子どものころ、「自分の描いた絵が本物に変身したらなぁ……」なんて妄想したことはありませんか? 実は、そんなマンガやアニメでしかあり得なさそうな話が現実になっちゃうかもしれません。
今回ご紹介する「クラフトがっき」は、ソニー・ミュージックエンタテインメント(キッズ専用ブランド「KIDSTONE」)やSTARRYWORKS、ココノヱが共同で開発したもの。子どもが書いた絵が実際に楽器になって音がなるというすぐれものなんです!
でも、「一体どういう仕組みで音がなるの?」「どんなことができるの?」などと疑問は尽きませんよね。詳しく見ていきましょう!
クラフトがっきって何?
「子どもの描いた絵が楽器に?そんなことできるの?」と思う人もいるかもしれません。百聞は一見に如かず。ぜひ上の動画をチェックしてみましょう。
いかがでしょうか。ホントに楽器になっちゃっていますよね!
絵を描いて、専用のデバイスをセット(紙を挟む)してアプリと接続したら、あとはもう絵に触れるだけで簡単に楽器として演奏できちゃう、という流れです。
最大4人でセッション可能
1人で演奏するだけでも楽しいですが、4人までならセッションすることもできちゃいます。「ドレミファソラシド」の順に並んだ音階で演奏することもできるのですが、曲を流しながら楽器を鳴らす場合、しっかりと曲に合わせた和音、音が鳴ってくれるそうです! なので、楽譜が読めない子、音楽のことをあまり知らない子でも、不協和音にならずに気持ちよくセッションできちゃう、というわけです。
音色は4種類
音色も、1種類ではありません! ドラム、ギター、ピアノ、ラッパの4種類の音色から選ぶことができます。一度選択した後、途中から音色を変更することも可能です。どんな絵を描いてどう切り取って、どんな音をならすか。すべて自由なので、子どもの創作意欲をかきたてそうですね!
どういう仕組みなの?
しかし、なぜこんなことが出来るのかが気になるところ。
実は、ここで使われているのは特殊な紙とペン。ペンは、導電性インクペンになっていて、紙を挟む専用デバイスのなかには、電気を通す磁石が入っています。
これがタッチセンサーとつながるので、絵で描いた部分も指で触れると反応してくれるようになる、というわけです。そして、デバイスと接続されているiPhoneやiPadにその情報が送られて音がなります。
なんとも画期的ですよね!
実は……まだいつ製品化されるか未発表
すでに「子どもにやらせてみたい!」と思っている人も多いでしょうが、しかし……残念ながら実はまだいつ製品化されるのかは発表されていません。
(※最近では、2015年10月の『CEATEC®JAPAN』で先行体験をすることができましたが、記事作成時点では次の予定は発表されていません。)
製品化やイベントに出展されるようなニュースがある場合は、「KIDSTONE」公式ホームページなどで発表されるはずなので、気になる人はぜひときどきチェックしてみてくださいね!
今後の製品化に向けて期待が高まる!
自分の描いた絵が楽器になって、実際に音を出せちゃうという「クラフトがっき」。テクノロジーの進化によって、音楽の楽しみ方もどんどん変化していますね。早く子どもと一緒に遊んでみたいものです! ぜひ、早い段階での製品化に期待しましょう。
また、KIDSTONEからはほかにも「ドレミファ採集」や「VOLLY」など、最新テクノロジーを使った楽しそうな開発が続々と進められているようです。こちらもぜひ注目しておきましょう!