【今日の読み物】子どもの知的好奇心を刺激する旅10選!ワクワクすると「好き」が増える!?

子どもにはいろんな経験をさせたい、そして好奇心旺盛になってほしい。そう思うママパパも多いのでは。

筆者も小学生の息子が3歳くらいのころから「どうやってこの子の脳を刺激しようか」「どうすればこの子の好奇心に火が付くのか」ということをよく考えて旅行の計画をたてていました。それは現在も進行形です。

今回は実際に行ってみた旅をまじえて「子どもの知的好奇心を刺激する親子旅」をご紹介。首都圏からなら日帰りもできるスポットもありますよ。

1.新幹線ホームに本物の新幹線を見に行く(上野駅)

小さな男の子は新幹線が大好き。ぜひ実物を見に行きましょう!なにも旅行に行かなくてもいいのです。「入場券」さえ買えば駅のホームには入場できます。価格は大人120~160円、子ども60~80円(2019年5月現在)。

新幹線を見られるホームは数あれど、圧倒的におすすめなのは上野駅新幹線のりば・のぼりホーム

駅のホームは乗客の出入りも激しく見学は邪魔になることも。しかし、上野駅ののぼりホームは東京駅で降りる人がほとんどのため降客も少なく、さらに長めに留まることも多いため小さな子どもでも見やすいのが特徴です。

また、東海道新幹線のように「N700」系ばかりではなく上越新幹線・長野新幹線・東北新幹線などが通るため車両の種類も豊富なのが魅力的。

注意すべきは、あくまでもホームですので乗客の邪魔にならないようにすること、そして常に子どもの安全を確認しながら見学すること。また、入場券は2時間までとなっているため、手短に見学しましょう。

2.サイの角をさわりに動物園に行く(伊豆)

「こんな動物ぜったいにさわることはできない」という動物を実際にさわってみる旅。

各地の動物園では直接動物にエサをあげることができるイベントなども行われていますが、静岡県の伊豆アニマルキングダムでは、なんと「サイにさわりなさい」というイベントが毎日開催中です。(※都合により中止になることもあります)

サイの角、さわったことありますか?一緒にさわって「実はサイの角は〇〇だった!」という事実に大人も驚くこと間違いなしですよ!

3.絶滅危惧種の生き物「トキ」を見に行く(佐渡島)

昨今、絶滅危惧種の動物のニュースも増えてきました。私たち大人も子どもたちと一緒に学ばなければならない時代です。

トキはなかなか出逢うことができない鳥ですが、新潟の佐渡島には「佐渡トキ保護センター」という保護施設でトキを見ることができます。

我が家の息子はこの見学で「環境保全」にも興味をもち、「最後のトキ ニッポニアニッポン」などの本を読み、感想文を積極的に書きはじめました。まさに、好奇心に火がついた状態です。

自然に飛んでいるトキを見たいなら、秋の稲刈り後の季節がねらい目。ツガイで行動しているうえに稲がないので見つけやすい!我が家も次は秋狙いです。

4.真珠って貝からとれるの?!真珠を取り出す(三重)

女の子はキラキラするものが大好き。鉱石を取りに行くのも楽しいけれど、貝から真珠を見つけるというのも発見と学びがいっぱい。

伊勢志摩旅行をするときにぜひ立ち寄りたいのが、真珠養殖している工房。アヤコ貝から真珠を取り出す体験ができ、そのあと好きなアクセサリーにアレンジすることができる真珠工房」などのお店は、ママと女の子だけでなく、宝探しが大好きな男の子も目を輝かせます。

材料を取り出すところから作るアクセサリーは、知的好奇心を刺激するだけでなく一生の宝物になるかも。

5.大室山で本当に地球が丸いのを確認する(伊豆)

地球が丸くて宇宙にあるということは、なんとなく絵や写真で知っている子も多いもの。でも、本当に自分が住んでいるこの場所は本当に星なの?

伊豆高原にある「大室山(おおむろやま)」は、まるで絵にかいたような鉢の形をした休火山。リフトに乗って手軽に頂上にいけるので、小さな子でも気軽に登れます。

そしてそこから太平洋をのぞめば、目の前に広がる丸みのある海。思わず我が家の息子も「地球って本当に丸かったんだね」とつぶやいた場所です。「私たちは“宇宙の星”に住んでいるだよ」ということをきちんと受け入れてくれました。

6.昆虫採集できるペンションに泊まりに行く

昆虫にはまる男の子は多いもの。昨今は意外と昆虫女子もいますよ!

