赤ちゃんの便秘の原因や解消法は?何日出なかったら病院に行くべき?

大人でも悩んでいる人が多い便秘。実は赤ちゃんに多い症状ということをご存知ですか?何日も出ないのはもちろん、ひどくなると出血をしたり我慢をして余計にひどくなることも。

今回はそんな赤ちゃんの便秘の原因や解消法をご紹介!病院に行く前に、どうして便が出なくなったのかなどを考えて自宅で出来る対処法を学んでおきましょう。悩んでいるママはぜひ参考にして下さいね。

便秘解消ですっきり!これでママも赤ちゃんもニコニコ元気で過ごせますね。

赤ちゃんの便秘とは?

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赤ちゃんの便秘はその子の体質や月齢によって大きく変わります。そのため「3日うんちが出ない」という症状でも便秘と診断されない赤ちゃんもいます。そのため「何日出ていない」よりも、赤ちゃんの様子を観察する必要があります。

「うんちをするときに痛がる」「お腹がパンパンに張っている」「食べたり飲んでもすぐに吐いてしまう」「機嫌が悪く大きな声で泣く」などの症状があったら要注意!それは便秘のサインかもしれません。

他にも「ウンチが固く少量」と言うのも要注意。日頃は1日何回も出すのに、急に何日も出なくなったり上記のような症状が出た場合は早めに受診しましょう。

便秘の原因

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大人と同じで赤ちゃんの便秘の原因はさまざま。まだ離乳食前の場合は、ミルクや母乳の量が足りない、水分量が少ないことが考えられます。ミルクのみで育児している場合は、消化に時間がかかることもあります。

離乳食が進む9ヶ月以降は、植物繊維不足の場合も。ひどくなると肛門が切れて出血することも。野菜や果物を食事に多く取り入れ、ミルクやお茶など水分を多く摂りましょう。

その他に重大な病気が隠れていることも。腸重積症や、ごく稀ですがヒルシュスプルング病の可能性もあるので心配なら一ヶ月検診や小児科へ早めに受診するのがおすすめです。

赤ちゃんの便秘解消法

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1.水分量を増やそう

離乳食前の場合はミルクや母乳の量が足りていないことも。ミルクや母乳の量を増やしましょう。特に母乳だけで子育てしている人は、何回でもどれだけあげても良いと言われています。心配な場合は小児科に相談しながらも、母乳の回数を増やしましょう。

またミルクの場合は便秘を改善する商品も販売されています。お子さんの症状に合わせながらミルクを変えるのもおすすめ。離乳食前ならば赤ちゃん用の麦茶などを与えなくても大丈夫です。

離乳食が始まったら慣れるためにも少しずつ麦茶や白湯をあげて様子を見ましょう。

2.植物繊維を多く取ろう

離乳食が進んでからの便秘には、植物繊維を多く取るのがおすすめ。ごぼうなどの固い繊維ではなく、さつまいもや葉野菜などを取り入れましょう。便秘が進むと、便を出すのが怖くなりもっと我慢をして便秘が進むことも。早めに解消したいですね。

野菜だけでなく、ヨーグルトなどの乳製品を少しずつ取り入れるのもおすすめ。離乳食開始時期から食べることが出来るヨーグルトもありますよ。アレルギーなどが心配な場合は、少量を午前中にあげるなど工夫したいものです。

少しお腹をマッサージしてあげる、というもの良いかもしれないですね。

いつもと違うと思ったら迷わず病院へ

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毎日出ているうんちが1日おきになって機嫌が良いままなら様子を見て大丈夫でしょう。しかし機嫌が悪くお腹がパンパンに膨らんでいるなどの場合は早めに小児科へ受診しましょう。

「便秘で受診なんて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、その裏にどんな病気が隠れているか分かりません。便通を良くする薬を処方してくれたり、浣腸を行う場合も。また特に処置がなくても、日常生活で出来る改善方法も教えてくれるかもしれません。

ただ便を出すだけでなく、何が原因で便秘になっているのかを知ることが大切。また便のついたおむつ持って行くと原因究明に役立ちます。

便秘を改善してママも安心!

便秘は食欲不振、機嫌が悪いなど困ったことがたくさん。病院へ受診して良いか迷っている間に、便秘はどんどん進んでしまうかも。いつもとは違うなと思ったら早めに病院へ受診しましょう。

生後1ヵ月以内は出産した産婦人科へ、生後1カ月以降は小児科へ受診します。1歳未満の時期は検診や予防接種など、病院へ行く機会が多いのでその時に相談するのも良いですね。何もなくても病院に受診するだけでママも安心しますよ。

早めに便秘を改善して、いっぱい食べていっぱい動いて。便秘は日常生活を見直すきっかけになります。野菜や水分は足りているかな?運動が少ないかな?など今までの生活を見つめ直して、親子で楽しい時間を過ごしましょう。