子どもと赤ちゃんのあせも対策4選。しっかり予防を!

夏によくあらわれる皮膚トラブル、「あせも」。特に子どもは、本当にすぐあせもになります! しかも、なるのはあっという間なのに、治すのは大変なんですよね……。

子どもにとっては、ただでさえ暑さがしんどい季節。それにあせもの痒さがプラスされたらかわいそうです。そこで今回は、あせもの原因から予防法、なってしまったときの対処法までご紹介します!

家族みんなであせもを予防しましょう!

どうして「あせも」になっちゃうの?

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あせもの原因は、ご存知の通り「汗」。

でも、汗自体が悪いものというわけではありません。汗によって皮膚がふやけてしまい、汗の出口がつまってしまうことが原因です。出口がつまると汗が出られなくなり、赤い発疹となって現れます。

子どもは新陳代謝が活発で、体温が高いですよね。なのに、汗の出口(汗腺)の数は大人と同じらしいですよ! このため、大人の2~3倍も汗をかいてしまうんです。
だから子どもはあせもができやすいんですね。

あせもにならないための対策法4

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原因がわかったところで、あせもにならないための対策法を見ていきましょう。汗を過度にかかないようにして、皮膚を清潔に保つことがキホンです!

対策① 室内を快適な温度に

特に小さい子がいる家庭では、室内の温度に気をつけなくてはいけません。
夏場は、室温26~28℃、湿度40~60%が快適だと言われています。
熱中症対策にもなりますから、エアコンや扇風機を活用して、快適な室内空間を作りましょう!

対策② 服装は吸湿性&通気性重視!

洋服は、基本的に薄手のコットン(綿)100%のものがオススメです。汗をしっかり吸い取ってくれるお洋服がいいですね。
ピッチリしたデザインのものより、少しゆとりがあって風が通るデザインのほうがいいでしょう。

対策③ こまめに汗を流す!

汗をかいたら、すぐに清潔な状態に戻すことが大事。家にいるなら、シャワーをあびましょう。夜のお風呂以外に、朝・昼もシャワーを浴びるといいですよ。ただし、せっけんは1日1回まで。洗いすぎると必要な油分までとられてしまって、かえってよくありません。こすらずにシャワーで洗い流すだけでOK!

おでかけしているときは、タオル&着替えを多めにもっていきましょう。汗をかいたときにタオルを水でぬらし、こすらず優しくトントンしたり、こまめに着替えたりすれば清潔さを保てます。

対策④ しっかり保湿をする

「夏は乾燥してないし、保湿対策がいらない」と思っている人も多いみたいです。でも、実はこれは勘違い! 子どもの肌は、年中乾燥しているらしいですよ。あせもと保湿は関係ないように見えて、実は関係があります。シャワーやお風呂のあとに保湿していれば、肌のバリア効果が高まって、汗の刺激に強いお肌になるんです。保湿ケアは、1年中必要なんですね。

あせも対策グッズ

あせもを対策するために、グッズを活用するのもいいでしょう。オススメをご紹介します。

■カンガルーの保冷・保温 やわらかシート

こちらは、ベビーカーやチャイルドシート、抱っこひもに取り付けて、背中や頭を冷やす保冷シート&カバーです。過度に汗をかかなくなるので、あせも対策になります!ちなみに、冬場も温めて使えますよ。冷凍庫で冷やすのですが、冷やしても固くなりませんカバーもソフトで肌触りがいいんです。

【商品情報】
「カンガルーの保冷・保温 やわらかシート」(タンペイ製薬)
ベビーカー&チャイルドシート用 3980円
抱っこひも用 1350円

■汗取りパッド

赤ちゃんの背中部分に入れておく「汗取りパッド」。汗をかいたと思ったらぬきとればいいので、寝ているときや外でお着替えできないときのあせも対策にピッタリ。

こちらの汗取りパッドはポケットになっているから手を入れてヨレないように広げられます。しかも、汗っかきな子ならパイル地の面、肌が敏感な子ならガーゼ地の面、という風に、肌質に合わせてリバーシブルにできるんですよ。

【商品情報】
「汗取りパッド」 1000円(DORACO)

それでもあせもになっちゃったら……

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対策をがんばったいたのにあせもになっちゃったら。そうなっても、ママやパパは自分を責めることはありませんよ! 筆者の子どもは2人いるのですが、同じような環境で育てているはずなのに、上の子はしょっちゅうあせもに。下の子は、ほとんどなりませんでした。あせもになりやすい体質の子っているんですよね。

あせもになってしまったら、「悪化させない」「初期のうちに治す」ことが大事です!

あせもになったお肌は普段よりとても敏感なので、さらに汗に反応しやすくなっています。だから、やっぱり清潔さを保つことと、しっかり保湿することが大切。
過度に汗をかくような環境は避けて、汗をかいたと思ったらすぐ洗い流す&保湿を繰り返しましょう。初期のうちなら、それですぐに治ることも多いです。

それでもあまり改善されなかったら、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう!

放っておくと、かき壊して細菌感染をおこし、「とびひ」(伝染性膿痂疹)になることもあります。とびひになったら、抗生剤を飲む治療が必要なこともありますし、プールは禁止。保育園にはガーゼで患部を覆って登園しなければいけなくなるなど、子どもが一番かわいそうですが、親も大変なんです……。

皮膚科では、保湿剤と塗り薬を処方されることが多いでしょう。早めに治してあげれば、不快感も少なく済みます! 何はともあれ、早目の対処が肝心です。

予防&早めの対処で、「あせも」をやっつけよう!

いかがでしたか? あせもはとにかく清潔さが第一。日々のこまめなケアがものを言います。悪化させて苦しまないように、予防と早めの対処を心掛けましょう。

ちなみに、抱っこしているときの腕、抱っこ紐をつけているときのおなかなど、親があせもになっちゃうケースもよく聞きます! ママやパパもあせもに気を付けてくださいね。