夏休みは「本物がさわれる」イベントも多いのですが、業者がつかまえてきた昆虫を触るだけでは物足りなく感じたら、ぜひ「昆虫採集できるペンション」に泊まりに行きましょう。季節はもちろん、夏です。

全国津々浦々で「昆虫採集」ができますが、気を付けたいのは遠方に行ったとき時。

実はほとんどの航空会社が飛行機に昆虫を積むことを禁止しています。家までどうしても採集した昆虫を連れ帰りたいならば電車や車で帰るか「日本郵便」利用です。

日本郵便は唯一「昆虫」を宅配してくれます(2019年5月現在)。夏は暑いので、我が家は熊本県から「要冷蔵」でカブトムシとクワガタをなんとか無事に宅配してもらいました。

7.本物のクジラと泳げる海水浴場?!(和歌山)

クジラの絵本もたくさんあるので「いつかクジラと泳ぎたい」という夢を持っている子どもも、そして大人も多いもの。

実は和歌山県に気軽にクジラと泳げる海水浴場があるのをご存知ですか?

それが「くじら浜海水浴場。小さな入り江を「いけす」のようにしていて、夏季期間(2019年は7月1日~8月19日までの予定)午前と午後の二回インストラクターが放してくれます。クジラと一緒に泳げば、感動もいっぱい!

ちなみに近くの「くじらの博物館」では上記画像のように、カヌーでクジラとふれあうことも。これでもおっかなびっくり&感動です!日本にもこんな場所あるんですね。

8.未就学児でも猫をさわれる施設にいく(東京・足立区)

猫が大好きな子でも、近所の野良猫ちゃんはさわっていいのかちょっと心配。そして、連れて行ってあげたい猫カフェは未就学児NGな施設がほとんど。

そんなご家庭に朗報!東京都足立区にある「足立区生物園」では、乳幼児とその保護者のみ参加できる「ネコのきまぐれタイム」というイベントが毎日開催中です。

小学生以上の子どもは入場不可なので、小さい子がじっくり猫とのふれあい方を学ぶ機会をもてますよ!

9.都内で予約なし駐車場無料!?BBQ+海釣りを楽しむ(東京)

東京23区内に「駐車場代無料、BBQ予約不要、BBQ場所代不要、釣りOK」という夢のような公園があります。それが江東区にある「暁ふ頭公園」です。

我が家も子どもが未就学児~小学生低学年だったころは、安全に釣りができるのでよく行きました。下記はその子どもが釣ったクロダイ。

土日は朝早く来ないと駐車場がいっぱいに。またBBQや釣り道具のレンタルなどは一切なく、あるのはシンプルにトイレと自動販売機のみなので、必要なものはすべて持参する必要があります。

それでも「よし、明日BBQと釣りに行くか!」と思い立てばすぐに行けるのがありがたい!キャンプの練習にもおすすめです。(我が家のアウトドアもここからはじまりました)

子どもと一緒に釣りを始めるには絶好の場所。ちなみに公園は細長くそこまで広くないので、ボール遊びなどはおすすめしません。

10.ランプの灯りだけで夜を過ごす(岐阜県)

まだ未体験ながら、ぜひ我が子に体験させたいのが「ランプで過ごす宿」に宿泊することです。全国に数軒ありますが、特に筆者が体験したい宿は岐阜県の「ランプの宿 渡合温泉」。

昼間は自家発電で電気も使うようですが、夜はランプのみ。「もともと人間はこういう生活をしていたんだ」ということを素敵に体験できる、家族でワクワクできる宿として人気です。大手旅行予約サイトに登録されていないので、直接宿に連絡をとって予約します。

家族でランプのオイルのにおいをかぎながら過ごす夜はきっと子どもにとって刺激的なはず。実は筆者も小学生のころに体験して、そのことを今でも覚えています。

旅で好奇心を刺激すれば「好きなこと」が見つかる?!

「好きなことがたくさんある」それがどれだけ幸せなことか、大人になるとよくわかります。子どもにはたくさんの好奇心と「好きなこと」を見つけてほしい──。

日常の生活では触れることのない何かに出会うことを「旅」はサポートしてくれます。ぜひ、好奇心に満ち溢れるワクワクする旅を作ってみてください。

東京都在住。野鳥撮影オタクの小学生と釣りキチ夫と3人暮らし。趣味が高じてヴィンテージ食器ネットショップを運営していた過去を持つオーガニック料理ソムリエ。毎日グツグツ、オーガニック玄米を鍋で炊いています。