こんにちは。2児の父親ライターの大塚拓馬です。突然ですが、皆さんは子どもと野球観戦に行ったことはありますか?
小さな子どもを連れて、狭い座席の中で野球を観るのはなかなか大変です。3時間も続く試合に子どもが集中するわけもなく、席から離れたがったり、暴れたがったり……。
しかし、福岡ソフトバンクホークスの本拠地であるヤフオクドームならそんな心配は必要なく、子連れのパパママでもゆっくり楽しめるという情報を入手。
そこで今回、福岡ソフトバンクホークスの球団スタッフのご協力をいただき、子連れパパママの野球観戦の楽しみ方を教えてもらいに行ってきました!
3歳の息子と一緒にヤフオクドームに到着!
「あったー!!」
僕の息子こーくんは3歳ですが、野球観戦は通算3回目。僕がホークス好きなので何度か付き合ってもらったのですが、もうすっかりヤフオクドームの形を覚えたようです。
ヤフオクドームにはコンコース内にベビーケアルームがあって授乳ができたり、キッズルームFAYという託児所があったりと、小さな子ども連れでも安心して出かけられることは知っています。
でも、こーくんはもう3歳で、野球やサッカー観戦を楽しめる男の子。今日はこーくんと一緒に思いっきり楽しみたいと思います。
いつもプレイボールぎりぎりにドームに到着するのですが、今日はこーくんと楽しめる場所を探すため、早めに遊びに来てみました。
ドームが近づくにつれ、こーくんのワクワク度は上がっていきます。少しドームの周りを歩いてみましょう!
大きなヘルメットのオブジェにびっくり
まずこーくんの目に留まったのは大きなヘルメットのオブジェ。
ヤフオクドームの7ゲートや3-4ゲート近辺に、様々なデザインのヘルメットのオブジェが置かれています。
ヘルメットの中に入れるので、記念撮影してもかわいい。こーくん本人も楽しそうにしくれていましたよ。
親子でヤフオクドームの外周を歩くだけでも結構楽しい
ヤフオクドームにはさまざまなものがあり、カメラを持って親子で歩くだけでも楽しむことができました。
ドームの周りには「暖手(だんて)」と呼ばれる手のオブジェがたくさんあります。手形に自分の手をはめて遊んでいました。
著名人と疑似握手をすることもできます。こーくんもホークスファンなら外せない、王会長と疑似握手。
今宮選手の写真のポーズをまねしてみたり……。
鷹観音という、ホークスの勝利を祈願する神社でお祈りしたり。
いろいろなおもしろスポットがあり、二人で記念撮影を楽しみました。
そんなふうにドーム周りでいろいろと楽しんでいたら、警備員さんが近づいてきて「どうぞ」と千賀投手のシールをくれました。
これにはこーくんも大喜び。子ども向けにシールを渡すサービスもやっているみたいですね。
グッズショップ「HAWKS STORE」には子供向けの商品がたくさん
グッズショップの「HAWKS STORE」にも入ってみました。
ホークス選手のバットやサイン入りユニホームが飾られていて、こーくんも興味深そうに眺めていました。
こーくんは好奇心の赴くままに店内をてけてけと歩き回ります。それを追いかける僕。グッズの種類が豊富ですごい。
KIDSコーナーのユニホームも種類がたくさん。「〇〇デー」などのイベントに合わせて頻繁に新しいユニホームが発売されるので、種類が豊富です。
子どもに似合うデザインのものを探すのも楽しいですね。
パパママにおすすめの席は断然「ECCキッズパーク」
今日の試合で僕が持っていたチケットは「A指定席」です。
福岡ソフトバンクホークスの球団の方にパパママのおすすめの席をうかがったところ「ECCキッズパーク」という回答が。
なんと「子どもが楽しめる遊具もある席」とのことだったので、試合前に見せてもらうことにしました。
「ECCキッズパーク」は、上質な観戦空間をコンセプトにしている「ビクトリーウィング」の種類のひとつです。
最大の特徴は、席の後ろにある遊具。
野球場とは思えないようなキッズゾーン。写真の奥にもまだ遊具が続いています。
こーくんも少し遊ばせてもらいましたが、豊富な遊具に大はしゃぎ。
仕掛けたっぷりの遊具に夢中になるこーくん。試合前なので他に子どもはいないのですが、一人でも楽しい様子。
キッズゾーンにいると、ここがヤフオクドームなのを忘れそうになります。しかし後ろを見ると、ヤフオクドームの屋根が。
ここはまぎれもなく野球場なのです。
遊具ゾーンを一歩出れば、ゆったりとしたソファ席で野球観戦をすることができます。でも、野球観戦そっちのけで遊び続ける子どもも多いのだとか。
これまで野球を観たいと思ってドームに来たのに、子どもが座席を嫌がって、試合中にコンコースを延々と何周も歩き続けるという親子がどれほどいたのでしょうか。
「ECCキッズパーク」なら、たまに遊んでたまに野球を観て…なんてことが可能になるのです。とっても快適。
