子育て家庭の引っ越しやることリスト10!手続きや費用相場は?

子どものいる世帯での引っ越しは一大事業。特に、動き始めたばかりの小さな子どもがいる家庭では、引っ越し荷物の荷造り作業すら思うようには進まないことも珍しくありません。

各種手続なども多く出てくるので、時間を有効に使うことが大切になってきます。

まずは、引っ越し準備として何をやらなければいけないか、リストを作成してみるところから始めてみましょう。

子育て家庭の引っ越しのポイント

子育て家庭における引っ越しの機会は、転勤などに伴うものから、住宅購入に関わるものまで、他の世代に比べても多めです。

しかし、一方で、子育てに追われながらの引っ越し準備は時間との戦いでもあります。

やらなければいけないことを数え上げてみるだけでも、くらくらしてしまいそうですが、ポイントを押さえながら、スマートに引っ越しを済ませたいですね。

子育て家庭の引っ越しやることリスト

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1.断捨離

引っ越しが決まったら、まずは断捨離からスタート

子育て中は特に一時期だけしか使わないアイテムが次から次へと登場し、家の中は荷物であふれかえることも。この機会に家の中のものを一通り見直し、引っ越し先へ持って行くものと、処分するものとに分類しましょう。

2.新居探し

引っ越し先での新居探しも、決まったらすぐ動き出したいところ。家賃の相場は、地域によってかなり差がありますから、まずは引っ越し先での相場をチェック。

騒音問題や移動の面から1階のお部屋や戸建てなども子育て世帯には人気があります。

3.引っ越し先の環境チェック

新居の物件チェックと一緒に行いたいのが、引っ越し先近隣の環境チェックです。小学校や中学校の学区の評判や学校までの距離もおさえておきたいところ。また、スーパーや幼稚園、小児科など普段からよく使う施設、さらに、公共交通機関へのアクセスなどもポイントです。

なかなかすべての条件を満たす地域がない場合には、優先事項を順位付けしてチェックするとよいでしょう。

4.引っ越し見積もり

引っ越し先と引っ越し日程が決まり次第、引っ越し業者に見積もりを依頼します。

ここでのポイントは複数社に依頼し、相見積もりをとることです。引っ越し料金は移動距離や移動手段だけでなく、引っ越しの時期にも関係してきます。子どもがいて作業が進まない不安がある方は「お任せパック」なども視野に入れて検討しましょう。

日本を縦断するような引っ越し時には、相見積もりの結果が10万以上の差になることもあります。

5.郵便局の転居手続き

引っ越し日が決まり次第やっておきたいのが、郵便局の転居届です。

引っ越し前後は諸々の手続きの関係で郵便物も多くなります。そのため、あらかじめ転居届を提出しておくと、スムーズに転送作業が行われるので、届くはずの郵便物が届かない!などという事態を回避できます。

7.ライフラインの転居手続き

ライフライン関係の転居手続きは、引っ越し前の居住地と、引っ越し先での居住地どちらでも手続きが必要になることも珍しくありません。

このため、引っ越し前後と各項目を一覧にした表を作成し、順番にクリアしていくと手続き忘れを防ぐことができます。

転居手続きが必要なライフライン関係一覧

・電気・ガス・水道・固定電話・インターネット関係・クレジットカード類・銀行口座など。

6.転校・転園手続き

引っ越しに伴い、転校や転園が必要になる場合、引っ越しが決まった時点で在学中の学校から在学証明書及び教科書配布証明書をもらいます。

これを次の学校へ提出することで、教科書を重複しないでもらえるのです。

また、幼稚園や保育園の場合、引っ越し先で受け入れ可能な園を探すことから始まります。保育園の場合、待機児童との兼ね合いなど、スムーズな入園が難しいケースもあります。

8.住民票の移動(転入届)

実際の引っ越しに前後して行うのが住民票の移動です。同一市区町村内での引っ越しであれば、転入届を引っ越し日から14日以内に提出します。

他の市区町村への引っ越しの場合は、転出届を引越しの14日前から当日までに提出します。その後、引っ越し先で、引っ越し日から14日以内に転入届を提出する流れとなります。

なお、お子さんが入学前の引っ越しを検討されている場合、4月1日時点での居住地で入学する学校が決まるため、4月1日以降に住民票を移動すると転校扱いとなってしまいます。可能であれば3月中の手続きを進めたいところです。

9.児童手当の手続き

住民票の手続きと同時の行える児童手当の手続き。同一市区町村内での引っ越しであれば、手続きは必要ありませんが、他の市区町村への引っ越しの場合には手続きが必要となります。

引っ越し前の居住地においては「児童手当受給事由消滅届」を提出します。その際、引越し先で児童手当の請求をおこなうのに必要となる「所得課税証明書」を忘れずに発行してもらいましょう。

引っ越し先では、転出から15日以内に所得課税証明書や、その他必要な書類を揃えて、引越し先で「児童手当認定請求書」を提出します。

10.ご近所へのあいさつ

引っ越し前後にはご近所へのご挨拶を行うのがやはり大人のマナーです。500円~1000円程度のお菓子や生活用品の消耗品や洗剤などを包装してご挨拶に伺います

遠方からの引っ越しの場合には引っ越し前の土地の銘菓なども喜ばれます。引っ越しは慶事にあたりますので、熨斗を付けて贈るのが正式にはよいとされています。

戸建てであれば、向こう三軒両隣といいます。集合住宅であれば両隣や上下階を中心に建物の構造などから、挨拶に回る世帯を決めるとよいでしょう。

子どもとの引っ越しを楽しもう

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新築への引っ越し、転勤に伴う引っ越しなど、引っ越し事情は人それぞれですが、新しい土地での新しい生活をスタートするという意味ではみんな同じ。家族それぞれに新しい出会いも待っています。引っ越し前後はバタバタしたり、悲しい別れがあったりと心労もありますが、前向きに楽しめるとよいですね。

環境の変化に、案外子どもはとっても敏感。引っ越し前後は、大人だけでなく子どもたちのちょっとした変化にも気を配るのを忘れずに過ごしてあげましょう。