点です。1つの場合は大人っぽく、2つの場合には子どもらしく仕上がります。
1つの場合、お団子だけでなく、ヘアアクセサリーを使うとかなり華やかになりますが、全体的には年齢よりも大人っぽく見えるのではないでしょうか。
一方で、2つにまとめたアップスタイルの場合、元気の良い子どもらしい雰囲気に仕上げることができます。
この辺りは子供のキャラクターや性格に合わせた髪型に仕上げてあげると良いかもしれませんね。
その4.制服の場合の髪型
制服での卒園式の場合には、あまり華美になりすぎると浮いてしまう可能性もあります。例年の卒園式の雰囲気などを確認しておくと良いでしょう。この場合には、華やかさを優先するよりも園児らしさを優先して髪型を考えると良いでしょう。いつもの髪型をベースに、ちょっと華やかさをプラスする、くらいのつもりの方がよいかもしれません。
ツインテールは幼稚園や保育園の年頃の女の子に人気の髪型ですが、ツインテールをミツアミやフィッシュボーンにしたり、結び目にリボンをプラスすると華やかさがグッと増します。
その5.男の子の髪型
女の子ママが服装や髪型に頭を悩ませる中、男の子ママたちは髪型や服装で頭を悩ませることはあまりないかもしれません。和装にしろ、洋装にしろ、スーツにしろ、あまり髪型のバリエーションは増えないのが男の子の哀しいところでもあり、男の子ママにとっては気楽なところでもあります。
それでもやはり晴れの日ですから、できれば、ヘアワックスなどを使って毛流れを意識させたり、毛先を遊ばせたりとオシャレヘアを満喫したいところです。もちろん、無造作ヘアという名の寝癖ヘアはなんとしても避けたいところです。
卒園式の髪型で失敗しないために
卒園式の髪型や服装を考える時の基本は、例年の卒園式の様子の情報収集をしっかり行うことです。卒園式の髪型や服装はそれぞれの園によって大きく異なりますから、まずはその園の雰囲気に合わせて考えましょう。
また、主役はあくまでも子ども。本人の意見や意思もできるだけ尊重しながら髪型ひとつも決めてあげたいですね。
卒園の日には、式典だけでなく、その後も写真撮影の時間があったり、場合によっては謝恩会のようなパーティーが催されます。顔周りがすっきり見えることと、髪型が崩れにくい工夫も親としては心かげてあげたいところです。