食事はなんとビュッフェなので、自由に食べ放題です。子ども用の背の低いビュッフェもあって、子どもも一緒に食事を楽しめます。
(C)SoftBank HAWKS
スタジアムグルメを求めてコンコースを歩き続けて疲弊することもありません。トイレも「ECCキッズパーク」専用なので長蛇の列になることもありません。本当にいいことずくめです。
チケット代は試合によって異なり、大人が4800円~6000円、4歳~小学生が1800円~3000円です。(クラブホークス会員の場合は割引有)
3歳のこーくんはなんと無料。マジか。
食事や遊具が付いているにもかかわらず、S指定席(大人4000円~6500円)と同じような価格帯の設定にびっくり。
チケットはなかなか取れないのかと思いきや、球団広報の方によると他の席と大きな差はないとのことでした。
(C)SoftBank HAWKS
こーくんも楽しそうだし、パパママにはパーフェクトな席に思えます。ぜひ家族で行ってみたいですね。
2019年登場の「やまや めんたいこBOX」席もおすすめ
(C)SoftBank HAWKS
ホークス球団広報の方にもう一つおすすめしていただいたのは「やまや めんたいこBOX」というボックスシート。
外野席後方、ホークスビジョンの前にあるシートです。
明太子をイメージした机と椅子。ファミレスのような雰囲気でゆったりと野球観戦をすることができます。
外野席なので応援団との距離が近く、球場の雰囲気を感じながら野球観戦を楽しめます。
こちらの席は6名まで利用可能で、18000円~30000円です。
A指定席だけど全力で子どもと野球観戦を楽しんでみた
いろいろな席を見てきましたが、僕らの今日の座席はA指定席です。
普通の座席で子どもと野球観戦をする場合、どのように行動するのがベストなのか、球団広報の方に作戦を聞いて、実行してみました。
16:30 開場と同時に入場しマスコットとハイタッチ
一般開場時間には、球団のマスコットやオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」の方々が5ゲートでハイタッチを実施しているとのこと。これはこーくんと行くしかない!
この日はホークスのチアリーダーという設定のマスコット、ハニーホークがお出迎えをしていました。
でも、お昼から歩き回り、ECCキッズパークの取材で遊び疲れたこーくんはちょっと眠くなっちゃったみたい。ハニーホークも眠っているこーくんに東浜投手のシールをくれましたよ。
16:45 ドーム内のコンコースを探検
ヤフオクドームは2019年に大幅なリニューアルを施し、素晴らしいエンタメ空間に生まれ変わりました。こーくんと歩き回ってみて、こーくんが食いついたスポットをご紹介します。
まずはホークスの不思議なキャラクター「ふうさん」の巨大椅子。
見つけた瞬間、すぐに「あーっ!」と言って駆け寄っていました。これは7ゲートにあります。記念撮影にもおすすめです。
そして、1ゲートの壁につけられた人工芝。
大きなロゴと芝の緑がかっこよくて、野球観戦の気分を盛り上げてくれます。こーくんは芝を触って楽しんでいました。
ちなみに、実際の球場の芝とは違うらしいのですが、とっても嬉しそう。
17:15 ライトスタンド後方「RIGHTOP」へ
2019年に新登場した新スポット「RIGHTOP」という、ダグアウトを再現した場所があることを球団広報の方からうかがっていたので行ってみました。
すごい!想像以上にダグアウトでした。撮影セットみたいですね。
まるでホークスの選手になったみたいです。面白い。野球ファンの僕も、なんだかワクワク。
野球中継でよく出てくる、ブルペンに繋がる電話が置いてあったり…。
ベンチ入りメンバーが記されているホワイトボードがあったり…。
野球ファンならだれもが知っている部分がしっかりと再現されていて驚きました。
17:30 席でスタメン発表やイベントを楽しむ
席に戻ってきました。試合開始30分前にホークスビジョンでスタメンが発表され、球場全体が盛り上がります。
巨大なホークスビジョンの迫力には、大人も思わず息をのみます。なんか年々大きくなっていってる気がしますが、事実2019年にまた大きくなったそうです。
ドームの演出を楽しむ際に、子どもが喜ぶアイテムとしてぜひ導入したいアイテムがこれ。
スターフラッシュ(950円)です!(現在発売中のものとはデザインが違います)
こちらのスターフラッシュはドームの演出に合わせて、LEDがカラフルにピカピカ光ります。
これがこーくんのお気に入り。この日もずーっと腕に巻いて、光ったら喜びながら観戦を楽しんでいましたよ。
18:30 試合開始後に静かに席を立つ…
18:00に試合開始。1回表の攻撃が終わったら、僕とこーくんはしばし席を離れます。
ホークファミリー&ハニーズの写真撮影会に参加するためです!
