【今日の読み物】子どものアルバムがワンパターン?!アルバムが華やかになる写真撮影10のコツ

子どもの写真はたくさん撮影していても、いざアルバムにしてみると「あれ、なんかワンパターン…」「同じような写真ばっかり」というお悩み、ありませんか?

小学生の息子を持つ筆者は、取材ライターとして様々な角度から写真を撮ってきました。

その息子のアルバムを見たママ友が口をそろえて言うのが、「いろんなカットがあってアルバムが華やか!」ということ。

今回はそんな「華やかなアルバム」を作るのための写真撮影のコツをご紹介します。

1.「笑って」は控えめに自然体をねらう

ついつい私もやってしまうのが「笑って!」という合図。しかし子どもは楽しいときにしか笑えないのが普通です。

ムスッとした顔、泣いた顔、照れている顔など、笑顔じゃない表情もアルバムに入っていると、表情豊かなアルバムに。ぜひ、「笑って!」は控えめに、自然な表情をねらってみてください。

2.手のアップ、目のアップもいい思い出になる

子どもの撮影となると「顔」を中心にとってしまいがち。ですが、幼児時代は体のパーツもまたその当時だけの素晴らしさがあります。もちっとした指や関節のえくぼ、小さな爪、長いまつげなど、ぜひその時だけのキュートな姿を伝わりやすくアップにして撮影してみてください。

後で見返したときに「こんなころもあったのね」とキュンキュンするアルバムになりますよ。

3.「そのとき」遊んでいるオモチャも撮影

子どもの成長は子ども自身の姿ばかりではありません。月齢が上がるにつれ、遊ぶオモチャの種類も変わっていきます。我が子も幼少期はプラレールに夢中でしたが、そのあと図鑑に夢中になり、生き物に夢中になり……と興味の対象はどんどん変わっていきました。

オモチャそのものは大掃除のときや、赤ちゃん連れのお友達が来たときに何気なく「ふと」手放してしまうもの。遊んでいるときにしっかり撮影しておきアルバムに挿入すると、後々必ず良い思い出としてよみがえります。

4.いたずらを見つけても怒らずにとりあえず撮影

子どもは興味本位で大人が思いもしないことをはじめます。危険がある場合は写真撮影などもってのほかですが、危険のない子どもの「可愛らしい」いたずらは、まずは撮影しておきましょう。あとでとても楽しい思い出になります

アルバムに挿入すれば楽しい場面を演出できますし、なによりすぐに叱るより、ワンクッションおけるので親側の心にもゆとりが生まれるかも?!

5.日常の一コマを何気なく撮影すると良い思い出に


▲小学2年生の頃、一生懸命掛け算を覚えた壁の記録。

ちょっとした日常の一コマの写真は、そのときはなんとも思わなくても、後で見返すと、人は忘れかけていた思い出をスルスルッと思いだすことができます。家族との団らんで楽しめるアルバムづくりにはぜひ、家の家具や壁に飾っているものなども、記録として撮影してみてください。

【アルバムに入れるために撮影すると効果的なもの】
・壁に飾っている絵:子どもの絵などはどんどん変わっていきます
・玄関に並んでいる靴:サイズが変わっていくので懐かしさ倍増!
・家電家具など:急に故障して買い替えるので撮影しておくと記念に
・よく使うお皿:よく使っているといきなり割れて生活から消えていきます
・お弁当:年齢によってお弁当箱の大きさ、内容が変わっていきます

6.旅行中は「看板」「風景」「料理」撮影を忘れずに

家族の顔ばかり撮影して忘れがちなのが「泊まった宿の建物」や「行った先の看板」など。これがアルバムに入ると明確に「どこに行ったのか」が分かりやすくなります。

また、お店などに行った歳は「箸袋」など店名が入っているものを撮影するのも、料理と一緒に撮影できるのでおすすめです。

「子ども中心のアルバムにそんなものは必要ない」と考える方もいますが、いざアルバムを作ると「どこに行ったかわからない」「素材として必要だった、撮影しておけばよかった」となるので、どうぞ撮影しておいてください。

7.背景を活かして後ろ姿を撮影すると「成長」が見える


▲カートをひっぱっているだけですが背景を利用して「自立していく」姿に。

子どもはどんどん自立していきます。お座りができるようになり、立てるようになり、歩けるようになり、走るようになり……。そんな少しずつ自立していく様子を「後ろ姿を撮影する」という手法で表現するのもおすすめです。背景も大きく入れると「世界が広がっていくイメージ」がでてくるので、よりドラマチックな印象になります。

8.子どもにカメラを渡してパパママを撮影してもらう

アルバムに徹底的に足りないもの…それは「夫婦の写真」。ついつい子どもばかり撮影して夫婦ツーショットの写真なんて何年も撮影していないパパママもいるのでは?「気恥ずかしい」という夫婦も、子どもが撮影してくれるなら良い記念になるのではないでしょうか。

子どもに「もっと笑って!」「ポーズとって!」と注文されたらぜひ応えてあげてくださいね。子どもはみんなカメラ撮影が大好きですからカメラを渡せばきっと名作を撮影してくれますよ。

9.同じ場所からの「ストップモーション撮影」も面白い


▲この角度から数十秒後ごとに撮影していくと…

いろんな角度から撮影するのも大切ですが、同じ位置から撮影を続けるというのも面白い写真が撮影できます。上の写真もそのまま同じ位置で撮り続けていると、このような動きのある写真が。


▲このような写真が!動きができるのでおもしろい。

方法は簡単!あえて、カメラの位置はずらさず、数秒または数十秒ずつ続けて何枚も撮影をします。すると、ストーリー性のある写真ができ、アルバムに並べていれると四コマ漫画のように動きがでて面白いですよ。

10.自撮り棒やタイマー使用で家族写真を撮るのも素敵

カメラ撮影のもっとも残念な点は「撮影者は写れない」ということです。カメラマンがママの場合は、ママのいない写真ばかり。そんな「残念」は、タイマーを使用して家族全員が写るように日常の一コマを撮影してみたり、自撮り棒+スマホカメラで全員くっついて撮影してみたりすることで解決しましょう!

さまざまな方法でカメラマンである家族もアルバムに参加すると、数年後「撮っといてよかったね」というアルバムになります。

いい写真がない時もあきらめないで簡単加工!


▲実際の筆者作成のアルバム。帯もつけて写真集っぽく仕上げています。

「とはいえ、撮影が苦手でいい写真が少ない」。そのお悩み、実は取材ライターも一緒です!

それを解決するのはやっぱり「加工」。パソコンにはもともと画像加工ができるソフトが入っています。

たとえば、Windowsシリーズは、カメラからダウンロードした画像をクリックするとれば右上に「編集ボタン」があらわれます。明るさや色、角度修正、切り抜きなどの簡単な加工をすることができます。

難しいソフトなどを使わなくても、ある程度修正ができるので「おしい写真」を「素敵な写真」に生まれ変わらせることも可能です。ぜひ、あきらめないで、加工にチャレンジしてみてください。

ちょっとした工夫で劇的に「誰が見ても楽しめるアルバムに」なりますよ。

東京都在住。野鳥撮影オタクの小学生と釣りキチ夫と3人暮らし。趣味が高じてヴィンテージ食器ネットショップを運営していた過去を持つオーガニック料理ソムリエ。毎日グツグツ、オーガニック玄米を鍋で炊いています。