女の子のいる家庭にとって3月3日は大切な一日です。桃の節句「ひな祭り」は、娘の健やかな成長に感謝する節目の日。家族揃ってパーティーをする家庭も多いのではないでしょうか。
定番のメニューとしてはチラシ寿司やハマグリのお吸い物などさまざまありますが、パーティーの締めくくりにはひな祭りにちなんだこんな可愛いデザートはいかがでしょうか?
せっかくなら、娘さんと一緒にキッチンにたって、一緒に手作りも素敵ですね。今回は難易度別にご紹介しますので、一緒に作れそうなものにチャレンジしてみるのもお薦めです。
初級編
普段料理のお手伝いはほとんどしないお子さんや、料理のお手伝いを始めたばかりの小さいお子さんでも簡単に挑戦できるメニューです。
菱餅風ゼリー(寒天)
ひな飾りの定番ともいえる菱餅をアレンジしたゼリーはいかがでしょうか。牛乳ゼリーの白色をベースに、イチゴ味などのピンク色と、抹茶味やメロン味などの緑色を用意します。ひし形の型がない場合には、牛乳パックを利用すると良いでしょう。
ポイントは1層ずつ固めることです。必ず下の段が固まってから次の段をいれましょう。また、ゼラチンを寒天に変えたり、それぞれの風味を変えることで色々なバリエーションが楽しめます。また、もっと簡単にイチゴやメロンのゼリーのもとなどを利用する方法もあります。
材料
- 粉ゼラチン
- 牛乳
- イチゴ牛乳
- 抹茶ミルク
作り方
- 粉ゼラチンをお湯で溶かし、抹茶ミルクと混ぜて型に入れる。
- 1.が固まったら、粉ゼラチンをお湯で溶かし、牛乳と混ぜて型に入れる。
- 2.が固まったら、粉ゼラチンをお湯で溶かし、イチゴ牛乳と混ぜて型に入れる。
甘酒寒天
ひな祭りの定番といえば甘酒も外せません。最近はペットボトルや缶などでも気軽に購入できます。牛乳寒天を作る要領で、牛乳+甘酒を寒天で固めてあげると子どもにも食べやすいデザートの完成です。イチゴなどを加えてあげるとより華やかな見た目に仕上がりお薦めです。砂糖を加えなくても自然な甘味が楽しめます。
材料
- 寒天
- 牛乳
- 甘酒
作り方
- 寒天をお湯で溶かす。
- 寒天液に、甘酒と牛乳を同量ずつ入れて混ぜる。(甘酒と牛乳の割合はお好みで可)
- イチゴなどと一緒に2.を型に流し入れ冷やし固める。
中級編
料理のお手伝いも板についてきた年代の女の子には、もう少し難易度をUPさせてより本格的なデザートに挑戦してみましょう。
春色ロールケーキ
ケーキ作りに興味が出てきた女の子にお薦めなのがピンク色のロールケーキ。生地に食紅やイチゴジャムを加えるだけで簡単に春色に染まります。桜の塩漬けなどを上にトッピングしてあげるとよりひな祭り感も盛り上がりますね。
またプレーンな生地にイチゴジャムなどを混ぜ込んだピンク色の生クリームを挟み込むアレンジも可能です。
材料
- 薄力粉…60g
- 卵…3個
- 砂糖…50g
- イチゴシロップ…50g
- 生クリーム
- イチゴ
作り方
- ボールに卵をほぐし 砂糖を2~3回に分け入れ泡立てる。
- シロップを入れてさらに泡立てる。
- 薄力粉をくわえ混ぜ合わせる。
- 型に流し込み、オーブンで170℃10分。
- 焼きあがった生地の粗熱を取り、泡立てた生クリームとイチゴなどを乗せてロールする。
アレンジティラミス
ティラミスといえば、コーヒーシロップのしみこんだスポンジとチーズクリームを重ね合わせ、表面にはココアパウダーが振り掛けられたイタリアンデザートの定番です。ちょっとほろ苦い大人味のスイーツですね。そこで、スポンジにイチゴ味のフルーツソースをしみ込ませ、また表面にイチゴ味のフルーツソースとイチゴをトッピングすると、子どもでも安心のアレンジティラミスの完成になります。
チーズクリームは生クリームとクリームチーズ、マスカルポーネチーズなどを混ぜ合わせて作りますがチーズの組合せを変えたりヨーグルトで代用したりなども可能です。手間でなければ大人用子ども用と作り分けても良いかもしれませんね。
材料
- クリームチーズ…100g
- マスカルポーネ…100g
- 砂糖…25g
- 生クリーム…200cc
- スポンジケーキ
- イチゴフルーツソース
- イチゴシロップ
作り方
- 生クリームと砂糖(半量)を泡立てる。
- 別のボールにクリームチーズ。マスカルポーネ、砂糖(半量)を混ぜ合わせる。
- 1.と2.を混ぜ合わせる。
- 型にスポンジを敷き、シロップをかけ、上にクリームを乗せる。
- これを何層か繰り返し重ねる。
- 上にイチゴソースを掛ける。
スポンジにかけるシロップをコーヒーシロップに。最後に掛けるソースをココアパウダーにすると大人用のティラミスが完成します。
上級編
普段からお菓子作りが趣味のお子さんとは、本格的に「桃の節句」を意識して、こんな和のデザートはいかがでしょうか。
イチゴ大福
ひな祭りの和のスイーツの定番といえば、桜餅。ですが、アレンジの幅広さから今回はイチゴ大福をご紹介します。皮となるお餅を作る際には砂糖を加えることで固くなりにくくなります。イチゴをお餅ではさむような桜餅風のスタイルで作ったり、あんことお餅で三角形に仕上げ頂点部分にイチゴを乗せると、イチゴ大福でお雛様が作れたりとアレンジも楽しめます。
材料
- イチゴ…15~20個程度
- あんこ
- 白玉粉…250g
- 牛乳…400cc
- 砂糖…160g
- 塩…少々
- 片栗粉
作り方
- イチゴは洗ってヘタを取り水気を切っておく。
- イチゴを1個ずつあんこで包む。
- 白玉粉、砂糖、牛乳、塩をミキサーにかけてこす。
- ミキサーでよく混ざったら、耐熱皿に移して15分程度蒸す。(途中で一度かき混ぜる)
- 白玉粉に火が通ったら取り出し、1個ずつスプーンで取り出し、片栗粉をまぶしながら生地を伸ばす。
- イチゴあんを生地で包んで完成。
ひな祭りのデザートは・・・
ひな祭りは女の子にとって大切な1日。是非、デザート作りは母と娘で楽しみたいですね。
去年よりできることが増えていたり、楽しくおしゃべりしたり、娘の成長を感じながら準備をする時間そのものが、「娘の健やかな成長に感謝する」ひな祭りそのものといえるかも知れません。今年も素敵なひな祭りの思い出の1ページが皆さんの家庭に残りますように。