7ゲートでは、2回の表裏のタイミングでこのイベントを開催しています。
みんなで記念撮影ができるのでおすすめです。それにしても試合の日のマスコットやハニーズは忙しいですね…。いろんなところで見かけた気がします。
19:30 ラッキーセブンでジェット風船
この日は非常に試合展開が早く、19:30の時点で7回裏を迎えました。
通常18:00プレイボールの試合なら20時すぎくらいに7回ということが多いかなと思います。
風船を手にこーくんは大喜び。「われらーのわれらのー ソフトバーンクホークスー!」の大合唱の後、一斉に風船が解き放たれると……
びっくりして真顔で風船を見つめていました。
この日は満員だったので、数万人の人が飛ばす風船に迫力を感じたみたいです。
20:30 試合終了
この日は20:30に試合が終わってホークスの勝利。短い試合でホークスも勝つというのが最高ですね。
普通だと試合終了21:00~21:30くらいでしょうか。かなり早い試合展開に助けられました。
ホークスが勝った試合後はスマホの電灯機能でも参加できる「スターライトウェーブ」!
客席の光が幻想的です。
こーくんもスターフラッシュで参加。ホークスビジョンの演出に目を奪われています。
そして最後は勝利の花火!
こーくんも真剣なまなざしで見つめていました。
楽しい一日になったので、よかったです。
ヤフオクドームは小さな子と一緒にパパママも楽しめる!
家族で野球に行こうと思うと、野球へのスタンスは家族でもそれぞれ。
お父さんが1回の表から試合終了まで見逃したくないと思っても、お母さんはホークスの攻撃以外は興味ないかもしれません。
子どもに関しては、スタジアムグルメとラッキーセブンの風船にしか興味はないかも。
そんな多様な観戦スタイルを受け入れてくれるのがヤフオクドームです。
スタジアムには他の場所にはないワクワク感があります。この記事をきっかけに、ぜひ子どもとのヤフオクドームデビューを果たしてください。
【参考】ヤフオクドーム以外の球場でも子供向けのサービスはあるの?
今回はヤフオクドームにフォーカスして野球観戦の楽しみ方をお伝えしましたが、野球観戦に行くときには、授乳室やおむつ替えスペース、子どもを遊ばせる場所があるかなどが気になりますよね。
ヤフオクドームに限らず、各球場では子どもを楽しませるような企画が行われていますので、ご紹介します。
メットライフドーム
利用料金が別途かかりますが、ライオンズキッズパークという、子どもが遊べるスペースがあります。
ベビー専用エリアや授乳室もあり、上手に活用することで、パパママも安心です。
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京セラドーム
「b’sルーム」という赤ちゃん休憩所が設置されています。
授乳室やおむつ替えベッドのある休憩室で、赤ちゃんを連れたパパママも安心です。
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札幌ドーム
試合開催の日にはチケットがあれば無料で使用できる「キッズパーク」と呼ばれる遊び場があります。3歳から小学4年生までが遊べる大型複合遊具コーナーや、2歳以下が使えるベビーコーナーがあります。
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ZOZOマリンスタジアム
試合前に遊べる「マリンひろば」、試合中に遊べる「キッズスクエア」をはじめ、託児施設やふわふわ遊具などが盛りだくさんです。ベビールームやベビーカーを一時預かるサービスも行っています。
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楽天生命パーク宮城
スマイルグリコパークという試合観戦チケットがあれば、子どもと遊べる遊園地があります。イーグルスキッズステーションのウェブサイトでは子供向けのイベントのチェックができ、便利です。授乳室やおむつ替えスペースも完備されています。
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東京ドーム
小学生以下の子どもを対象にしたキッズスペース「GIANTS KIDS PARK」があり、試合中に子どもと一緒に遊ぶことができます。また「ジャビットくんの部屋」という未就学児童が遊べる場所もあり、授乳室やおむつ替えスペースもあります。公式サイトでは詳しい情報がないので、現地でスタッフにお尋ねください。
横浜スタジアム
13通路階段横に子どもが遊べる「キッズパーク」があります。おむつ替えシートや授乳室もあり、ベビーカーの預かりサービスもあり、便利です。
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ナゴヤドーム
3階ライトスタンド後方に「ドラゴンズワールド」というキッズスペースがあります。ベビールームや託児所、ベビーカー置き場などもあり安心です。
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マツダスタジアム
授乳室やふわふわ遊具、ベビーカー置き場などがあります。多目的トイレには各所におむつ交換台もあり便利です。
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阪神甲子園球場
授乳室やおむつ交換のできる多目的トイレがあります。
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明治神宮野球場
授乳室や、おむつ替えができる「だれでもトイレ」があります。
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